平成20年6月14日(土)、岩手県内陸南部において震度6強の地震が発生したため、岩手県知事から第9特科連隊長に、宮城県知事から第6師団長にそれぞれ災害派遣要請がありました。 自衛隊の部隊が懸命に人命救助及び復旧作業を行う中、東北防衛局においても、自衛隊の部隊を技術面で支援するため「技術支援チーム」を局内に設置し、建築などの専門家を第6師団前方指揮所に派遣しました。 |
当局の活動状況の概要は次のとおりです。 活動図は右のボタンをクリック→
6月17日(火) | 東北防衛局幹部職員(5名)を被災現場に派遣し、被害状況を確認の上で、自衛隊の部隊と支援内容について調整しました。 |
|||
・自衛隊指揮所前(宮城県栗原市) |
・現地対策本部(岩手県奥州市) |
|||
・支援内容について意見交換 |
・被災状況の確認 |
|||
(以下、上空から視察した被災状況) |
||||
・駒の湯温泉 |
・栗駒ダム周辺の被災状況 |
|||
・堰止め湖 |
・崩落の状況 |
6月19日(木) | 現地調査結果を踏まえ、局内に「東北防衛局技術支援チーム」を設置し、24時間体制で部隊に対して技術支援を行うことを決定しました。 |
|
・東北防衛局内に「技術支援チーム」を設置する ことを決定 |
・東北管内の被災状況等(パネル)を局内に設置 |
|
6月20日(金) | 部隊への技術支援のため、土木、建築の技術職員(4名)を、第6師団前方指揮所に派遣しました。 |
|
・前方指揮所内に局の窓口を設置 |
・自衛隊員から建物の状況について説明を受ける |
|
・技術職員(建築)が解体建物の状況等を確認 |
・自衛隊員と技術職員との打合せ |
|
6月21日(土) | 局職員は、自衛隊員と共に被災建物の現場確認を行い、被災建物の解体方法等について検討等を行うなど技術支援活動を継続しました。 |
|
・駒の湯温泉の現場へ出発 |
・現場に到着、建物構造等を確認(現場確認@) |
|
(現場確認A) |
(現場確認B) |
|
(現場確認C) |
(現場確認D) |
|
・自衛隊員と解体工事に係る打合せを実施 (打合せ@) |
(打合せA) |
6月22日(日) 〜23日(月) |
22日の早朝から、被災建物(駒の湯温泉)の解体工事等が開始されました。 小雨模様の悪条件の中、当局職員も技術的なアドバイスを行いましたが、自衛隊員の懸命な作業・活動により、23日には被災建物の解体等が完了しました。 |
|