隊の活動状況
令和2年度余市町原子力防災訓練
 隊(隊長廣岡1佐)は、令和2年10月31日(土)余市町で行われた令和2年度余市町原子力防災訓練に参加した。
 本訓練は、「後志北部を震源とするM6.8の地震により泊原子力発電所が全面緊急事態となった」との想定に基づき、余市町役場内に設置された余市町原子力災害対策本部で原子力合同対策協議会全体会議が行われるとともに、余市町豊浜地区で住民が孤立しているとの状況に対応して、豊浜地区から余市漁港(湯内地区)までの間を陸上自衛隊(第11特科隊)が、車両による住民の避難誘導を行ったのち、余市漁港(湯内地区)において、避難用船舶を準備した海上自衛余市防備隊(司令 大森1佐)に住民避難を移管する一連の行動を練成した。 
 防災訓練に参加した住民からは、「初めて、自衛隊の車両に乗りました。思ったより乗りやすかったです。」「いざという時は、よろしくお願いします。」などのコメントをいただき、原子力災害における余市町との協力態勢の強化及び町民の防災意識の高揚に寄与することができた。
原子力合同対策協議会全体会議

自衛隊車両へ乗り込む避難住民

余市漁港(湯内地区)において住民を誘導する隊員
海上自衛隊への住民避難の移管