
一般幹部候補生制度は、大学卒業者を対象に将来の陸・海・空自衛隊を担う幹部自衛官となる要員を養成するための制度です。教育機関に入隊と同時に陸・海・空曹長に任命され、約1年間幹部自衛官として必要な資質を養うとともに基礎的知識を修得し、教育修了時3等陸・海・空尉に昇任して部隊等で幹部自衛官として活躍します。
幹部へのコース
幹部とは
幹部とは、3尉以上の階級にある自衛官をいいます。幹部自衛官は、自衛隊の指揮官等として責任と権限の与えられる地位につき、部隊を指揮したり、作戦を立案したりする重要な役割を果たします。
従って幹部には、単に知識や体力ばかりではなく、企画力、想像力、責任感、決断力や胆力が求められます。このため、厳しい試験等で採用された幹部候補生は、幹部候補生学校において、これらの能力を取得するべく訓練・教育を受けるのです。
幹部候補生学校の所在地
幹部候補生学校は、各自衛隊ごと異なる場所にあります。
いずれも、教育のために適した自然環境の中で、幹部としての基礎をじっくりと身につけることができるよう配慮されています。
地図上のマーク又は写真をクリックすると、各学校のページへジャンプします。
処遇等
幹部候補生採用の幹部自衛官の昇任管理について一般職国家公務員と比較すると、おおむねT種とU種の中間程度のものとなります。
給与的には自衛艦の俸給構造は特殊な勤務に対応していることから、そのいずれよりも若干高めとなっています。
採用後の人事管理
陸海空曹長:採用時
3等陸海空尉:採用から約1年後
2等陸海空尉:3尉昇任から約2年3月後
1等陸海空尉:2尉昇任から3年後
3等陸海空佐:1尉昇任から4年6月以降(選抜昇任)
2等陸海空佐:3佐昇任から3年6月以降(選抜昇任)
以後、勤務成績などにより逐次昇任
年収比較
| |
自衛官(幹部候補生採用) |
一般職(T種) |
一般職(U種) |
| 採用時 |
約346万円 |
約302万円 |
約280万円 |
| 30歳 |
約454万円 |
約431万円 |
約376万円 |
| 35歳 |
約556万円 |
約543万円 |
約477万円 |
受付期間
■平成24年2月1日(水)〜4月27日(金)まで(
締切日必着)
(受付開始しました。)
募集人員
(参考 23年度)
| 区 分 |
男 子 |
女 子 |
| 陸上自衛隊 |
一般幹部候補生 |
一般要員 |
約145名 |
約10名 |
| 海上自衛隊 |
一般幹部候補生 |
一般要員 |
約 70名 |
約10名 |
| 飛行要員 |
| 技術幹部候補生 |
約 20名 |
| 航空自衛隊 |
一般幹部候補生 |
一般要員 |
約 65名 |
約 5名 |
| 飛行要員 |
| 区 分 |
内 容 |
| 陸上 |
一般幹部候補生 |
一般要員 |
陸上自衛隊の音楽及び医師関係を除く全職域に配置されるもので、この中には技術要員を含みます。 |
| 海上 |
一般幹部候補生 |
一般要員 |
海上自衛隊の航空機操縦職域及び医師関係を除く全職域に配置されるものです。 |
| 飛行要員 |
海上自衛隊において航空機操縦職域等に配置されるものです。 |
| 技術幹部候補生 |
海上自衛隊において専門技術を生かし、主として技術関係職域に配置されるものです。 |
| 航空 |
一般幹部候補生 |
一般要員 |
航空自衛隊の航空機操縦職域、音楽及び医師関係を除く全職域に配置されるもので、この中には技術要員を含みます。 |
| 飛行要員 |
航空自衛隊において航空機操縦職域に配置されるものです。 |
応募資格
日本国籍を有し、平成25年4月1日現在次の各号のいずれかに該当する者
・22才以上26才未満の者
・学校教育法に基づく大学院において正規の課程(技術幹部候補生にあっては理学または工学の課程)を2年以上修め、修士(技術幹部候補生にあっては理学修士又は工学修士)の学位を受けた者(見込み含む)については、28才未満の者
・20才以上22才未満で、学校教育法に基づく大学(短期大学を除く)を卒業した者(見込み含む)又は外国における学校を卒業した者で大学卒業に相当すると認められる者
