自衛官候補生

概要

 採用後、自衛官候補生(特別職国家公務員)に任命され、航空教育隊(防府南基地の第1教育群又は埼玉県熊谷基地の第2教育群。ただし、女性は全て防府南基地)において、自衛官になるために必要な基礎的教育訓練に専念するものです。

 主に隊員としてのしつけ、教練及び体育の基本動作並びに服務等の基礎的事項の修得を行います。3か月後に2等空士に任官し、空士として必要な講習を受け、本人の希望や適性及び組織要求によって「職種」が決定します。教育隊卒業後は、職種ごとの術科教育を受け、赴任した部隊で任期制自衛官として活躍することとなります。

 任期制自衛官とは、2等空士に任官後、2年9か月を一つの任期として勤務する隊員を言います。本人の希望により更なる任期(2年)の継続も可能です。入隊後約3年経過以降、昇任試験によって選抜された者は、「3等空曹」に昇任し、定年まで勤務することとなります。

※教練とは、「気をつけ」「右へならえ」「敬礼」などの規定された号令や動作を言います。

学生着隊・受入

学生着隊・受入

  令和元年11月28日(木)及び29日(金)に第18期自衛官候補生が着隊しました。新たに仲間になった新入隊員と自衛隊の基礎を教える班長(教官)との初対面となりました。

入隊・入校式

特集記事

 教育や訓練に対する感想を学生自身の言葉で掲載します。

入隊・入校式

 「着隊」
 着隊までの道中は、不安な気持ちでいっぱいであり、また、到着したときも右も左もわからず困惑していましたが、優しい班長や班付のおかげで落ち着いて行動することができ、不安を解消することができました。
 夜のベットメイク〈就寝時の準備〉の際も班長や班付から冗談を交えながら丁寧に教えていただきました。まだ上手にはできないものの、今後できるよう努力したいです。
 今後も困難や悩み事などができると思いますが、私には協力してくれる優しい仲間や班長、班付がいるので、この3か月を乗り越えられると思います。

入隊・入校式

祝賀会食

 令和元年12月4日(水)に第18期自衛官候補生課程の入隊式が行われました。
 入隊者はご来賓とご家族の温かいまなざしと大きな期待を感じながら、今後の航空自衛官としての飛躍を誓って、課程教育に全力で取り組む決意をしました。

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外出教育

 「入隊式」
 12月4日、全国から集まった104人の自衛官候補生。
 3か月後、同じメンバーで卒業できるよう、皆で力を合わせて頑張ります。

導入期における点検

導入期における点検

 令和元年12月24日(火)に導入期における点検を行いました。この点検は課程開始から約2週間後に実施され、自衛官として必要な躾(挙措容儀及び整理整頓状況)、教練動作、知識事項等の習得状況を確認するものです。各隊員の点検に向けての努力と成長の跡がうかがえました。

導入期における点検

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部外講師講話

 「導入期における点検」
 教練動作の練習や知識事項の暗記をして、隊舎内の清掃も行い点検に備えた。全員が協力した初めての点検結果は、目標には及ばなかった。個人的には、特に清掃が行き届いていないと感じたので、次回の点検までに改善し、良い結果が得られるように頑張ります。

体力測定

体力測定

 令和2年1月16日(木)に入隊後初めての体力測定を行いました。左の写真は「走り幅跳び」と「3km走」の様子です。まだまだ伸び代を残す結果でしたが、卒業に向け更なる成長を期待したいと思います。種目はその他に腕立て伏せ、腹筋等があり、学生たちは引き続き、体力練成に邁進します。

体力測定

特集記事

 

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?体力測定

 「体力測定」
 体力測定では己の限界に挑み、これまでのトレーニングの成果を出すことができました。次回の測定に向けて新たな目標を設定し、更なる体力の向上に努めたいと思います。

体力測定

基地研修

 

基地研修

 令和2年1月15日(水)及び23日(木)入間基地(埼玉県)で航空基地研修を行いました。日本の防衛、国際平和協力活動、大規模災害への対応など、自衛隊の任務に必要な装備品や、部隊の活動を見学する良い機会となりました。

基地研修

 今回の航空基地研修は、航空機を運用する基地の機能、特に飛行支援業務の概要を各エキスパートから教えてもらえる貴重な体験でした。

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基地研修

 「基地研修」
 修武台記念館や仕事現場の見学を通じて、自衛官という職への理解や意識を深めることができました。特に、修武台記念館に展示されている実際に使われていた戦闘機から、戦争の厳しさ、国を守ることの大切さを考えさせられ、身の引き締まる思いでした。

基地研修

 日本を命がけで守ってくれた先人たちのように、高い志を持つ自衛官になりたいと思います

行進露営

行進露営

 令和2年2月13日(木)及び14日(金)に野外行進、露営及び飯ごう炊事の訓練を行いました。 野外行進は場外救難を想定し、約35kmの行程を定められた速度や隊形を維持して目的地を目指して歩きます。この訓練では、重い荷物、突然の雨などの状況がありましたが、仲間同士で声を掛け合い、全員目的地に到着する

