県内基地等の紹介

本州最西端に位置する山口県は、日本海・関門海峡・瀬戸内海と三方を海に囲まれた防衛の要衝として、陸海空8ヶ所の基地等があります。

山口駐屯地

陸上自衛隊山口駐屯地は昭和31年、山口市に開設され現在は第17普通科連隊が基幹となっています。
山口市は歴史的に、大内氏が1363年この地に館をかまえて以来「西の京」と呼ばれる華やかな「大内文化」が開花した地です。また幕末期には毛利36万石の藩庁が置かれるなど、駐屯地周辺には多数の文化遺産が見られます。日露戦争やマレー半島上陸作戦で活躍した旧陸軍歩兵第42連隊が駐屯した地であり、今日においても陸上自衛隊第17普通科連隊は県民から深い信頼と敬愛を集めています。
駐屯部隊は、先人の偉勲を受け継ぎ、郷土の発展と平和の維持に努めています。駐屯地の史料館は「防長尚武館」として観光名所となっており、寺内正毅、寿一親子元帥の元帥刀・勲章をはじめ、多数の歴史資料を展示しており、県内外から多数の見学者があります。

連絡先

名称 山口駐屯地
住所 〒753-0091 山口市上宇野令784
電話 083-922-2281
公式ホームページ 陸上自衛隊 山口駐屯地

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防府分屯地

陸上自衛隊防府分屯地は、航空自衛隊防府北基地の敷地の中に在ります。昭和37年に発足し、以来41年の歴史を刻みました。
部隊は、ヘリコプターを保有する第13飛行隊、気象業務を実施する陸上自衛隊中部方面管制気象隊及び通信中隊防府派遣隊が所在します。
西部方面区との重要な中継地となっています。
第13飛行隊では、各都道府県知事から災害派遣要請を受けて、林野火災に出動し、民生安定に貢献しています。平成15年度は、2回の出動要請がありました。
また、自衛隊山口地方協力本部の採用広報の一環として、自衛隊協力諸団体や協力者を対象に体験搭乗なども行っています。
体験搭乗前には、安全に関する説明などがあります。説明を受け手続きが完了すると、いよいよ空中散歩です。空気が澄み切った日の体験搭乗は気分最高です。

連絡先

名称 防府分屯地
住所 〒747-0834 防府市田島無番地
電話 0835-22-1950

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下関基地隊

海上自衛隊下関基地隊は、昭和29年7月1日発足以来、山口、九州、沖縄海域の防衛警備を主任務とする佐世保地方隊(総監部所在地・長崎県佐世保市)に所属し、主として関門海峡、同周辺海域の防備を担当しております。
また、平時から防衛の任務を完遂するための各種訓練のほか海中の不発弾等各種爆発性危険物の処理(調査楊収等)や大規模災害発生時の救助活動に従事するとともに、地域の諸行事にも積極的に参加しています。
下関基地隊は、地域に開放した行事や自衛隊父兄会、協力諸団体をはじめ、一般市民に対する基地見学を行っています。
この各種基地等における広報行事は、最寄の基地や自衛隊山口地方協力本部へお問い合わせください。

連絡先

名称 下関基地隊
住所 〒759-6533 下関市永田本町4-8-1
電話 083-286-2323
 公式ホームページ 海上自衛隊 下関基地隊

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小月航空基地

海上自衛隊小月航空基地は、本州の最西端にあり関門橋と3つの海底トンネルによって九州と接し、瀬戸内海、関門海峡、響灘と3方を海に囲まれ大陸にも近く、また、山陽山陰道の終始点であり、古くから西日本の政治・経済の交流点、外来文化の流入点、更には海陸交通の要衝として栄えてきた下関市の東端に位置する海と深い緑に囲まれた美しい基地です。
この基地に所在する小月教育航空群は、海上自衛隊航空機搭乗員の基礎教育と単発練習機による初級操縦教育を主任務としており、現在約200名の航空学生等と約500名の隊員が一丸となって、優秀な搭乗員養成のため日夜訓練に励んでおります。

連絡先

名称 小月航空基地
住所 〒750-1124 下関市松屋本町3-2-1
電話 083-282-1180
公式ホームページ 海上自衛隊 小月航空基地

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見島分屯基地

航空自衛隊見島分屯基地は、萩市沖合北北西約45㎞の日本海に浮かぶ孤島にあります。島の周囲は18㎞と小さく、南北に縦長で東側上空から写真を撮ると、あたかも牛のような形をしています。 島で一番高い山、いくらげ山の頂(標高182m)が勤務場所となっています。見島は、古来より防人の地として先人の培った歴史があるように、日本の防衛には必要不可欠の島です。
年間を通じて快適な気候と地域の方々の理解もあって、環境面では特に恵まれています。皆さんが喜ぶ山海の珍味や心地よい潮風がアトピーに効果があるとか、子宝にも恵まれ易いとか、一度は訪れる価値のある島が我々の勤務地でもあります。隊員は寸断のない警戒監視任務を遂行しており、西部防衛空域の要所の担い手として日々頑張っています。

