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「防衛政策の企画立案の現場から」

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運用企画局
情報通信・研究課
情報保証室長
武田 仁己
Masaki Takeda
平成元年 T種物理区分採用
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○ 本省での勤務
本省内部部局(通称、内局)では、防衛大臣を直接補佐することを任務とし、防衛省における法令・予算・人事・組織を統括し、広く防衛政策の企画立案にあたっています。その中で、私は、2006年4月から内局の運用企画局情報通信・研究課情報保証室長を勤めております。私の部署では、防衛省・自衛隊における暗号及び情報セキュリティ対策技術をはじめとする情報保証に係わる企画立案、確保の施策を所掌しています。今や防衛省・自衛隊においてもIT化がめざましく進んでおり、パソコンのような情報システムを使って、ワープロ、表計算、プレゼン、メール、ウェブ等を日常的に使いこなすことが当たり前になっています。一方、防衛省・自衛隊では、そうした情報システムに対する不正アクセス対策等のため、独自の技術基準等を定め、こうした基準等に則った情報システムを整備することとしています。私の部署では、そうした防衛省・自衛隊の情報システムやネットワークを保護するための仕事をしています。
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日々の仕事は、いわゆるデスクワークですが、資料作成だけでなく、省幹部や統合・陸上・海上・航空幕僚監部等の各機関、国会、内閣官房、他府省庁といった行政機関及び在日米軍等の他国関係機関との渉外調整業務の比重も大きくなっています。
こうした内局としての仕事は、事務系や技術系の区別なく、業務を進めてきますが、情報保証のように難解な専門用語が飛び交う技術政策分野では、私のような技術系職員が企画立案の方向性を取りまとめる中心になる機会が多いというのが実感です。 |
○ 行政型技官としての役割
防衛省T種技術系で技術研究本部に入省される皆さんは、最初は各装備研究所や先進技術推進センター等に配属され、研究者型技官として、研究や試験評価業務に従事されると思います。その後、私のように内局に異動し、行政型技官の仕事をする場合もありますが、研究者型技官時代の知識経験が決して無駄になるわけではありません。私の場合は、入省後に配属された研究室が、情報セキュリティ技術を所掌していたこともあり、その後、幸いなことに、現在に至るまで一貫として同じ技術分野を専門としております。
そのため、現在の部署でも、これまでに培ってきた情報セキュリティの知見を生かした企画立案を行えるといった相乗効果があると考えています。省内外での会議の際に、研究所勤務の時に経験した研究開発事業を参考に具体的な説明したところ、相手方も理解しやすく好評であったこともありました。また、自分にとっても、内局での勤務を通じて防衛省・自衛隊の各機関との渉外業務で得られた知見や経験を今後の装備品等の研究開発事業に生かすことが出来ればと考えています。
なお、行政型技官というと特別な能力が必要とされるように思われるかもしれませんが、研究所及びセンター等で培ってきた専門知識や研究開発に携わってきた経験等を政策の企画立案という面で生かしているに過ぎません。内局での勤務により役所特有の行政実務を経験することは、研究開発プロジェクトを推進する上でも貴重な経験になると思います。
現在、技術研究本部から内局への出向者の大半は、防衛省・自衛隊における”モノ”である装備品等の研究開発や取得に携わる経理装備局に配属されるケースが多いですが、最近では、その他の局に配属される例も多くなってきております。それだけ、研究者型技官の経歴を有する行政型技官としての働きが内局において期待されているのではないかと思います。各自衛隊の現場に喜ばれる装備品を創製するためには、研究、開発、行政のバランスのとれた人員構成が必要です。防衛省では、技術系であっても、それぞれの個性を発揮できる実に幅広い活躍の場が用意されていることが、魅力であると思います。装備品等の研究開発にあなたの個性を発揮してみませんか?
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profile
運用企画局情報通信・研究課
情報保証室長
武田 仁己(たけだ まさき)
博士(工学)
平成元年入庁
第2研究所第1部情報第2研究室(現電子装備研究所情報セキュリティ研究室)、装備局管理課通信電子システム室部員、同研究所暗号研究室主任研究官、情報処理振興事業協会((独)情報処理推進機構(IPA))CRYPTREC事務局、企画部企画官付組織改編準備室、長官官房情報通信課部員等を経て、2006年4月より現職。
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