ご挨拶Greeting

令和4年9月15日
陸上幕僚長より皆さまへ

 陸上自衛隊WEBサイトをご覧の皆様、陸上幕僚長の吉田圭秀です。
 皆様により一層、陸上自衛隊をご理解頂き、身近に感じて頂けるよう、私から皆様に陸上自衛隊の活動等についてお知らせしていきます。
 本日は私から2点、パプアニューギニア独立国に対する能力構築支援成果及び令和4年度国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)オンライン訓練の実施状況についてお知らせします。

パプアニューギニア独立国に対する能力構築支援

 まず、陸上自衛隊は、8月15日から9月2日までの間、パプアニューギニアにおいて能力構築支援を実施しました。
 本事業においては、中央音楽隊から5名の隊員を派遣し、パプアニューギニア軍楽隊の約40名に対し、演奏、演出及び楽器整備の技術指導を行い、本年11月に実施予定の自衛隊音楽まつりにおいて高いパフォーマンスを発揮し得るよう訓練を支援することにより、同隊の自律的かつ主体的な練度の維持・向上を促すことができました。また、事業終了後の9月6日には、IPD22で、パプアニューギニアに寄港した海上自衛隊護衛艦「きりさめ」の見送り演奏を実施することができました。

演奏に係る技術指導
演奏に係る技術指導
「きりさめ」の見送り演奏
「きりさめ」の見送り演奏

令和4年度国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)オンライン訓練

 次に、9月10日から16日までの間、防衛省は、カンボジア、タイ及びモンゴルのPKO参加要員に対し、国連TPPの枠組みの下、「作業工程管理」に関するオンライン訓練を実施しているところです。
 本事業において、陸上自衛隊は、教官要員として施設学校等から4名を参加させ、参加各国の工兵要員約20名に対し、工事管理に関する訓練を実施し、PKOにおける施設能力の向上を図っているところです。
 なお、本年9月で、1992年に陸上自衛隊が我が国として初めてPKO部隊をカンボジアへ派遣してから、30年の節目の年を迎えました。この間、陸上自衛隊は、世界各国に部隊・隊員を派遣し、国際社会の平和と安定に寄与して参りました。

開始式(オンライン)
施設学校教官によるオリエンテーション(オンライン)

 今後とも陸上自衛隊は、要員派遣や能力構築支援などを通じ、国際安全保障環境の改善に積極的に寄与して参る所存です。



前のページに戻る

過去の陸上幕僚長 ご挨拶一覧

ページトップ