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周辺財産の牧草地使用許可書手交式
   
 平成28年3月28日に三沢市役所、29日に六ヶ所村役場において、周辺財産の牧草地使用許可書手交式が執り行われました。
齋藤雅一東北防衛局長が出席し、種市一正三沢市長及び戸田衛六ヶ所村長に使用許可書を手交しました。

 今回、使用を許可した面積は、三沢市約9.6ha、六ヶ所村約71.8haで、周辺財産を牧草地として使用許可することは、今回の三沢市及び六ヶ所村が全国で初であり、また本件のような広大な面積の使用許可も他に類を見ないものです。

 種市市長及び戸田村長は、許可を受けたことに謝意を示すとともに「今後も移転跡地における牧草地の更なる利用規模拡大を行いたい」と挨拶。

 これに対し齋藤防衛局長は、「長年に亘り御要望を頂いていた周辺財産を牧草地として使用許可する運びとなりましたことを、御列席の皆々様とともに心からお慶び申し上げます」、「防衛移転跡地を有効利用することにより、地元の畜産業に貢献できることを確信しております」、「今後とも地元の御意見をお聴かせいただきながら防衛施設と周辺地域との調和をより一層図るよう積極的に取り組んで参ります」と応えました。

 今後とも、地元からの御要望を受け、更に牧草地の使用許可面積を拡大していく予定です。
 
 
【三沢市での使用許可書手交式の様子(3月28日)】
 
【六ヶ所村での使用許可書手交式の様子(3月29日)】
   

○使用許可概要

三沢市

  使用許可数量:約9.6ha
  使用期間:平成28年4月1日~平成29年3月31日(毎年度更新予定)
  使用料:年額 約6万5千円
 ※ 将来的には全体で約50~60haを牧草地として使用したいとしており、今後、残りの約40~50haについて、牧草地とし
  て使用できる場所を選定した上で、順次、使用許可申請したいとしている。

 六ヶ所村

  使用許可数量:約71.8ha
  使用期間:平成28年4月1日~平成29年3月31日(毎年度更新予定)
  使用料:年額 約40万円
 ※ 将来的には全体で約220haを牧草地として使用したいとしており、今後、残りの約148haについて、順次、使用許可申請
  したいとしている。
 

○周辺財産の性格

 周辺財産は、防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律(昭和49年法律第101号。以下「環境整備法」という。)第5条第2項の規定に基づき、防衛施設周辺の住民が航空機等の騒音障害によって生活又は事業活動が阻害され、住居等の移転を余儀なくされる場合に、土地所有者からの申出に応じて国が買い入れた土地等の財産です。

 国が保有することにより新たな騒音障害が発生することを未然に防止するとともに、防衛施設周辺における良好な生活環境等を確保し、防衛施設の安定的運用に資するという役割があり、環境整備法第6条第1項では、「『緑地帯その他の緩衝地帯』として整備されるよう必要な措置をとる」ものとされています。
   
平成28年4月1日現在 
地区名  面積 
(ha)
 東京ドームに換算 
(約4.68ha)
 備考 
三沢飛行場周辺地区 420.02 約89.7個分  
三沢対地射爆撃場周辺地区  307.24 約65.6個分  
八戸飛行場周辺地区 11.95 約 2.6個分  
松島飛行場周辺地区 69.74 約14.9個分  
王城寺原演習場周辺地区 182.80 約39.1個分  
 計 991.75 約211.9個分  
※ 端数の四捨五入により、計が合致しないことがある。
   
関連リンク:三沢市ホームページ
   
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