ご挨拶Greeting

令和3年3月26日 陸上幕僚長
着任のご挨拶


陸上幕僚長 陸将 吉田 圭秀
(Chief of Staff, GSDF General Yoshida Yoshihide)

 陸上自衛隊WEBサイトをご覧の皆様、令和3年3月26日付をもちまして第38代陸上幕僚長を拝命致しました吉田圭秀(よしひで)です。

 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、力による現状変更を厭わない地域大国や、核・ミサイルの開発を継続して不拡散体制への挑戦を続ける国家が近傍に存在する等、大変厳しい状況にあります。さらに、新型コロナ・パンデミックにより、国際社会の分断・対立が加速化する方向にあり、不確実性及び複雑性が益々増大する傾向にあります。これは、世界の安全保障問題が凝縮し、最大の焦点となっているインド太平洋地域において、我が国が、まさに最前線の地政学的位置に置かれていることによるものです。

 また、気候変動の影響もあるのか、毎年、梅雨の後半7月に、日本列島は、豪雨災害に見舞われ、自衛隊も災害派遣するのが常態化してきており、さらに、南海トラフ地震、首都直下型地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震等、大規模震災の発生確率も高まりつつあるとともに、今後も新型コロナに次ぐ新たな感染症の発生もありうる等、自然災害への備えも、ますます緊急性を増しています。  

 このような中、陸上自衛隊は、我が国においては、北は稚内・礼文、南は与那国島に至る各地で、地域住民の皆様にお支えいただきながら、いかなる事態が起きても国民の生命・財産及び領土を断固として守り抜く態勢をとるとともに、シナイ半島、ジブチ及び南スーダンにおいて、国際安全保障環境の改善のため、派遣された隊員達が日夜汗を流しています。

私は、着任に当たり、陸上自衛隊が、現在の厳しい安全保障環境に対応するのみならず、将来にわたり、我が国の安全を担保し、国民の負託に応えられるよう、15万人の隊員の先頭に立ち、「変革の加速」、「実力の進化」及び「信頼の増進」を合言葉に陸上防衛力のイノベーションを推進し、「多次元統合防衛力」を実現する強靭な陸上自衛隊の創造に邁進して参る所存です。

「刀を抜かないために真剣に刀を研ぐ」抑止力の要として、統合運用や日米共同の要として、地域社会との絆を繋ぐ要として、陸上自衛隊は、全隊員一丸となって、使命を果たしてまいります。

 皆様におかれましては、引き続き陸上自衛隊に対し、深いご理解を賜りますよう、心からお願い申し上げます。  

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