隊の活動状況
平成29年度特科隊冬季戦技競技会
 第11特科隊(隊長 西島1佐)は、平成30年3月7日、北海道大演習場(島松地区)において平成29年度特科隊冬季戦技競技会を行った。
 本競技会は、積雪寒冷地における任務遂行の基礎を確立することを目的とし、アキオ曳行を含む各中隊対抗の部隊機動方式で行われ、所要時間は評価せず、チェックリストに基づき部隊の基本的行動及び隊員の基礎動作を評価した。
 各中隊は、各隊員の練度・技量を把握し、それに応じた適切な経路を計画するとともに啓開員(主力の前方を進行しつつ経路を選定し、主力の行進を容易にする)を複数前進させ最適な経路を選択したり、林内をトラバースで登坂する際はアキオの前後に人員を配置して切り返しを容易にする工夫をし、機動要領を熟考しながら指定されたチェックポイントを通過して行った。
 参加した隊員は、中隊の名誉をかけ、それぞれが個人の能力を最大限発揮し、1件の事故もなく競技会を終えた。
 厳正な審査の結果、昨年に続き第2中隊が優勝し、9日の閉会式において表彰された。

昨年度優勝中隊代表による選手宣誓
(第2中隊 小林士長)

地図判読で経路を選定する啓開班
(右から 第1中隊 阿部3曹 斎藤2曹 竹田2曹)

前進経路上の障害物を除去する隊員
(第2中隊 矢野3曹)
行進間隔を保ちつつ前進
(先頭から 本管中隊 星川曹長 旗本2曹 青山2曹)
地形に応じ速度を調節し滑降
(前方から 第2中隊 渡邊3曹 露木士長)
急な傾斜をトラバースで登坂
(第3中隊)
   
傾斜のある林内を力を合わせアキオ曳行
(右から 本管中隊 青山2曹 釣部1曹)
安全な速度を保ちつつ慎重に曳行
(前方から 第1中隊 竹田2曹 金山3曹)
   
休憩時に着替えをして体力を温存
(左から 第2中隊 藺牟田3尉 川畑3曹 小林士長)
急坂を登坂する第2中隊を激励する隊長
(写真左上)
   
下り斜面で重量のあるアキオを安全かつ慎重に曳行
(左から 第3中隊 高森2曹 渡邊3曹)
見事優勝を果たした第2中隊