陸上自衛隊は、国際平和のための努力及び国際協力の推進に寄与するため、世界各地における国際平和協力業務や大規模な災害に際しての国際緊急援助活動及びイラク人道復興支援活動に対し主体的・積極的に取組んできました。
国際平和協力業務 派遣までの流れ
国連で平和維持活動、人道的救援活動、あるいは選挙監視活動についての決議が採択されると、国連事務総長や該当する国際機関・地域機関から日本政府に対し要請が届けられます。
これを受けて内閣総理大臣(国際平和協力本部長)は閣議を招集し、過去の活動実績や今後の実施計画、必要な政令・省令の整備といった事項を審議・決定し、その結果を国会に報告します。活動内容によっては国会の承認を経たうえで、「国際平和協力隊」を設置し、自衛隊の派遣を含む具体的な参加形態を決定します。
PKOとは
PKO(国際平和維持活動)とは、紛争後の国や地域の安定化を目的として、国連などの国際機関が実施する平和活動です。
停戦の監視、治安の回復、復興支援などを通じて、持続可能な平和の構築を目指します。
日本は1992年に「国際平和協力法(PKO協力法)」を制定し、初めてカンボジアへの要員派遣を行いました。以降、自衛隊は世界各地での活動を通じ、国際社会の一員として信頼と実績を重ねています。
PKO参加は、日本が「積極的平和主義」に基づいて国際貢献を果たす重要な手段のひとつであり、安全保障環境の安定にも寄与しています。
1950年の創設から現在に至るまで、
陸上自衛隊の多様な任務と進化の歩みをまとめたドキュメンタリー映像
国内での災害派遣、治安維持に加え、国際平和協力活動(PKO)など、グローバルな貢献も紹介しています。
ダイジェスト版
国際安全保障環境の改善のために重視する4つの分野
1. UNMISS(南スーダン支援・継続支援)
陸上自衛隊は、国連南スーダン派遣団(UNMISS)において道路整備や施設建設、水供給活動などを通じ、現地の生活基盤を支援。人道支援にも継続的に関与している。
2. 能力構築支援(Capacity Building)
日本独自の国際貢献として、開発途上国の軍や防災機関に対する教育訓練・ノウハウ提供を行っている。主に災害対応、施設工事、感染症対策などが中心。
3. 国連本部等への幕僚派遣
自衛官を国連本部や国際機関に派遣し、現地の運営支援や計画立案にも携わっている。国際舞台での連携力を高める重要な活動。
4. 国連PKO工兵マニュアル改訂等の知的分野における貢献
陸上自衛隊は、国連平和維持活動(PKO)に関する工兵部門のマニュアル改訂作業に参画し、現場で培った知見を国際基準へと反映。知的貢献を通じて、国連全体の活動の質向上に寄与しています。
各業務の活動写真
国際平和協力業務写真
(2011年~:南スーダン)
(2011年~2017年)
(2007年~2011年)
(2004年)
(1996年~2013年)
(1993~1995年)
(1992年)
国際緊急援助活動写真
(2015年)
(2013年)
(2010年)
(2010年)
(2009年)
(2005年)
(2005年)
(1998年)
海賊対処行動写真
イラク人道復興支援活動写真
(2004年~2006年)
(2004~2006年)
(2004年~2006年)