自 衛 隊 百 科
自衛隊インビテーション
(3月放送内容)



テ−マ:東北防衛局のパンフレットについて


パ−ソナリティ−:
 本日は東北防衛局の齋藤雅一局長にお話をいただきます。齋藤局長よろしくお願いします。

齋藤局長
 よろしくお願いいたします。

パ−ソナリティ−:
  今日は「東北防衛局のパンフレット」というお題ですが、どういった話でしょうか。

齋藤局長:
  東北防衛局では、業務内容などを紹介する「業務紹介パンフレット」のほか、新たに「採用パンフレット」を作成しました。今回、新しく作成した「業務紹介パンフレット」と「採用パンフレット」は、平成27年度に採用された職員により、作成されたものです。これらのパンフレットは、東北防衛局のホームページでも公表されておりますので是非ご覧になっていただければと思います。

パ−ソナリティ−:  
  新しく職員として採用されたにも拘わらず、パンフレットを作られるのは、すごいことですね。それだけ優秀な方だと思われますね。そのパンフレットの中身はどういったものですか。

齋藤局長:
  い。急に作れと言われても、作れるものではありませんね。平成27年度の新人職員は9名ですが、作成するにあたっては、慣れない通常業務の合間を縫って、幾度となく打合せを重ねながら、作成したと聞いております。
 
それではパンフレットの中身について、触れたいと思います。表紙をめくると、「女性職員の活躍推進に向けて」というタイトルが目に付きます。そして、東北防衛局の女性職員3名の写真が掲載されています。
防衛省では、男女共同参画社会の実現は、我が国社会にとって最重要課題の一つであるとの認識の下、「防衛省における男女共同参画に係る基本計画」を作成しております。東北防衛局としても、その計画・方針の下、当局の実情を踏まえつつ、女性職員の活躍の推進に向けた環境づくりに取り組んでいます。
 例えば、「女性が働きやすい勤務環境を実現するために」をテーマとして、女性職員による座談会を開催したところ、女性目線による活発な意見交換の場となり、非常に有意義なものとなりました。このように当局では、女性職員の活躍推進に向けた環境作りに取り組むこととしています。

パ−ソナリティ−:
  女性の職員が働きやすいのは大変いいことだと思います。そのような取り組みをされているのは、素晴らしいですね。その他に掲載されている内容はどういったものですか。

齋藤局長:
  はい。平成27年度の新規採用者は、東北防衛局と事務所採用を含め、9名の新人が採用されました。そのうちの4名の新人と人事を担当する総務課長との対談の内容を掲載しております。東北防衛局の求める人材とこれからの若手に何を期待しているのかを尋ねていますので、これから入省を希望する方は、是非参考にしてもらいたいと思っています。

パ−ソナリティ−:
  その対談の中身は、どのようなものなのでしょうか。

齋藤局長:
  はい。なぜ若者は防衛省を志すのか、今の年代であれば、東日本大震災における自衛隊の活動がやはり強く印象に残っていることですね。
  東北防衛局も、捜索・救助活動の拠点となる自衛隊施設の復旧に向けた技術的な支援や米軍の「トモダチ作戦」における通訳支援等のサポートを行ったりしたわけです。このように震災時の対応に関しては、当局の職員が大きな役割を果たしたと思います。
 今回は、こうして採用1年目の新人職員にパンフレットを作成させることになったわけですが、その目的は、多様性が重要とされる今の時代において、若手・中堅・ベテランがともに活躍することを通じて、組織の活性化・強靱化に繋げることにあります。
 若手にとっては、全体の業務を見渡したり、いろいろな課に取材に行ったりという形で、視野を広く持つことができると思います。
 また、当局が独自に行っている新人教育についてもご紹介をしています。事務官・技官も自衛隊員であり、私たちの仕事は自衛官や米軍の活動をサポートすることにありますから、自衛官の仕事に興味を持ち、その活動の一端を経験してみることも大切です。そのような観点から、今年度より採用の新人等を対象に、陸上自衛隊多賀城駐屯地での2泊3日の部隊研修を実施しました。こうした部隊研修では、訓練、食事、挨拶などの所作まで自衛官の方々と同じ生活を体験することによって、同じ防衛省で働く仲間である自衛官を知ることができたと思っています。こうした研修は今後とも継続していきたいと考えています。


パ−ソナリティ−:
  はい。若手に期待することやこれから採用となる方々に向けたメッセージをお願いします。

齋藤局長:
  はい。そうですね。若手には、仕事を通して成長していって欲しいと念願しています。そのためには課題に積極的に取り組み、様々な問題を解決していくことを通じて、自分の能力を高めていってくれることを期待していますね。
  また、採用パンフレットでは、防衛施設を巡る諸問題、装備品等を巡る諸業務が複雑化していることから、防衛施設のユーザーたる自衛隊・米軍と周辺自治体の方々との間のいわば信頼される「架け橋」として、防衛施設に起因する様々な問題の解決・改善に努めているほか、自衛隊・米軍の建設工事、そして、装備品等の調達に係る監督・検査など多岐に亘る業務が紹介されています。これらの業務は、自衛隊や米軍の活動、いわば「守りを支える」ものとして、我が国の安全保障にとっては、不可欠なものであります。
  東北防衛局としては、業務の重要性を改めて認識し、この業務を将来に立派に引き継いでいくべきものと考えております。
  ここで東北防衛局の主な業務を紹介したいと思います。東北防衛局は、防衛施設と周辺地域の調和を図り、周辺住民のご理解とご協力を得て防衛施設を常に安定的に使用できる状態を維持するための様々な施策を行っています。
  主な業務を申しますと、防衛省の政策・防衛施設の整備・在日米軍再編等の基地行政に対する地方公共団体等の理解と協力を確保するための事務のほか、演習場・飛行場等の防衛施設の取得・管理や、防衛施設の設置・運用によって生じる損失の補償などのほか、在日米軍人等による事件・事故との損害賠償、そして、自衛隊の装備品等の調達に係る監督・検査等、多岐に亘る業務を行っています。

パ−ソナリティ−: 
  そうですね。東北防衛局が行っている業務については、以前にも何回か伺っておりましたが、改めて、多種・多様な仕事をされていますよね。その他に仕事以外での職員の交流として、何かされているのでしょうか。

齋藤局長:
 はい。局の有志を集めたランニングクラブやフットサルサークルなどの様々な活動があるほか、仙台の秋と言えば芋煮会、そしてビール工場見学、各部対抗のボウリング大会とか泉ヶ岳登山などを実施しています。困難な業務に立ち向かう我が局にとって、職員の団結と横の連携は極めて重要であり、普段から、上司、同僚などとのコミュニケーションを図り、風通しの良い職場の環境作りに取り組んでいるところです。

パ−ソナリティ−: 

 はい。ありがとうございます。本日は、東北防衛局の採用パンフレットを紹介しながら、併せて常日頃、行っている業務紹介をしていただきました。本日は有り難うございました。

齋藤局長:

こちらこそ、有り難うございました。



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