第46代西部航空方面隊司令官
稲月 秀正(INATSUKI Hidetada)
防大35期
埼玉県出身
令和5年3月 現職に就任
みなさんこんにちは。
本日もホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
5月の福岡では、気温30度を超える真夏日と肌寒く湿った雨天の日が交互にやってきて、洋服選びと健康管理にきめ細やかな注意を要する日々でした。
沖縄県を皮切りに各地で梅雨入りとなり、紫陽花が見頃を迎える季節となりました。
去る5月28日、四国九州エリアで実施された総合防災訓練に、西部航空方面隊からも関係部隊より隊員をはじめ航空機や水タンク車が参加して、各種災害対処活動を実施しました。(福岡県、長崎県、鹿児島県、高知県)
具体的には、現地災害対策本部における調整をはじめ、航空機による被害情報収集、孤立住民の救助、負傷者の輸送、給水活動などの訓練展示を行いました。航空自衛隊が保有する航空機を迅速に発進させることで、いち早く現場に進出し、情報収集から各種輸送業務に至るまで、スピードを求められる各種活動に従事することができます。
また、水タンク車は、孤立または断水地域における給水活動を行いますが、特に過去の災害派遣においては大量に上水道を必要とする病院等への給水に大きく貢献しています。
西部航空方面隊においても、各種災害へ迅速かつ適切に対処できるように、県や市町村が計画する防災訓練に積極的に参加し、自治体をはじめ警察や消防といった関係機関と連携を図ることで、日頃より「備え」と「構え」を維持しています。
引き続き、基地が所在する地域の皆様におかれましては現場部隊の諸活動に対し、ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
令和5年6月1日
西部航空方面隊司令官
空将 稲月 秀正