令和8年 司令官 新年のご挨拶

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 平素から航空開発実験集団の活動に対して、ご理解とご支援を賜っております皆様におかれましては、新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

 年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、2月に大船渡市山林火災、その後、静岡の竜巻、東京・神奈川の大雨、八丈島の暴風、大分市大規模火災など思わぬ災害が多く発生しました。改めまして、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

 一方で、大阪・関西万博や世界陸上の開催により、多くの外国人が日本を訪れる国際親善と交流の年でもありました。

 そうした中で、現在、我が国を取り巻く安全保障環境は急速に変化しており、航空防衛力に求められる技術的要件も日々高度化・複雑化しています。今後は、従来の枠組みでは対応しきれない新たな技術領域での挑戦が不可欠になります。加えて、少子化による人的資源の制約が進む中、限られた人員で高い成果を上げるためには、官民による連携をより密接にすることが重要であり、試験評価の要領そのものを時代やニーズに応じて進化させる必要があります。その一環として、航空開発実験集団は、研究開発分野におけるデジタル・トランスフォーメーションについて積極的に検討を進めており、AIやデジタル技術の活用による試験業務の効率化・高度化を目指しています。

 航空自衛隊唯一の研究開発専従部隊として、宇宙を含む「空(宙)の勝利は技術にあり」という信念を胸に、いつまでも変わらない本質的なものは忘れず、新しい時代とともに変化を重ねているものをうまく取り入れていくことで組織を進化させ、技術面から役割を果たすべく任務遂行に邁進して参ります。

 令和8年の干支である「午」(うま)は、遠くまで人や想いを運び、力強く駆け抜ける姿から「前進」や「発展」の象徴とされています。飛躍の年となりますよう皆様のますますのご発展、ご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。


令和八年一月吉日

航空開発実験集団司令官 空将 小島 隆