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ステルス評価装置の性能確認試験

 一般的に航空機、艦船等を捜索し位置を測定するためにはレ−ダ装置を使用します。レ−ダ装置は電波を送信し、航空機、艦船等からの反射波を受信することにより方位、距離をレ−ダ画面に表示します。この反射波レベル(レ−ダからの見えやすさ)を示す指標をRCS※といいます。つまり、RCSが大きいということは、レーダでよく見える、発見される、ということになります。

                           ※ RCS:Radar Cross Section

 ステルス性を考慮した戦闘機や艦艇等では、相手のレーダから見えにくくするために形状や表面の材質を工夫し、RCSを極限まで小さくするように設計します。
 これらの開発では設計段階から試作段階に至る一連のRCSの評価は効率的な開発及び性能に深く影響し重要です。

 技術研究本部電子装備研究所飯岡支所では、航空機、艦艇及び車両等のステルス性を考慮した装備品の開発において、RCSの計測・評価をするために有効な手段となるステルス評価装置の研究を行っています。

 RCSの測定は従来、縮小模型を作成し、その模型にレ−ダを照射し測定していましたが、縮小模型を使用するため、実機のRCSとの差異が存在していました。この研究では、装備品又は装備品と同じ大きさの実機模型を用いて、屋外計測装置による「精度の高いRCS計測技術の確立」、また、設計上のデータを用いて、計算機上でRCSを求める事が可能な「シミュレ−ション解析の高精度化」を目標としています。

 この研究成果を装備品開発に反映し、設計段階のデ−タあるいは実機模型を用いて、より正確なRCS解析・評価技術を適用することによりステルス性の向上や効率的な開発に資することができると見込んでいます。









 画像は、技術研究本部航空装備研究所新島支所(東京都新島村)で行った屋外計測装置による艦艇の航行状態における計測の模様です。今後、取得したRCS計測結果の解析及びシミュレーション解析との比較・検証を進めていきます。また、航空機等に対しても飛行状態での計測を実施し解析を行う予定です。