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女性職員ワークスタイル事例集

空将補 小野打 泰子(おのうち やすこ)
第4術科学校長 兼 熊谷基地司令

【これまでの主な経歴】(キャリアパス年表)
昭和62年 3月 航空自衛隊入隊(第77期一般幹部候補生(一般))
昭和63年 2月 航空資料作業隊兼航空幕僚監部調査
平成 9年 4月 航空自衛隊幹部学校入校(第45期指揮幕僚課程)
平成10年 3月 北部航空方面隊司令部情報班長
平成11年 3月 情報本部分析部分析官
平成13年 3月 航空幕僚監部調査部調査課計画班員
平成16年 4月 作戦情報隊第1警戒資料処理隊長
平成17年 4月 航空幕僚監部調査部調査課情報2班長
平成19年 8月 航空自衛隊幹部学校入校(第52期幹部高級課程)
平成20年 3月 統合幕僚学校入校(第4期統合高級課程)
平成20年 8月 航空幕僚監部運用支援・情報部情報課計画班長
平成21年12月 西部航空警戒管制団基地業務群司令
平成23年 2月 航空幕僚監部運用支援・情報部情報課情報運用室長
平成25年 3月 航空教育隊第1教育群司令
平成26年 3月 航空幕僚監部総務部総務課総務調整官
平成28年 4月 航空教育集団司令部総務部長
平成29年 9月 第6高射群司令
平成30年 8月 統合幕僚監部報道官
令和 元年 8月 現 職


女性職員へのメッセージ

 試行錯誤があっても、世界は確実に多様化の方向へ向かっており、対応できない組織は衰退するため、自衛隊も更に多様化するでしょう。その中で男女の違いを否定するのではなく、多様性の一つとして生かして欲しいと思います。女性だから気づくこと、女性だからかけられる言葉もあると感じます。女性を否定するのではなく一つの個性として、皆さんの強みとして生かしてください。
 「令和」の時代を創るのは皆さんです。生き方も働き方も更に多様化するでしょう。自分の夢を大切にしてそれぞれの場所でそれぞれのやり方で自信をもって信じる道を進んでください。
 「最初の一撃はいつでもどこでも無謀な試み」、女性達よ、光り輝け!


1等空佐 北川 圭野(きたがわ よしの)
航空幕僚監部 防衛部 施設課 管理班長

【これまでの主な経歴】(キャリアパス年表)
平成 5年 4月 防衛大学校入校(第41期:女子学生2期生)
平成 9年 3月 航空自衛隊入隊(第97期一般幹部候補生(防大))
平成 9年 9月 西部航空施設隊本部
平成11年 9月 第3術科学校業務部施設課消防班長
平成12年10月 長男出産:育児休業(平成12年12月~平成13年10月)
平成13年 9月 第3術科学校教務課施設係長補佐
平成14年 5月 第5航空団基地業務群施設隊総括班長
平成15年 7月 長女出産:育児休業(平成15年9月~平成16年1月)
平成16年 4月 第4高射群本部装備班施設係長
平成18年 9月 第6航空団基地業務群施設隊総括班長
平成19年 4月 第6航空団司令部装備部施設班長
平成21年 4月 航空幕僚監部人事教育部厚生課給与室員
平成23年11月 航空幕僚監部防衛部施設課建設1班員
平成25年 8月 中部航空施設隊第2作業隊長
平成27年11月 防衛省整備計画局施設整備官付
平成29年 3月 幹部学校付(第71期幹部高級課程学生)
平成30年 3月 幹部学校計画課員
平成30年 8月 現 職


女性職員へのメッセージ

 近年は男女共同参画やワークライフバランス等の様々な施策が推進されています。実行するにはまだちょっと勇気が必要な時もありますが、家庭と仕事の両立は大変ですから、各人の努力を補完できる制度は最大限に活用すべきです。そして心身ともにリフレッシュし、翌日の仕事を効率アップすることで、更に時間の有効活用に繋げていけると思います。異動に伴い、生活環境を変更する機会の多い私達です。その時その時を大切に、全国どこでも充実した生活が送れるよう仕事、プライベートの充実に努めて行きましょう。


