沿革

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当別分屯基地(第45警戒隊)は、石狩平野に広がる人口1万6千人の当別町及び人口200万の大都市札幌を眼下に見下ろす標高418メートルの阿蘇岩山に陣を構える。春は、特産品の花に心和み、夏は祭りで威勢良く、秋には実り豊かな作物で体力を付け、冬は、平均降雪量約7メートルの豪雪や強い風と戦い、北海道のレーダーサイトの中枢として、休む暇なく日夜北の空の監視を続けている。
米国第5空軍は、日本におけるレーダー網の建設設備を昭和27年から開始し、昭和28年9月に松島レーダー基地を撤収した兵員をもって当別に展開、阿蘇岩山に基地を策定してレーダー工事を昭和29年6月に完成、同年11月15日兵員200名、軍要員30名をもって編成を完了しました。
北警団の前身である北部航空警戒隊の隷下部隊として昭和29年11月15日に青森駐屯地で編成された第1中隊第1小隊(9011部隊と呼称)が、昭和30年1月15日に阿蘇岩山に到着し、編成を完結しました。これが当別分屯基地の創設となります。その後、昭和34年米空軍からサイト移管を受け、昭和36年7月15日の改編により、部隊名が第45警戒群となりましたが、この度、令和3年7月1日の改編により、現在の第45警戒隊へと移行しました。
昭和28年11月 米軍レーダーサイト建設
昭和30年 1月 北部訓練航空警戒第1中隊展開
昭和34年11月 米空軍から移管
昭和36年 7月 第45警戒群に改編
昭和48年 7月 3次元レーダーJ/FPS-1運用開始
平成 7年 5月 3次元レーダーJ/FPS-3運用開始
平成17年 9月 部隊創設50周年
平成27年 1月 当別分屯基地開庁60周年
令和3年 7月 第45警戒隊に改編