陸上幕僚長より皆様へGreeting

令和元年7月18日
米国出張及びインド太平洋地域での陸上自衛隊の活動について

 陸上自衛隊ホームページをご覧の皆様、陸上幕僚長の湯浅悟郎です。
 皆様により一層、陸上自衛隊をご理解頂き、身近に感じて頂けるよう、私から皆様に陸上自衛隊の活動等についてお知らせしていきます。


 今回は、私の米国出張について、また護衛艦「いずも」に乗艦していた水陸機動団の帰国を含むインド太平洋地域での陸上自衛隊の活動についてお知らせします。
 

アメリカへの出張について

 同国では、国連PKO参謀長会議に参加し、各国の参謀長級と、国連PKOが直面する課題について認識を共有しました。また、我が国が議長国として主導してきた国連PKO工兵部隊マニュアル改訂案をラクロワ国連平和活動局長に手交して参りました。
 本改訂作業は、陸上自衛官が議長としてリーダーシップを発揮し、IED対処等新たな要素を取り入れる複雑な作業にも拘らず、数種類あるマニュアルの中で、本マニュアルだけが当初の計画通り約6カ月で改訂作業を完了しており、ラクロワ局長をはじめ、参加各国から陸上自衛隊の業務の進め方について称賛を受けています。
 さらに、カレ活動支援局長とも懇談を行い、国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(RDEC)への貢献について、感謝の言葉をいただきました。
 同局長は、陸上自衛隊教官団の規律の高さと訓練生の目線に立った懇切丁寧な訓練について高く評価されていて、PKO関連の会合等で各国にも紹介して頂いています。
 一例として、同局長が7月8日にナイロビを訪問し、RDEC教官団を視察した際、「あるタンザニアの訓練生が、訓練終了に際し『これほど熱心な教育は、今までの人生で受けたことがない』と、陸自教官団に感謝を述べた」というエピソードを紹介し、陸自の訓練を称賛されています。また、川村国連日本政府代表部次席大使との懇談では、国連の会合に参加した際、アフリカ諸国の大使から「日本の能力構築支援への取組みに感謝、ぜひ継続してほしい」と、日本の貢献への感謝で盛り上がり、日本の取組みの素晴らしさを実感したという話の紹介がありました。
 このように、国連及び各国から、我が国の取組みについて非常に高い評価を得ていることが確認できました。また、ミリー米陸軍参謀総長と懇談を行い、陸上自衛隊と米陸軍との間の更なる連携の強化に資する意見交換を行って参りました。


国連PKO参謀長会議

国連PKO参謀長会議

ラクロワ国連平和活動局長への工兵マニュアル改訂案の手交

カレ国連支援活動局長との懇談

ミリー米陸軍参謀長との懇談

インド太平洋地域での陸上自衛隊の活動について

 護衛艦「いずも」に乗艦していた水陸機動団が、7月10日、約2ケ月半にわたる乗艦を終え、帰国しました。
 この間、艦内での訓練、体力練成等に係る検証並びに艦艇勤務に係る実習・研修等を行い、水陸両用作戦能力の向上の資を得ることができました。また、寄港先国においては、各国陸軍・海兵隊等との防衛交流、能力構築支援を行い、各国との関係強化に寄与することができました。
 陸上自衛隊としては、これまでもインド太平洋地域各国との各種訓練、能力構築支援、RDEC、防衛交流、また会議等を実施しています。  
 今後も、各種行動を通じ、インド太平洋地域の平和と安定に積極的に関与して参る所存です。なお、現在、水陸機動団はオーストラリアにおける米海兵隊との共同訓練(タリスマン・セイバー)にも参加しています。
 インド太平洋地域の安全保障環境の構築に加え、我が国防衛に資する能力の向上も着実に実施して参ります。

 

ロープ訓練

体力練成

止血法(訓練・展示)

防衛交流(シンガポール)

防衛交流(ブルネイ)

防衛交流(フィリピン)

乗艦協力プログラム

能力構築支援(マレーシア)

能力構築支援(フィリピン)
 


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