3等空佐 成田 智子(なりた ともこ)
航空教育隊 第2教育群 第1教育大隊長

【これまでの主な経歴】(キャリアパス年表)
昭和63年 3月 航空自衛隊入隊(第16新隊員(女子)課程)
昭和63年 9月 防空指揮群基地業務隊
平成11年10月 長男出産:育児休業(平成11年12月~平成12年6月)
平成17年 3月 一般幹部候補生(部内)課程入校
平成17年11月 航空教育隊第1教育群女性自衛官教育大隊
平成19年 7月 航空教育隊第2教育群本部
平成20年 7月 航空支援集団司令部総務部人事課個人訓練班員
平成22年 8月 航空総隊司令部総務部総務課総務班員
平成26年 4月 航空幕僚監部人事教育部援護業務課援護第1班員
平成27年 4月 航空教育隊司令部
平成28年 3月 自衛隊東京地方協力本部福生募集案内所長
平成31年 3月 現 職


女性職員へのメッセージ

 皆さんは、今までに自分と他人を比べ、人をうらやんだり、自分のことを悲観したことはありませんか。人は誰でも他人に言えない過去や悩みが必ずあるはずです。決して、自分だけが苦しく辛いわけではありません。
 「自分の人生だからこそ、自分のカラーで、自分らしく生きる」ことが、輝く未来に繋がると思います。
 (参考)私の心がけ
 ①「どうしよう」ではなく「何とかする」
 ②「中途半端」ではなく「一生懸命」
 ③「楽を選ぶ」ではなく「苦を選ぶ」
 ④「人と同じ」ではなく「自分らしく」
 ⑤「怒り顔」ではなく「笑顔」


1等空曹 髙屋 由香里(たかや ゆかり)
第1術科学校 学生隊 第1大隊

【これまでの主な経歴】(キャリアパス年表)
平成 元年 3月 航空自衛隊入隊(第18期新隊員(女子))
平成 元年 8月 第4航空団整備補給群装備隊
平成 8年 3月 航空教育隊第1教育群婦人自衛官教育大隊
平成14年 3月 第3航空団整備補給群装備隊
平成20年 2月 長男長女出産:育児休業(平成20年4月~平成21年3月)
平成27年 3月 第1術科学校第2教育部教育第8科
平成31年 2月 現 職


女性職員へのメッセージ

  現在、職場では育児休業から復帰しやすいよう子育てを応援する制度が整ってきたと思います。こうした環境の中で仕事と育児を両立させるためのアドバイスとしては、ちょっとしたことでも自分から周囲に相談したり、仕事の進捗状況を上司に定期的に報告するなど、何かあっても制度を利用しやすいよう周囲から気にかけてもらえるような関係を日頃から築いておくことだと思います。また、自分自身も周囲で困っている人がいればフォローするなど、日頃からコミュニケーションを図りお互いに良い関係を構築しておくことが職場の協力を得るためには大切なことだと思います。
 迷っても決して一人ではないです。いろんな人とのコミュニケーションは必ず自分の道を示し照らしてくれるはずです。
 仕事を元気に行うためには「やれるときにはしっかりやる、休む時にはしっかり休む、子供に寄り添うことが必要な時はしっかり子供に寄り添う、自分も大事にする」ことが大切だと思います。


1等空曹 笹村 昌子(ささむら まさこ)
北部航空警戒管制団 第33警戒隊 総括班

【これまでの主な経歴】(キャリアパス年表)
平成12年 4月 航空自衛隊入隊(第25期一般空曹候補学生)
平成12年12月 北部航空警戒管制団第33警戒隊
平成19年10月 長女出産:育児休業(平成19年11月~平成20年9月)
平成24年 4月 北部航空警戒管制団司令部監理部総務班
平成29年 8月 現 職


