隊の活動状況
令和元年度新隊員特技課程及び一般陸曹候補生課程後期
並びに特技変換教育総合訓練
 第11特科隊(隊長髙山1佐)は、令和元年9月12日から13日の間、北海道大演習場西岡地区において、令和元年度新隊員特技課程及び一般陸曹候補生課程後期並びに特技変換教育総合訓練を行った。
 本訓練は、3ヶ月間にわたる野戦特科隊員としての必要な知識及び技能を修得するための、課程教育の集大成であり、教育の成果を確認するとともに、間もなく迎える中隊配置を見据え、戦力化の一助とする目的で行われた。
 新隊員は、命令下達を受けたのち、随行班による陣地の選定及び火砲の陣地進入から射撃までの一連の行動を行うとともに、砲班における照準手以下の基本的な行動を訓練して、各人の練度を向上させた。また、火砲の掩体構築訓練及び夜間における自衛警戒訓練を行うとともに、班長等による夜間の陣地占領要領の展示を研修した。
 訓練間は、隊長、教育隊長、各中隊長及び各中隊最先任上級曹長が見守る中、暑さに負けることなく、若者らしい元気な姿を披露するとともに、3ヶ月間で学んだ訓練成果を遺憾なく発揮した。
 総合訓練終了後、「教官助教の指導によく従い立派に成長している、自信を持って部隊に行ってほしい。」と隊長訓示を受け、新隊員達は、達成感に満ち溢れていた。
 新隊員ら20名は、9月18日の教育修了式の後、第10即応機動連隊及び第11特科隊に配属される。
命令下達

コンパスを使用しての火砲の進入準備

全速力で火砲を陣地に誘導
履帯跡を除去して陣地を秘匿
   
隊長による訓示
訓練終了後の記念撮影