南西航空方面隊
Southwestern Air Defense Force

　南西航空方面隊所属隊員を紹介します。
　今回も、沖縄県南城市に所在する知念分屯基地から紹介します。 今回紹介するのは、２０１９年度航空自衛隊連合准曹会（※１）優秀若年隊員として表彰された第５高射群第１６高射隊（※２）所属の石原３曹です。

※１　航空自衛隊連合准曹会とは、全国の航空自衛隊各基地等にある１等空曹から准空尉までの会員からなる准曹会の連合組織です。 精強な航空自衛隊の基盤となる人を育てることを目的として活動しており、年に１度隊員の模範となる顕著な功績をした２曹、３曹で３５歳以下の隊員を表彰しています。

※２　高射隊とは、戦闘機及び警戒管制部隊と連携して、我が国に侵攻する航空機及び弾道ミサイル等を ペトリオットミサイルにより破壊することを主たる任務とする部隊です。

石原３曹	式典での記念写真

　所属　第５高射群第１６高射隊
　階級　３等空曹
　名前　石原　正樹
　年齢　３０歳
　出身　島根県
　入隊　平成２４年

式典で演奏する石原３曹	インタビュー風景

【－】　　受賞した時の感想を教えてください。
【石原】　選ばれたことを知った際はとても驚きました。表彰式では、多くの方々に祝福していただき、光栄でした。

【－】　　普段は、どのような業務を行っていますか？
【石原】　総括班の情報保証係として、情報システムや通信系の維持管理といった情報保証業務を行っています。

【－】　　自衛官になった理由は何ですか？
【石原】　国防に携わることで平和に貢献したかったので入隊しました。

作業風景	作業風景

【－】　　自衛隊に入って良かったと思うことを教えてください。
【石原】　規則正しい生活で健康と体力を向上できることです。また、業務以外でも自己実現したり、社会に貢献したりする機会を大事にしてくれることです。

【－】　　休日は何をしていますか？
【石原】　楽器を弾いたり、本や映画を楽しんだり、体力練成（主に持続走）をしています。また、去年から、折に触れて遺骨収集のボランティアに参加しています。

【－】　　ここで、第１６高射隊准曹士先任　屋嘉比准尉から石原３曹のことを教えてください。
【屋嘉比】　石原３曹は島根県出身、日頃から後輩隊員の面倒をよく見てくれる思いやりのある優しい隊員です。 学生時代は沖縄芸術大学の音楽科を専攻していたため、沖縄での生活は十数年になり、心も体も「ウチナーンチュ（沖縄人）」になっています。 そのため、幼少から習っているヴァイオリンの演奏能力を活かし、地域の児童、生徒と音楽を通じて交流を図り、自衛隊に対する理解促進に大きく貢献してくれる頼もしい隊員です。

右は上司の吉田１曹	上司と准曹士先任と庁舎前で

【－】　　石原３曹の今後の目標を教えてください。
【石原】　空曹として後輩隊員を育成し、模範であり続けることです。また、音楽を通した部外との交流を継続することです。

【－】　　最後に、これから自衛官を目指そうとしている人達へ一言
【石原】　自衛隊では、多種多様な仲間や仕事に出会うことで新たな自分を発見することができます。夢がある人も、やりたいことが見つからない人も、まずは入隊してみることをお勧めします。

作業服での敬礼	庁舎屋上でのカット