行進露営

ことができました。また、基地に帰隊した際には、基地を挙げて基幹隊員の温かい出迎えを受け、本課程での大きな思い出となりました。

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?行進露営

 「行進露営」
 2月13日の行進は、途中で足が痛くなったり、喉が渇いたりしてとても苦しい訓練でしたが、班の仲間たちと励まし合い、最終的に一人の脱落者もなく皆で目的地に到着することができました。部隊赴任後、災害派遣や場外救難など野外行動が命ぜられることがあれば、

?行進露営

今回の経験を糧に任務にあたろうと思います。

完成期における点検

 

完成期における点検

 令和2年2月25日(火)に完成期における点検を行いました。完成期における点検とは、課程教育で学んだ基礎的知識や基本動作等の修得状況が課程教育目標に到達しているかを確認するものです。群司令が点検官となり、主任補佐官以下で点検した結果、第18期自衛官候補生課程は「優秀」の評価を受けました。

完成期における点検

学生はこれまでの努力が認められたことに喜びを感じ、今後の部隊勤務に向け更に自信を深めることができました。

特集記事

 

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完成期における点検

 「完成期における点検」

 完成期点検は自衛官候補生課程で一番大きなイベントでした。我々11中隊は、この点検で最高評価である「優秀」を取ることを目標に、教練や知識事項、隊舎内の清掃などあらゆることに万全な準備をしました。本番では見事に「優秀」を取り、苦労しきてたからこその達

?行進露営

成感を味わうことができました。優秀をとれた自信を糧に部隊で頑張りたいと思います。

任命式

 

任命式

 第18期自衛官候補生課程の学生は、令和2年2月28日(金)に2等空士に任命され自衛官となりました。任命式では、2等空士の真新しい階級章を付けた凛々しい姿で宣誓を行い、気持ちを新たにしました。学生たちは、引き続き新任空士講習を受け、更なる成長を目指します。

特集記事

 

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任命式

 「任命式」

今まで自衛官候補生という立場だった私たちが、ついに2等空士に任命されました。自衛官になれたという実感と同時に、改めて国防の任に就くことに対し、普段から緊張感を持たなければならないと意識しました。

銃剣道競技会

銃剣道競技会

 令和2年3月4日(水)に班対抗の銃剣道競技会が行われました。どの班の学生も訓練の成果を発揮しての熱戦と大きな声援により、競技会は盛り上がり、班としての団結と敢闘精神を高めました。

特集記事

 

 教育や訓練に対する感想を学生自身の言葉で掲載します。

銃剣道競技会

 「銃剣道競技会」

 銃剣道訓練の最初は基礎的なことが多く、あまり興味を持てませんでしたが、訓練を通じて武道の精神及び礼儀や用具類の大切さを学びました。特に競技会では、試合の勝ち負けだけにこだわることなく、礼に始まり、礼に終わる武道の精神が強く印象に残っています。

銃剣道競技会

これらは、銃剣道に限らずこれからの自衛隊生活にも必要ことでありこの経験を活かしていきたいと思います

体力測定2

体力測定2

 令和2年3月6日(金)に体力測定を実施しました。学生たちはこれまでの練成の成果を発揮し、多くの学生は前回の測定より上位の級を取得できました。部隊赴任に向けてさらに練成を継続します。

特集事項

 

 教育や訓練に対する感想を学生自身の言葉で掲載します。

体力測定2

 「体力測定2」

 これまでの練成の積み重ねにより、前回の記録よりも各種目の成績が向上したことに自分としては満足しています。しかし、自衛官として必要な最低限の級を達成したに過ぎないので、より高い級を取得できるように体力練成を続けていきたいと思います。

卒業式

 

卒業式

 令和2年3月12日(木)に卒業式が行われました。新型コロナウイルスへの対応のため残念ながら学生御家族の出席は叶いませんでしたが、式典でのきびきびとした態度には、厳しい訓練を乗り越えた自信と誇りがあらわれていました。教官たちも学生と喜びを分かち合い、感動を共有することができました

卒業式

卒業式

特集事項

 

 最終回は取材した24班の班長、今村3曹からのコメントを紹介します。

卒業式

 24班のみんな、卒業おめでとう。課程を通じて、楽しいかった事、辛かった事色々な事を学び、一回りも二回りも大きく成長した君たちを見ていてとても嬉しく思います。君たちは自衛隊としてスタートしたばかりです。それぞれの部隊で、任務の一翼を担う自衛官として邁進していくことを要望します。

            以上で特集記事を終わります。

部隊等への赴任、同期との別れ

 

卒業式

 令和2年3月13日(金)、前日に卒業式を終えた学生が部隊等へ赴任しました。これまで苦楽を共にした同期生との別れは寂しく、自然と涙がこぼれてきます。指導にあたった教官達も、これからの活躍を祈り、送り出しました。今回をもちまして、第18期自衛官候補生課程の活動紹介を終わります。

卒業式

今後も引き続き、航空教育隊に対するご理解とご声援をお願いします。

過去の課程

 第15期 第13期  第12期  第10期  第8期  第7期  第6期

※第11期、第9期は、第1教育群のみで行われている為リンクはありません。

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