隊の活動状況
令和元年度小樽市総合防災訓練
 第11特科隊(隊長 髙山1佐)は、令和元年8月30日、小樽市厩(うまや)岸壁に
おいて行なわれた令和元年度小樽市総合防災訓練に参加した。
 本訓練は、災害発生時の各関係機関との協力態勢の強化及び市民の防災意識高揚に寄与する目的で行なわれ、第11特科隊を始め、警察、消防、海上保安部等の33機関合計、297名が参加した。
 訓練内容は、「北海道留萌沖を震源とする推定マグニチュード7.8の地震発生により、小樽市において、震度6が観測された。」想定のもと、小樽市が、自衛隊、警察、消防及びその他関係機関と協力して、土砂崩れに巻き込まれたバスの乗員・乗客を救助するものであった。当初、車両進入が困難な地域へ自衛隊の偵察用オートバイを使用して、細部状況を確認したのち、土砂の排除を実施した。発見されたバスのドアを、人命救助システム(油圧カッター等)を使用して、バスから負傷者の救助を行った。
 訓練の終始にわたり、自衛隊らしい組織的な行動により救助活動を行い、迅速に任務を遂行するほか、消防等の装備品の使用方法や救助に関する意見交換が行われ、小樽市及び関係機関との連携の強化、市民の防災意識に寄与する等、今後の災害派遣時の資を得ることができた。
小樽市長による訓示

多数の関係者が参加

警察との情報共有
偵察用オートバイでの細部状況確認
   
迅速な器材搬入による的確な作業
油圧カッターを使用した負傷者の救護