ホーム>トピックス>市道大高根演習場線(山形県村山市)完成
 
市道大高根演習場線(山形県村山市)完成
   
 山形県村山市の大高根演習場線が平成27年10月末に完成しました。
 この大高根演習場線は国道13号から県道36号線を経由し、陸上自衛隊大高根演習場に至る約4kmの市道であり、従前は未舗装(砂利道)で道幅が狭いため、自衛隊車両と一般車両とのすれ違いが困難、急峻な谷沿い区間もあり円滑な通行ができない状況でした。
 このような状況を解消し、円滑な道路通行の確保と周辺住民の民生安定を図るべく、道路管理者である村山市を補助事業者とする当省の道路改修等補助事業(事業費約5.2億円、補助額約3.9億円(補助率75%))により平成10年度から着手し、今般、10月末に全線の事業が完了したところです。
 この改修事業の完了により、自衛隊車両や一般車両の安全な通行が可能となるとともに、周辺の林業経営者の事業活動や、市内中学生を対象とする国有林野を活用した体験学習教育等に使用される道路として、大きく寄与できるものと期待されているところです。
 

道路改修等事業とは?

 自衛隊等の車両の通行により生じる障害の防止・軽減や、防衛施設の設置・運用による周辺住民生活や事業活動の障害の緩和に資するため、「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」第3条及び第8条に基づき、道路や橋梁など改修等の工事に係る費用の全部又は一部について、国が地方公共団体に対して助成している事業です。
 


 

村山市長 志布 隆夫 ごあいさつ

 
 この度、市道大高根演習場線の整備が完了したことは誠に喜ばしく、これまで多大なご尽力とご協力を賜りました防衛省東北防衛局、陸上自衛隊第6師団、そして地域の皆様をはじめ、関係各位に心から感謝申し上げます。
 市道大高根演習場線沿線の地域は、「雪の観音郷」という美しい名前を持つ戦後に開拓が行われた地域で、昭和40年代に第1期事業で整備された橋梁と道路は、この地域の生活や農作業効の向上に大きく貢献いたしました。
 現在、村山市では市道大高根演習場線及び演習場内を通行して、国有林野を活用した「ふるさと教育の森事業」を実施しております。
 この事業は、市内中学生を対象に、森の中で生徒自ら苗木を植え、育てるという体験学習を通じて、自然や森林の大切さを学び、ふるさとに対する愛着をはぐくむとともに、体験の中で「生きる力」を育てることを目的としております。
 この路線が、ふるさとの発展につながる道路として末永く皆様から愛されることを、ご祈念申し上げましてごあいさつといたします。
   
   サイトのトップページに戻る