選抜試験の概要

1 一次試験
 (1) 一般教養
   国語、社会、英語、理科(物理、化学、地学(気象)の選択)
 (2) 自衛隊問題
   各種法律、国際条約等

2 二次試験
 (1) 航空適性検査
   航空機搭乗員として必要な判断力、正確性を検査するための試験
 (2) 航空身体検査
   主な検査項目及び合格基準は下記のとおり
    

検査項目 

 基準(男女共通) 
身 長  158cm以上190cm未満
胸囲・体重  身長と均整を保っているもの 
肺活量  男子3000cc以上(女子2400cc以上) 
血 圧  座位で収縮期血圧140mmHg未満100mmHg以上
     拡張期血圧 90mmHg未満 50mmHg以上
脈 拍  安静時100未満(1分間) 
視 力  両眼とも遠距離裸眼視力が0.2以上で矯正視力が1.0以上
      中距離裸眼視力又は矯正視力が0.2以上
      近距離裸眼視力又は矯正視力が1.0以上
 で、近視矯正施術(オルソケラトジーを含む。)を受けていないこと 
視 器  斜位、眼球運動、視野、調整力、夜間視力、色覚等に以上がないこと
聴 力  オージオメーターによる検査で正常なもの
歯 牙  歯牙の良好なもの(治療済可)
その他
・血液検査
・尿検査
・胸部X線検査
 1 身体健全で慢性疾患、感染症、四肢関節等に異常のないもの
 2 慢性疾患には次のものが含まれます。
  (1) 気管支喘息(治癒した小児喘息を除く)
  (2) 常時治療を要する又は感染症を伴う重度なアトピー性皮膚炎
  (3) 腰痛(5年以上無症状で再発の恐れのないものを除く)
    脊髄疾患に係わる手術を5年以内に受けたもの
  (4) てんかん、意識障害の既往歴のあるもの
    (ただし、乳幼児期に限定した熱性けいれん等を除く)
  (5) 過度の肥満症
 3 開腹手術の既往症(ただし、腹腔鏡下手術の実施後5年以上再発・後遺症がないもの等を除く)のないもの
 4 操縦士として航空勤務に支障のないもの

 (3) 体力検定
   体力検定は以下の6種目で実施
   @ 腕立て伏せ
   A 腹 筋
   B 3000m走
   C 懸 垂
   D ソフトボール投げ
   E 走り幅跳び
 (4) 口述試験
   航空機搭乗員及び将来の幹部自衛官としての資質を検する試験

3 その他
  上記についての細部質問は、自衛官の方は各部隊人事担当者
  その他の方は、各県の自衛隊地方協力本部広報担当者等にお尋ね下さい。