ホームトピックス>米軍三沢基地司令官兼第35戦闘航空団司令官指揮権交代式〜ジョーブ新司令官着任〜

 
米軍三沢基地司令官兼第35戦闘航空団司令官指揮権交代式
〜ジョーブ新司令官着任〜
 
ドーラン中将(左から2人目)から軍旗を受け取るジョーブ大佐(左から3人目)
     
 米軍三沢基地第35戦闘航空団の指揮権交代式が、7月7日、三沢基地格納庫で行われ、ティモシー・J・サンドヴァル大佐が米国防総省統合参謀本部運用部次長補佐に転出し、米フロリダ州の米南方軍J53戦略計画部長のR・スコット・ジョーブ大佐が着任した。交代式には航空自衛隊や三沢市などから来賓約500名が出席し、当局からは深澤雅貴局長が参列しました。
     
  交代式では、最初に在日米軍司令官兼第5空軍司令官のジョン・L・ドーラン中将から、基地外住居の範囲拡大及び地元との日米交流親善に貢献した功績を称え、サンドヴァル大佐に勲章が贈られました。

  次に、サンドヴァル大佐がドーラン中将に指揮権を表す軍旗を返還し、引き続き、ドーラン中将がジョーブ大佐へ軍旗が手渡されました。また、司令官用F−16戦闘機の名前が張り替えられ、指揮権交代式は終了しました。

  サンドヴァル大佐の離任挨拶では、「我々家族にとって、三沢は第二の故郷。基地内外で大勢の友人と巡り会うことができた。本当にありがとう。」と締めくり、新司令官ジョーブ大佐による着任挨拶では、「前任者が培った地元との信頼関係を大切にする姿勢を引き継いで行く。」と述べました。

交代式終了後、会場を後にするサンドヴァル大佐が、慣れ親しんだ司令官用F−16戦闘機との別れを惜しむ姿がとても印象的でした。

ドーラン中将(左)に軍旗を返還する
サンドヴァル大佐(右)

   
 指揮権交代式に先立つ、6月14日には、サンドヴァル大佐の司令官としての功績に敬意を表し、齋藤雅一局長(当時)からサンドヴァル大佐へ奉謝状を贈呈しました。贈呈は司令官室にて行われ、偶然2人とも三沢市と縁の深いプロペラ機ミス・ビードル号の模様のあるネクタイを締め贈呈式に臨みました。

 その縁とは、昭和6年、2人のアメリカ人パイロットが青森県三沢村(当時)にある淋代海岸をミス・ビードル号で飛び立ち、約41時間後にアメリカワシントン州ウェナッチ地区へ胴体着陸し、世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功したことに由来する。パイロットたちの生活を世話し、横断飛行を成功させようと尽力した三沢村の人々の献身的な協力がウェナッチ地区の人々に伝わり、出発地である三沢市と到着地であるウェナッチ市・東ウェナッチ市は偉業達成50周年、70周年の年にそれぞれ、姉妹都市関係を結び、以来毎年使節団を派遣し合うなど活発な交流が行われています。

 ミス・ビードル号のネクタイは、三沢を第二の故郷と話すサンドヴァル大佐らしい装いでした。  

奉謝状贈呈式
(前列左:サンドヴァル大佐、前列右:齋藤局長)
     

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