師団は、令和2年8月15日(土)から「令和2年度北海道訓練センター訓練(第2次運営)等」を開始しました。
訓練参加部隊は、陸路及び海路の手段を使用して北部方面隊内の訓練場(上富良野演習場、矢臼別演習場)に向け、長距離機動を行いました。
戦略機動【往路:8月15~17日、27日】
15日 守山駐屯地を出発する第10通信大隊
15日 敦賀港に前進する戦車輸送組の車列(第35普通科連隊)
15日 フェリー乗船口まで戦車を誘導する隊員(第10戦車大隊)
15日 フェリー甲板において戦車を誘導する隊員(第10戦車大隊)
15日 戦車を積載したトレーラーの積載(第10後方支援連隊)
16日 勝どきをあげ任務完遂を誓う第33普通科連隊
16日 名古屋港に進入する第33普通科連隊の車両
16日 乗船待機のため集結する自衛隊車両
16日 春日井駐屯地を出発する第10施設大隊の重機積載車両
17日 力強く振り上げられた拳に任務完遂を誓う第10特科連隊
17日 事前練成訓練の対抗部隊役のため金沢駐屯地を出発する第14普通科連隊
17日 舞鶴港内を自走し乗船口に向かうFH70(第10特科連隊)
27日 敦賀港に進入する第10特殊武器防護隊の車両
27日 新型コロナウイルス感染症対策の体温計測
27日 フェリーに乗り込む第130地区警務隊の隊員
28日 苫小牧東港において下船する自衛隊車両
29日 東千歳駐屯地離脱時の第130地区警務隊の誘導
29日 燃料給油のため立ち寄った帯広駐屯地出発の景況
29日 矢臼別演習場へ進入する第10後方支援連隊
29日 上富良野演習場から約6時間の機動を完遂した戦車積載のトレーラー
9月9日 弥富港(愛知県)へ進入する第10特科連隊
9月9日 人員乗船の景況(弥富港)
9月9日 155ミリりゅう弾砲(FH70)の乗船景況(弥富港)
9月11日 釧路港に到着し下船する対砲レーダ装置(P16レーダー)
9月11日 下船するFH70(釧路港)
9月11日 特科連隊の矢臼別演習場への進入
事前練成訓練等【8月20日~9月2日】
20日 上富良野演習場に集結した33戦闘団
20日 戦闘団長 向田1佐(第33普通科連隊長)
21日 斥候要員の空路進入を支援する第10飛行隊
23日 四周を警戒し前進する第33普通科連隊
23日 敵の装甲車を発見し速やかに射撃態勢をとる第33普通科連隊
24日 逆襲対処へ向かう74式戦車(第10戦車大隊)
31日 交戦訓練用装置の照準点検を行う隊員(矢臼別演習場)
31日 通信システムの回線構成を行う第10通信大隊(矢臼別演習場)
9月2日 報道公開に伴いインタビューを受ける第33普通科連隊長
9月2日 師団長に状況報告を行う第33普通科連隊長
9月2日 訓練開始式の景況
9月2日 師団長訓示を真剣に聞き入る戦闘団
実動対抗演習【9月3日~9日】
HTCとは、「北海道訓練センター」の略称で、北海道の広大な演習場において諸職種協同の普通科連隊同士による実動対抗演習ができ、かつ、専門の評価分析官により適正な評価を受けることにより、諸職種協同等に必要な練度の維持向上を図る事ができる場です。
9月3日(木)から、第5旅団(帯広)の第6普通科連隊(美幌)基幹の防御する地域を、第10師団(守山)の第33普通科連隊(久居)が率いる第33戦闘団が攻撃する実動対抗演習を行いました。
9月4日 集結地において前進準備を整える第10戦車大隊
9月4日 集結地を出発する第10高射特科大隊
9月5日 UAV(ドローン)を使用した偵察活動(第33普通科連隊)
9月5日 小隊の前進要領について説明する隊員(第33普通科連隊)
9月5日 四周を警戒する隊員(第33普通科連隊)
9月5日 攻撃前進を開始する第33普通科連隊
9月5日 射撃緒元を点検・確認する砲班長(第10特科連隊)
9月5日 普通科連隊の前進支援射撃を行う砲班員(第10特科連隊)
中・重砲等長距離射撃訓練【9月11日~】
師団は、野戦特科部隊及び重迫撃砲部隊の射撃練度の維持・向上を図るため、約18キロの射程を有する矢臼別演習場において「中・重砲等長距離射撃訓練」を実施します。また、その中で野戦特科部隊に対して、射撃練度を評価する「師団特科隊(DA)実射検閲」を行います。
9月11日 DA実射検閲開始に先立つ統裁官訓示
9月11日 DA実射検閲統裁官訓示の景況
9月11日 陣地地域測量を行う測量班の隊員
