防衛装備庁

お知らせ

(旧)電子装備研究所

03.04.01
新たに次世代装備研究所が発足しました!

概要

通信、情報処理、レーダ及び光波技術などの研究を行っています。

情報通信研究部

情報処理技術、通信ネットワーク技術、サイバー技術についての考案、調査研究及び試験評価

センサ研究部

電波センサ及び光波センサ技術についての考案、調査研究及び試験評価

電子対処研究部

電波及び光波による妨害・欺瞞技術及び高出力の電波及び光波による電子攻撃技術についての考案、調査研究及び試験評価

飯岡支所

電波及び光波による大気中の伝搬特性、目標の反射特性及び放射特性及び電磁環境に関する技術についての考案、調査研究及び試験評価

主な研究内容

弾道ミサイル・ステルス機対処技術

遠距離探知センサシステムの運用構想図

遠距離探知センサシステムは、先進的なレーダシステムと赤外線センサシステムをデータ融合させることにより、弾道ミサイル、ステルス機及び巡航ミサイルを遠距離で探知するものです。本システムには、電子装備研究所が将来センサシステム(搭載型)等で確立したセンサ技術が応用されます。

適応制御ミリ波ネットワ-クシステム

近年のネットワーク中心の戦いにおいて、増大する通信所要に対応するため、ミリ波帯において、高速大容量移動通信を実現するための通信システムです。

GaN(ガリウムナイトライド)増幅器を用いたアクティブ・フェーズド・アレイ空中線と通信制御技術を組み合わせることにより、マルチアクセス、マルチホップ可能なミリ波高速ネットワークの構築を実現します。

高出力レーザシステム

高出力レーザシステムのイメージ図
高出力レーザシステムの迎撃フロー

高出力レーザシステムは、高出力で集光性に優れたレーザ発生装置、移動目標にビーム照射可能な追尾照準装置及びビーム指向装置等で構成されます。迎撃フローに示す様に、赤外線カメラで高速目標を追尾し、高出力レーザ光を集光させ、撃破するまで追尾・照準・照射します。

次世代警戒管制レーダ

次世代警戒管制レーダの将来構想図

将来のステルス機や弾道ミサイルなどへの対応のため、複数の空中線からの信号を合成するMIMO(Multi-Input Multui-Output)レーダ技術を適用し、比較的小型の空中線を分散配置して、個々の装置規模を抑えつつ、大開口レーダと同等以上の探知性能を実現する分散型レーダの研究をしています。

電波反射特性評価技術

航空機、艦艇、車両等の電波反射特性(RCS)屋外計測装置とコンピュータによるRCSシミュレーションを用いてステルス性を評価する技術で、新規装備品の開発及び既装備品の改修、運用面での検討を行う上で不可欠です。将来の航空機、艦艇、車両等のステルス化の検討に活用可能な技術となります。

現在、飯岡支所で屋外において大型目標のRCS計測が可能となるRCS計測場の整備を実施しています。

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