女性職員へのメッセージ

 周囲から頼りにされたり、認められるとやりがいを感じるとともに、今まで積み重ねてきた知識や経験が活かされていることに気づき、自信が持てます。

 時には目の前の仕事や置かれている環境などに思い悩むことがあるかもしれませんが、苦しい思いや失敗など、どんなものも決して無駄なものではありません。その経験が人の気持ちを理解する力や次へのステップの糧となります。1人ではないことを忘れずに、自分らしく力を発揮してください。


防衛事務官 岡村 結花(おかむら ゆいか)
航空幕僚監部 人事教育部 人事計画課 WLB推進等専門官

【これまでの主な経歴】(キャリアパス年表)
平成16年 4月 防衛庁入庁航空幕僚監部人事教育部人事計画課総括班
平成17年 4月 第1補給処資材計画部資材計画課
平成20年 4月 幹部候補生学校業務部管理課補給班調達係
平成22年 5月 中級研修受講
平成23年 4月 補給本部第3部第3補給課総務班予算主任
平成26年 4月 第3補給処資材計画部資材計画課第5搭載通電班部品主任
平成29年 4月 補給本部総務部人事課ワークライフバランス推進等専門官
平成31年 4月 現 職


女性職員へのメッセージ

 世間でも女性活躍が大きく取り上げられ、女性職員の方も自身の働き方について見つめ直す機会が増えたのではないでしょうか。結婚や出産、介護にキャリアアップとライフステージと働き方というのは、切っても切れない関係にあります。私自身も色んな場面で、仕事の選択を悩んだことがあります。そういう時は、やはりしっかり上司や同僚とコミュニケーションを取ること、これが何より大切だと感じています。また、組織は色々な場面において、複数の選択肢を用意してくれています。その選択肢を、是非前向きな気持ちで選択し、後悔しない道を歩んでもらいたいと思います。


防衛事務官 松本 幸子(まつもと さちこ)
南西航空方面隊司令部 総務部人事課 職員人事管理室 補任専門官

【これまでの主な経歴】(キャリアパス年表)
平成 3年 4月 防衛庁入庁補給本部総務部人事課
平成 6年 2月 第3補給処総務課
平成 6年 5月 長男出産:育児休業(平成6年7月~平成6年9月)
平成 7年10月 長女出産(育児休業取得なし)
平成 8年 4月 中部航空方面隊司令部人事部人事課
平成10年12月 次男出産(育児休業取得なし)
平成16年 4月 中部航空警戒管制団司令部人事課人事班
平成17年10月 中級事務官等講習受講
平成20年 4月 航空幕僚監部人事教育部厚生課厚生援護専門官
平成24年 4月 中部航空警戒管制団業務隊厚生班第2共済係長
平成27年 4月 幹部学校業務課厚生係長
平成31年 4月 現 職


女性職員へのメッセージ

 女性職員の活躍に期待が集まる中、徐々に家庭との両立支援も進んでいます。

 使える制度はどんどん使い、メリハリのある生活をして欲しいと思います。

 子育て中は余裕がまったく無く、自分1人だけ社会から取り残されているのではないかと不安を感じることがあると思います。しかし、焦る必要はありませんし、また、無理をする必要もありません。「その時」しか出来ないことをひたすら全力でやりきって下さい。そして、人事異動、入校、そして学校の役員も含めて、自分が「今」出来ると思ったタイミングで素早く手を挙げ、立候補して下さい。少しの勇気でたくさんの方との出会い、支援者を得ることが出来ます。そこで築いた人脈が、今後仕事を続ける上で必ず手助けとなり、無限の可能性を広げてくれると思います。そして、子育てが一段落した時に単身赴任生活にチャレンジすることをお勧めします。

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