9月11日 陣地占領後、速やかに火砲準備を調える砲班
9月12日 駐鋤溝を掘開(くっかい)する隊員
9月12日 駐鋤杭による射撃設備の強化
9月15日 風船による弾道気象の観測
9月15日 厳密に射向(砲身方向)点検を行う隊員
9月15日 迅速・精密に射角を合わせる照準手
9月15日 協力して弾薬を卸下(しゃか)する隊員
9月15日 砲班で活躍する女性自衛官(第3大隊)
9月15日 砲班で活躍する女性自衛官(第3大隊)
9月15日 航空機により目標を捜索・標定する空中観測者
9月15日 観測者の要求に基づき射撃を統制する射撃指揮班
9月15日 弾丸をセットし装填命令を待つ隊員
9月15日 装填の号令とともに息を合わせて弾丸を装填する隊員
9月15日 発射の統制を行う砲班長
9月15日 撃発レバーを引く照準手
9月15日 大迫力の射撃の景況
9月15日 大迫力の射撃の景況
9月15日 経過秒時をカウントし弾着予告を行う指揮班
9月15日 弾着の景況(空中破裂)
9月15日 射弾の判定・射撃の修正を行う前進観測班
9月15日 野外整備を行う特科直接支援中隊の整備員
9月15日 砲班員一丸で行う砲身の手入れ
9月15日 野外において射撃後の手入れを行う隊員
9月16日(水)からは、第14普通科連隊(金沢)及び第35普通科連隊(守山)が、重迫撃砲(120mm迫撃砲)の実弾射撃を行いました。
9月17日 コリメーターによる照準点の準備
9月17日 照準点の目印「標桿(ひょうかん)」の植立
9月17日 基本角により据砲する砲手
9月17日 弾薬を準備する弾薬手
9月17日 射撃号令を伝達する射撃指揮班
9月17日 射撃号令の復唱を確認する小隊本部
9月17日 射撃号令に沿った照準を迅速に行う砲手
9月17日 慎重に弾薬を装填する副砲手
9月17日 「準備よし」を報告する第1分隊長
9月17日 「準備よし」を報告する第2分隊長
9月17日 小隊陸曹による発射の統制
9月17日 小隊陸曹による発射の統制
9月17日 大迫力の射撃の景況
9月17日 大迫力の射撃の景況
師団戦闘射撃訓練【9月16日~21日】
第33普通科連隊は、矢臼別演習場から約300Km離れた上富良野演習場に練成の地を移し、陣地攻撃における諸職種協同能力の更なる向上と各種射撃練度の向上を図るため、「師団戦闘射撃訓練」を行いました。
9月16日 矢臼別演習場を後にする第33普通科連隊
9月16日 上富良野演習場に進入する第33普通科連隊
重迫撃砲(120mm迫撃砲)による攻撃準備射撃の景況
重迫撃砲(120mm迫撃砲)による攻撃準備射撃の景況
攻撃準備射撃の間、敵場を警戒しつつ態勢を整える隊員ら
攻撃準備射撃の間、敵場を警戒しつつ態勢を整える隊員ら
狙撃手による射撃の状況
74式戦車による射撃の景況
小銃小隊による射撃の景況
小銃小隊による射撃の景況
87式対戦車誘導弾による対機甲戦闘
87式対戦車誘導弾による対機甲戦闘
戦車と連携した射撃を行う小銃小隊
匍匐(ほふく)により敵陣地に近迫する小銃小隊
植生に身を隠し突撃支援射撃を要求する小銃小隊
軽迫撃砲(81mm迫撃砲)による突撃支援射撃の状況
全火砲による突撃支援射撃の景況
全火砲による突撃支援射撃の景況
突撃支援射撃終了と同時に一気に敵陣地へと近迫する小銃小隊
突撃支援射撃終了と同時に一気に敵陣地へと近迫する小銃小隊
戦略機動等【復路:~9月24日】
師団は、8月15日から始まった「HTC(北海道訓練センター)第2次運営等」の全ての訓練を無事終了し慣れ親しんだ矢臼別演習場の整備を行い、演習場を後にしました。各訓練参加部隊は、往路と同様に各フェリー会社の支援を受け、各駐屯地へ帰隊しました。
演習場内受け持ち区域の草刈りを行う隊員
演習場内受け持ち区域の草刈りを行う隊員(第10後方支援連隊)
泥が付着した舗装道路の洗浄(第10特殊武器防護隊)
轍が乾燥し凹凸になった場所の整地(第10施設大隊)
矢臼別演習場から戦車を輸送する後方支援連隊輸送隊
矢臼別演習場を離脱する普通科連隊
矢臼別演習場を離脱する特科連隊
矢臼別演習場を離脱する普通科直接支援中隊
釧路港において「はくおう」に乗船する隊員
苫小牧西港において自走で戦車を積載
苫小牧東港に集結する車両
守山駐屯地に到着した師団司令部
豊川駐屯地に到着した第10特科連隊
久居駐屯地に到着した第33普通科連隊