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 小野寺防衛大臣は、隊員たちの訓示の中で、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国やロシアによる日本周辺で軍事活動を活発化など「我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しいと言っても過言ではない。この情勢下において今回の配備の意義は極めて大きい」と述べ、また、「在日米軍や自衛隊の航空機トラブルが相次いでいることから、地域からの信頼を維持するために、安全確保を最優先課題として取り組んでほしい」と訓示し、F-35Aステルス戦闘機が三沢基地に配備される重みを認識してほしいと、隊員たちを激励しました。
航空自衛隊員に訓示する小野寺防衛大臣
 平成30年2月24日(土)、12時から航空自衛隊三沢基地の118格納庫において、最新鋭のF-35Aステルス戦闘機の配備記念式典が開催されました。式典には小野寺防衛大臣、丸茂航空幕僚長、前原航空総隊司令官等、米軍関係者、米国首席公使、三沢市、東北町、六ヶ所村などの地元関係者、米国のメーカー関係者など約150人の来賓者が出席し、会場中央に三沢基地航空自衛隊の隊員約200人が整列しました。当局からは来賓として深澤東北防衛局長と本田三沢防衛事務所長が参加しました。
 始めに出席者全員で国歌斉唱が行われた後、式典主催者の前原航空総隊司令官が「F-35Aの能力を最大限発揮するため、運用体制に努めるとともに、現有装備品等との能力の融合を図っていきたい」とあいさつしました。続いて、来賓者を代表してジョセフ・M・ヤング米国首席公使が祝辞を述べられました。
 式典の最後に、「起動セレモニー」が行われ、小野寺防衛大臣は展示していたF-35Aの起動スイッチを押し、主翼の赤と緑色のライトを点灯させると、会場の参列者から盛大な拍手が送られました。また、臨時飛行隊長の中野2等空佐が小野寺大臣に起動完了を報告し、初配備された機体前で握手を交わし配備記念式典が閉会しました。
初配備されたF-35Aステルス戦闘機