防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
(3月放送内容)



 

テ−マ:防衛省職員の採用試験について

 
 

パーソナリティー:
 本日も東北防衛局長にお話を伺います。深澤局長、よろしくお願いします。

局長:
 はい。よろしくお願いします。
        
パーソナリティー:
 本日は、防衛省職員の採用試験についてお話を伺います。

局長:
 はい。防衛省・自衛隊と言いますと「自衛官」を思い浮かべる方が多いと思いますが、防衛省で勤務する職員には、自衛官のほか、事務官や技官がいます。
事務官や技官は、自衛官と異なり、自衛隊特有の訓練などはなく、他省庁の職員と同じような勤務形態で、防衛省の中央機関や全国各地にある部隊や機関において、事務や技術的な業務を行っています。
私どもの勤務する地方防衛局の職員は、ほとんどが事務官や技官です。

パーソナリティー:
 防衛省の事務官や技官になるためには、どうしたらいいのでしょうか。

局長:
 はい。防衛省の事務官や技官は国家公務員ですので、一部の語学職員を除き、まずは人事院が実施している国家公務員採用試験を受ける必要があります。

パーソナリティー:
 人事院が実施している採用試験の種類は一つなのでしょうか。それとも、いくつか種類があるのでしょうか。

局長:
 はい。人事院で実施する採用試験には大学院卒、大学卒、高校卒、社会人などの区分ごとに「国家公務員採用総合職試験」、「国家公務員採用一般職試験」のほか数種類の試験があります。

パーソナリティー:
 防衛省の事務官や技官になるためには、具体的にどのような試験を受けたらいいのでしょうか。

局長:
 防衛省の事務官や技官は、人事院で実施する試験のうち、「国家公務員採用総合職の院卒者試験と大卒程度試験」、それから「国家公務員採用一般職の大卒程度試験と高卒者試験」の合格者から採用者を決定していますので、これらの試験を受ける必要があります。

パーソナリティー:
 試験の申込時期は、いつになるのでしょうか。

局長:
 はい。各試験の申込受付期間や日程は人事院から公表されており、平成29年度の「総合職試験」の申込受付期間は3月31日から4月10日まで、「一般職の大卒程度試験」は4月7日から4月19日まで、「一般職の高卒者試験」は6月19日から6月28日までとなっています。

パーソナリティー:
 どのように申し込んだらよろしいのでしょうか。

局長:
 申込方法については、インターネットによることとされており、インターネットを使って自分で必要事項を入力して申し込むこととなります。
詳しくは人事院のホームページに試験・採用情報として掲載されていますので、そちらをご覧いただきたいと思います。

パーソナリティー:
 申込みをしてから採用までの流れを教えていただけますか。

局長:
 はい。当局で採用している事務官・技官については、「一般職の大卒程度試験」と「一般職の高卒者試験」からになりますので、こちらについて申しますと、「一般職の大卒程度試験」は、まずは第1次試験を受け、第1次試験の合格発表までの間に「業務説明会」へ参加し、第1次試験の合格発表を待ちます。第1次試験に合格しましたら、第2次試験までの間に「官庁訪問」を行い、その後、第2次試験を受け、最終合格を待ちます。最終合格しましたら、採用を希望する官庁の採用面接を受け、その後、内々定、内定、採用という流れになっています。
 また、「一般職の高卒者試験」も「官庁訪問」がないだけで、「一般職の大卒程度試験」とほぼ同じ流れです。

パーソナリティー:
 お話の中で「業務説明会」や「官庁訪問」といった言葉が出てきましたが、どのようなものなのでしょうか。

局長:
 はい。「業務説明会」は、各官庁が主催して、具体的な業務内容の説明や職場見学会などを実施しているもので、「官庁訪問」は、受験者が採用を希望する官庁を自ら訪問し、自分をアピールする場となっているものです。
どちらも、国家公務員となるためには大切なプロセスですので、今後、希望官庁のホームページで日程等をチェックし、積極的に参加して欲しいと思います。
ちなみに、平成28年度に当局で実施した業務説明会について紹介させていただきますと、一般職の「大卒程度試験」、「高卒者試験」それぞれ6回実施しまして、業務内容の説明のほか、若手職員との座談会や航空自衛隊松島基地などにおいて装備品や施設などを見学していただきました。
 平成29年度についても同様の業務説明会を開催する予定であり、実施日等が決まりましたら、当局のホームページに「お知らせ」を掲載しますので、是非、ご覧ください。
 最後になりますが、国家公務員を志し、そして、国民のために働きたいという志しをもった皆さん、是非、私ども東北防衛局の業務にも関心を持っていただきたいと思います。意欲溢れる皆さんを心待ちにしています。

パーソナリティー:
 丁寧な説明有り難うございました。

局長:
 こちらこそ、どうも有り難うございました。


 
   
  
 
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