ホームトピックス>【滝沢市】「一本木水道記念之碑」の除幕式
 
 

  平成30年4月27日(金)、岩手県滝沢市において、一本木水道施設の更新事業(障害防止事業)の完成に伴い「一本木水道記念之碑」が建立され、柳村典秀滝沢市長をはじめ地元関係者約50名が参加し、当局からは、北川高生企画部長が参列し除幕式が行われました。

  一本木地区の簡易水道施設は、岩手山中演習場で実施された実弾射撃等の訓練による場内荒廃により、地下水の減少を招き周辺地域の井戸の水不足及び渇水が生じていたことから、これら被害を防止・軽減するために、昭和48年度から49年度にかけて当省の補助事業で設置されました。    

  しかしながら、施設は耐用年数を経過、老朽化による故障が多発し、維持管理にも支障を来したことから、安定的な水を供給するために、平成25年度から28年度にかけて、防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第3条に基づく障害防止事業として更新されました。

  また、一本木簡易水道事業は、昭和47年7月、滝沢村の中で先駆けて一本木水道組合が設立され、平成24年4月滝沢村に譲与されるまでの40年の長きにわたり地域住民の代表が組織を運営し清浄な水道水の供給が図られてきました。平成30年4月1日に、経営の安定化を図るため、滝沢市上水道事業に統合されました。

  この記念之碑は、長きにわたり水道事業に携わった先人のたゆまぬ努力に支えられてきた一本木水道の足跡を顕彰するために設置されたものです。