平成24年2月29日(水)、三沢市公会堂において、米軍航空機事故対応に関する日米合同による図上訓練が行われました。想定では、訓練中の米空軍三沢基地所属の航空機(ヘリコプター)のパイロットから、「緊急着陸する」との報告直後、連絡が途絶え、米軍航空機はエンジントラブルのため、海上に部品を落下させながら三沢漁港の陸上部に着陸し、その後炎上。被害状況は、湾内に停泊中の漁船に落下物が当たり漁船が沈没。爆発等による二次被害防止のため、現場南側にある三沢市立三川目小学校への住民避難を実施することで訓練が行われました。
訓練には、日本側から青森県警察本部、三沢警察署、三沢市、三沢市消防本部、八戸海上保安部及び三沢防衛事務所(佐藤所長以下7名)の31名が、米側から米空軍三沢基地消防隊等の14名、総勢45名が参加しました。今回の訓練では、スクリーンや図上で航空機及び車両等のミニチュアを使い各機関の動きを表示しながら日米ガイドラインに沿った初動対応訓練を主体とするものでした。
このように、米軍、警察及び消防等の関係機関が一堂に会し、実動訓練に向けた図上訓練は平成22年10月に続き2回目で、参加した日米関係者がパートナーシップを深めるとともに、真剣な表情で訓練に臨みました。
今後、日米の関係機関では、本図上訓練を踏まえ、平成24年度中に実動訓練を実施することとしています。
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