>航空自衛隊 中部高射群 第12高射隊 基地業務小隊 車両整備係 空士長 吉野 円 自衛官候補生 出身

多種多様な職種がある
自衛隊なら、
目指したい仕事が
きっと見つかる。

航空自衛隊 中部高射群 第12高射隊
基地業務小隊 車両整備係

プロフィール

空士長 吉野 円
自衛官候補生 出身

学生時代の留学経験や航空自衛隊のパイロットになった同級生など、いくつものきっかけを経て自衛官という仕事を選択した吉野さん。車両整備の仕事で達成感と成長を実感しつつ、イベントの司会といった多様な経験をする中で「自衛隊の魅力をもっと伝える」という新しい夢を見つけたそうです。自分が進みたいと信じた道で誇りを持ちながら邁進し、多様な仕事内容から新たな可能性を見出す姿は、まさに自衛官の仕事そのものです。

パイロットになった同級生が気づかせてくれた、
仕事の幅が多様な“自衛官”という仕事。

── 自衛官に応募したきっかけは何ですか?

高校の同級生に航空自衛隊のパイロットになった人がいたんです。その話を聞いて、私の未来にも自衛官という選択肢があることに気づかされました。戦闘機などに関われる仕事は他にはありませんし、宇宙などの最新技術にも携われる仕事であることを知って、自衛官という仕事がますます魅力的に感じました。
私は学生の時にアメリカに5年半留学していたのですが、日本の歴史や文化に対して尊敬の念を抱いてくれる海外のクラスメイトが多いことにとても驚いたんです。
他の国の方たちから愛される日本という国に誇りを感じましたし、そんな日本を守りたいと思っていたこともあり、自衛官になることを決めました。

── 自衛官の魅力について教えてください。

自衛官は本当に職種が多様なんです。
様々な仕事があるからこそ、自分の適性に合った職種に就くことができます。これは大きな魅力だと思います。
日本全国に基地があるため、各都道府県の風土や土地柄といった、その土地ならではの特色を体感することもできます。
さらに、自分の仕事がその地域、ひいては国防につながるという誇りとやりがいを常に感じられる仕事は他にないと思います。

── 迷いや不安はなかったのですか?

学生時代の留学先で印象的なことがありました。
海外のクラスメイトたちは、周りと比較するより、自分の気持ちに正直に行動しているんです。
その姿を見て、自分の進みたいと思った道に挑戦することの大切さを学びました。
ですから、自衛官と言う仕事が友人とは異なる少数派の道であっても、迷いはありませんでした。
今では、誇りを持って働ける仕事に就けたことに感謝して日々邁進しています。

達成感を味わいながら、様々なことに挑戦。
本当に目指したい姿が見つかった。

── 普段のお仕事について教えてください。

第23期自衛官候補生課程を卒業後、 第4高射群 第12高射隊に車両整備員として配属されました。
少し具体的に言うと、航空自衛隊の地対空誘導弾を運用するためのペトリオット関連車両というものがあるのですが、それらを整備する仕事です。
車両の修理や部品の交換など、新しいことができるようになる度に達成感を感じやすく、そういったところもこの仕事の好きなところです。初めて任された仕事で上司から完璧と褒めていただいた時は、自分自身の成長が感じられて嬉しかったですね。

── どんな時にやりがいを感じますか?

実際に車両を使う隊員など、周りの方々に感謝されることがあるのですが、その時に一番やりがいを感じます。直接声をかけられるとやっぱり嬉しいですね。
今後の目標は、車両整備員としてさらに専門的な技術や知識を獲得することに加えて、一人の自衛官として、自衛隊の魅力を発信できるような人になりたいです。そのために自分自身を磨いていきたいと思っています。

── 魅力を発信したいと思うような出来事があったのですか?

実は、自衛隊主催のイベントでアナウンサーのような仕事を体験しことがあるんです。
ブルーインパルスのパイロットを集めたトークショーの司会の仕事だったのですが、皆さんからお褒めの言葉をたくさんいただけたことが嬉しくて。
その時の会場の風景も印象に残っていて、もっと自衛隊の魅力を伝えたいと思うようになりました。

同性の先輩たちにも相談しやすい環境。
休日を満喫しながら、不安なく働ける。

── 普段はどのような生活を送っているのですか?

自衛官と言っても、一般企業の方の普段の生活となんら変わりありません。
平日は気の合う仲間たちとスマホゲームをするなど、好きな事をして楽しんでいます。
最近車を購入したので、休日はその車でショッピングに出かけることもあります。
運転すること自体も好きなので、琵琶湖一周をするなど、ドライブを楽しんだりしています。

── 周りの先輩や同僚はどんな方たちですか?

車両整備の仕事の中には力が必要になる場面もあるのですが、私は力仕事に自信があったわけではありません。
にもかかわらず快く受け入れていただき、今現在も様々な場面で配慮していただけているので、不安なく働くことができています。
先輩自衛官には女性も多くいらっしゃいます。
同性の先輩に相談がしやすい環境であることも、不安なく働けているポイントの一つだと思います。

── 自衛官を目指す方たちへのメッセージをお願いします。

はじめはどんな環境で働いているのかが想像しにくいこともあり、不安になることもあると思いますし、私もそうでした。
でも、実際に中に入ってみると、自衛隊には、とても暖かくて人間味あふれる方たちがたくさんいました。
「夢中になれることに一生懸命に取り組んでみたい」「誰かのために頑張りたい」という方は、ぜひ自衛隊入隊を考えてみてください。
私たちと一緒に頑張りましょう!

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