概要
一般空曹候補生及び自衛官候補生等として入隊した隊員の中から、それぞれの所要期間経過後、選考により３等空曹へ昇任の予定が確定した者が「空曹予定者」に指定されます。指定後、航空教育隊（山口県の防府南基地または埼玉県の熊谷基地。ただし女性は全て防府南基地）において、約２か月間空曹として必要な知識・技能（分隊の指揮、体育の指導等）を修得し、本課程を卒業した後は、それぞれの所属部隊に戻ってから空曹に昇任し、更なる活躍をしていくこととなります。
入校式
令和２年８月２１日（金）に第１２２期初任空曹課程及び第２３期空曹予定者課程の入校式を実施しました。全国の各部隊から集結した若き空曹予定者４３９名及び初任空曹者３名は、空曹としての資質を養うため、各学生はそれぞれに目標を掲げ、課程教育に邁進します。入校式は新型コロナウイルス対策の一環として、会場を分散して行いました。
導入期における点検
令和２年９月３日（木）に導入期における点検を実施しました。空曹に必要な基礎的知識の修得状況及び課程履修にあたっての心構え等について確認をしました。学生は、一人一人が自ら考え、行動するという率先垂範の精神のもと、学生全員が協力し、点検に臨みました。まだまだ努力や改善が必要な結果でしたが、本課程履修への高い意識が感じられました。
駅伝競技会
令和２年９月８日（火）、９日（水）に駅伝競技会を行いました。目標は、学生が自分たちで競技会を計画し、運営することです。
学生は、全員、競技会運営のため係勤務に服したほか、競技については各班が団結し、優勝目指して全力で臨みました。
行進訓練
令和２年１０月２日（金）、令和２年１０月６日（火）、令和２年１０月９日（金）に地域のご理解、ご協力の下、災害派遣を想定した行進訓練を実施しました。学生達は、分隊長としての指揮要領を学びつつ、目標地点まで、 仲間と声を掛け合いながら、統制された一定の速度で行進し、非常時に対する心構えを確固たるものとしました。
拠点警備訓練
令和２年１０月５日（月）～６日（火）、令和２年１０月８日（木）～９日（金）、令和２年１０月１２日（月）～１３日（火）に雨天の中、拠点警備訓練を実施しました。準備から撤収まで夜通しで訓練を行い、 雨や寒さに負けずに昼夜の警戒監視方法や分隊長としての指揮要領を学びました。
群合同武道競技会（１２２期初任空曹及び２３期空曹予定者課程）
令和２年１０月２３日（金）に群合同武道競技会を行いました。種目は、銃剣道及び剣道の２種目で、それぞれ各中隊の代表者が練成の成果を競いました。 学生達は勝敗にこだわる勝負師としての一面を見せつつも、「礼」を重んじて互いの健闘を讃える武道精神で、大会を大いに盛り上げました。
銃剣道
剣道
トーナメント表 銃剣道優勝１３中隊 剣道優勝１１中隊
完成期における点検
令和２年１０月２６日（月）に完成期における点検を行いました。入校以来、行進訓練や拠点警備訓練等の各種訓練を通じて、空曹として必要なリーダーシップやフォロワーシップ の修得に努めるとともに、「自ら考え、行動できる空曹」となるべく、主体的な学生活動に取り組んできました。 この日、今課程での集大成を発揮するべく、学生は気合い十分で受検し、点検官（群司令）から高い評価を受けました。服務点検 隊容点検 教練点検
卒業式
令和２年１０月２９日（木）に航空教育隊司令執行のもと、第１２２期初任空曹課程及び第２３期空曹予定者課程の卒業式がリモートにより行われました。苦しい訓練を乗り越えた自信と多くの知識や技能を手に入れた喜びから、学生は晴れ晴れとした表情で卒業証書を受け取っていました。卒業を迎えた空曹予定者４３９名及び初任空曹の３名が全国各所の任務地において活躍すると信じてます。
第１２２期初任空曹予定課程及び第２３期空曹予定者褒賞隊員
航空教育隊司令褒賞受賞者
| 所属 | 階級 | 氏名 |
| 第９航空団整備補給群（那覇） | 空士長 | 阿部 大二郎 |
| 北部航空警戒管制団第１８警戒隊（稚内) | 空士長 | 安部 直樹 |
| 第１３飛行教育団整備補給群（芦屋) | 空士長 | 井上 茉光 |
| 第８航空団整備補給群（築城） | 空士長 | 表 翔馬 |
| 第３高射群整備補給隊（千歳） | 空士長 | 小久保 奏志 |
| 航空教育隊第２教育群（熊谷） | 空士長 | 小原 大知 |
| 航空教育隊第１教育群（防府南） | 空士長 | 鈴木 智之 |
| 第１１飛行教育団基地業務群（静浜） | 空士長 | 西川内 良洋 |
| 飛行点検隊飛行隊 (入間） | 空士長 | 西川 綾 |
| 第２航空団基地業務群（千歳） | 空士長 | 藤田 麻比呂 |
| 航空救難団新潟救難隊（新潟） | 空士長 | 宮脇 翔太 |
第２教育群司令褒賞受賞者
| 所属 | 階級 | 氏名 |
| 第６航空団整備補給群（小松） | 空士長 | 浦住 聖 |
| 第３航空団基地業務群（三沢） | 空士長 | 榎本 卓也 |
| 第２高射群第６高射隊 （芦屋） | 空士長 | 神田 直人 |
| 航空救難団整備群 （小牧） | 空士長 | 栗原 運季 |
| 第７航空団司令部 （百里） | 空士長 | 剣持 悠也 |
| 第２高射群整備補給隊 （芦屋） | 空士長 | 高坂 大生 |
| 西部航空警戒管制団基地業務群 （春日） | 空士長 | 新野 由人 |
| 中部航空施設隊第２作業隊（小松） | 空士長 | 西田 圭佑 |
| 第２航空団基地業務群 （千歳） | 空士長 | 平田 健太朗 |
| 中部航空警戒管制団第４６警戒隊 （佐渡） | 空士長 | 廣末 将大 |
| 第４術科学校 （熊谷） | 空士長 | 武川 悠 |
| 航空保安管制群岐阜管制隊（岐阜） | 空士長 | 本池 冬弥 |
