令和5年3月から第1整備大隊最先任上級曹長に上番しました野瀬曹長です。

 私は、平成19年に第3後方支援連隊に転属してきましたが、それまでは桂の補給処で勤務していました。
当時陸士だった私は、他部隊から転属してきた先輩陸曹の方々から「こんなところ(補給処)に長くいてはいけない。」、
「ここの部隊(機関)だめだ」等々の話をよく聞かされるたびに、他部隊を知らない私は自然と補給処で勤務することに
後ろめたさを感じていました。今思えば、その陸曹の方たちは悪気があって言っていたのでは無く、前の部隊に強い誇り
を持っていたのだと思います。この後方支援連隊も多職種、他部隊からの多くの隊員で編成された部隊です。当然、今の
部隊より前の部隊に誇りを持っている隊員も多数います。自分の職種や部隊に誇りを持つことは、自衛官にとって大変重要な
ことであり、部隊を強くさせるための基本的要素だと思います。しかし、今自分はどこの部隊で勤務しているのか、今自分の
ポジションは何なのかということを客観的に考えて後輩隊員に話さなければ、部隊にとって悪影響を及ぼすことになるということを
認識しなければなりません。
 この第3後方支援連隊が最初の部隊となる隊員が、これからの自衛隊人生最後まで誇りを持てるような部隊になれるよう皆で
頑張っていきましょう。