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初の不忘平和記念公園現地研修を実施
   
 東北防衛局は、平成28年5月10日、初めての試みとして、平成28年度新規採用職員(10名)を対象とした「不忘平和記念公園現地研修」を実施しました。

 この公園は、東京大空襲のあった昭和20年3月10日未明、蔵王連峰・不忘山に米軍のB29爆撃機3機が墜落した事故で死亡した搭乗員34名の御霊を鎮魂すると共に、未来を担う子供達に戦争の残酷さ・悲惨さを風化させることなく、生命の尊厳と平和の尊さが語り継がれることを願い、且つ永遠の平和を祈り不戦を誓うことを趣旨として地元の有志により建設されたもので、本研修は、新規採用職員がこの地を訪れ歴史等を学ぶことにより、日米関係の重要性を再認識すると共に、平和のために何ができるのかを考える契機とすることを目的として実施したものです。

 当日は、不忘平和記念公園建設委員会事務局の多大なるご協力の下、あいにくの雨模様にもかかわらず、宮城県県議会議員(前同議会議長)であり同委員会会長の安藤俊威氏を始め、前七ヶ宿町長であり同委員会幹事長の梅津輝雄氏、同委員会事務務局長の古川清一氏から、公園建設の趣旨や経緯、あるいは先人達の想い等に関する貴重なお話しを頂きました。

 その後、新規採用職員は、霧雨の降る中、異国で果てた米軍人の無念さや公園建設に関わった方々の願いに思いを馳せながら、公園入口の敷地にサルビア等の苗約100株を植栽しました。

 新規採用職員からは、「このような恩讐を超えた先人達の取組があったからこそ、今の良好な日米関係が築かれているのだということを忘れないようにしたい」、「このような歴史を受け継ぎ、語り継いでいくことが大切だと思うし、それが世界の平和に繋がるということを信じ、今後の職務に邁進していきたい」等の感想が述べられるなど、有意義かつ貴重な研修となりました。
 
   
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