見島分屯基地-1
見島分屯基地-3
見島の風景

連絡先

名称 見島分屯基地
住所 〒758-0701 萩市見島1518
電話 08382-3-2011
 公式ホームページ  航空自衛隊 見島分屯基地

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防府北基地

当基地は、昭和19年4月、旧陸軍の防府飛行場として発足し、戦後英豪連合軍の進駐を経て返還され昭和30年11月に航空自衛隊操縦学校が新設され昭和34年6月、第12飛行教育団、防府管制隊及び防府気象隊が所在する防府北基地として誕生しました。T-3型初等練習機を使用する飛行教育を実施しています。
平成15年4月からは、新初等練習機T-7型機へ逐次機種変更を推進しており現在、両機の併用運用を行っています。
防府北基地は、南に瀬戸内海、北は中国山地で囲まれた防府市の南西部に位置し天候も年間を通じて比較的安定しており、飛行教育に恵まれた環境にあります。
基地近傍には、藤原道真公を祀った神社で日本三大天満宮の一つである防府天満宮、旧防長藩主毛利庭園などがあり、県内外からも多数の観光客があります。
基地では、毎年(6月頃)基地を開放し航空祭を行っています。基地祭には、県内外から多くの市民が訪れ、自衛隊と一般市民とが交流を深める絶好の機会となっております。
広報行事については、最寄の基地や山口地方協力本部にお問い合わせください。

連絡先

名称 防府北基地
住所 〒747-8567 防府市田島無番地
電話 0835-22-1950
 公式ホームページ 航空自衛隊 防府北基地

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防府南基地

当基地は昭和18年5月、旧海軍の基地として開設され、防府海軍通信学校が設置、昭和19年から甲種・乙種予科練習生を収容しました。また、昭和20年7月には、海軍兵学校防府分校が設置、戦後、連合軍が管理するところとなりましたが昭和29年12月、第1航空教育隊が下関の小月から移駐し、防府基地として発足しました。
昭和31年2月、米軍の撤退に伴い全施設が返還され、昭和34年6月、防府基地は、防府南基地と防府北基地に分離し現在に至っています。
昭和57年12月、第1航空教育隊(防府南)と第2航空教育隊(熊谷)が編合され航空教育隊として新編されました。
平成元年には生徒隊(熊谷)を編入し、平成2年3月、婦人自衛官教育大隊(入間)が婦人自衛官教育隊(防府南)として新編されました。なお、婦人自衛官教育大隊は、現在女性自衛官教育大隊に改称されております。
基地の所在部隊は、航空教育隊、防府地方警務隊、防府地方情報保全隊の3個部隊があります。航空教育隊は、新隊員、空曹候補生、初任空曹、曹候基礎及び曹候空曹候補者(防府南)の各課程教育を実施、女子については、各課程とも防府南で実施。
南基地においては特に、4月から8月の間は、春に入隊したばかりの各課程の新隊員約1,200名が入隊し活気づきます。

連絡先

名称 防府南基地
住所 〒747-8555 防府市田島無番地
電話 0835-22-1950
 公式ホームページ 航空自衛隊 防府南基地

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岩国航空基地

海上自衛隊岩国航空基地は、現在米海兵隊が管理する日米共同使用の基地です。昭和13年4月、旧日本海軍が建設に着手し、昭和14年12月呉鎮守府所属練習隊を配置、昭和15年7月に岩国海軍航空隊として開設され、昭和18年11月には海軍兵学校岩国分校が併設されました。
戦後、米海兵隊に接収され、英連邦空軍・米空軍が駐留し、朝鮮事変の勃発とともに国連軍として英海軍部隊、米空軍及び米海軍部隊の一部が派遣されました。
昭和27年4月、日米安全保障条約に基づく在日米軍基地となり、米空軍・米海軍の使用を経て、米海兵隊岩国基地となり現在に至っている。
海上自衛隊は、昭和32年3月から共同使用を開始し、現在、第31航空群、第111航空隊が所在しています。
第31航空群は、我が国唯一の水陸両用の飛行艇である救難機US-1A、電子戦データーを収集するEP-3、画像データーを収集するOP-3C、訓練支援を行うUP-3D及び海上自衛隊で唯一のジェット機であるU-36A等を配備し「洋上救難」「訓練支援」等の任務に、また、第111航空隊は、世界最大級のヘリコプター掃海・輸送機MH-53Eを装備して「機雷掃海」の任務にあたっています。

連絡先

名称 岩国航空基地
住所 〒740-0025 岩国市三角町2丁目官有地
電話 0827-22-3181
 公式ホームページ 海上自衛隊 岩国航空基地

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