試験
■第1次試験 平成24年5月12日(土) 筆記試験
■第1次試験 平成24年5月13日(日) 筆記式操縦適性検査(飛行要員希望者のみ)
(試験場は受験票交付時にお知らせします)
試験種目
| |
区分 |
形式 |
科 目 |
摘 要 |
一
般
幹
部
候
補
生 |
一般
教養 |
択一式 |
第T分野(人文科学、社会科学、自然科学及び英語)
第U分野(文章理解、数的推理、判断推理及び資料解釈) |
大学教養課程
修了程度 |
| 専門 |
択一式 |
人文科学、社会科学、理・工学のうちから1科目選択 |
大学専門課程
修了程度 |
| 記述式 |
心理、教育、英語、行政、法律、経済、国際関係、社会、数学、物理、化学、情報工学、電気、電子、機械(造船を含む)、土木、建築、航空工学、海洋・航海のうちから1科目選択(音楽要員希望者は音楽科目) |
海
上
技
術
幹
部
候
補
生 |
一般
教養 |
択一式 |
第T分野(人文科学、社会科学、自然科学及び英語)
第U分野(文章理解、数的推理、判断推理及び資料解釈) |
大学教養課程
修了程度 |
| 専門 |
択一式 |
理・工学 |
大学専門課程
修了程度 |
| 記述式 |
数学、物理、化学、情報工学、電気、電子、機械(造船を含む)、土木、建築、航空工学、海洋・航海のうちから1科目選択 |
■第2次試験
第1次試験合格者のみ行います。
■口述試験 試験期日:平成24年6月12日(火)から平成24年6月15日(金)までの間の指定する1日
■口述試験 試験場:第1次試験合格通知でお知らせします。
■口述試験 試験種目:小論文試験、口述試験、身体検査(航空要員希望者は航空身体検査)及び音楽適性検査(音楽要員)
| 身体検査の合格基準 |
| 検査項目 |
基 準 |
一般幹部候補生(飛行要員を除く)・
海上技術幹部候補生 |
一般幹部候補生(飛行要員) |
| 身長 |
男子:155cm以上、女子150cm以上 |
158cm以上190cm以下の者 |
| 胸囲・体重 |
身長と均衡を保っている者(合格基準表参照) |
| 肺活量 |
男子:3000cc以上、女子:2400cc以上の者 |
| 視力 |
両眼とも裸眼視力が0.6以上又は裸眼視力が0.1以上で矯正視力が0.8以上の者
両眼の裸眼視力が0.1未満は屈折度測定により評価 |
両眼とも遠距離裸眼視力が0.2以上で矯正視力が1.0以上、中距離裸眼視力又は矯正視力が0.2以上、近距離裸眼視力が1.0以上で、近視矯正手術(オルソケラトロジーを含む)を受けていない者。
なお、矯正視力は眼鏡を使用する。(コンタクトレンズは不可) |
| 色覚 |
色盲又は強度の色弱でない者 |
正常な者 |
| 聴力 |
正常な者 |
| 歯 |
多数のう歯又は欠損歯(治療を完了したものを除く)のない者 |
| その他 |
身体健全で慢性疾患、感染症、四肢間接などに異常のない者 |
| 詳しい内容については、募集要項をごらん下さい。 |
■第3次試験 (海上・航空の飛行要員のみ)
第2次試験合格者のみ行います。
試験期間
| 区分 |
試験期間 |
備考 |
海上
自衛隊 |
7月9日(月)〜7月13日(金)のうち指定する1日 |
|
航空
自衛隊 |
第1回 |
7月21日(土)〜7月26日(木) |
天候等により、さらに2日間延長する場合があります。
第3回目については試験場等の状況により実施しない場合があります。 |
| 第2回 |
7月28日(土)〜8月2日(木) |
| 第3回 |
8月4日(土)〜8月9日(木) 予備 |
試験場:第2次試験合格通知でお知らせします。
試験種目:海上自衛隊:航空身体検査(一部)
試験種目:航空自衛隊:操縦適性検査、医学適性検査
合格発表
■第1次試験 平成24年6月1日(金)
和歌山地方協力本部に掲示するとともに、本人宛に通知します。なお、不合格者には通知しません。
■第2次試験 海上自衛隊:平成24年7月2日(月) 航空自衛隊:平成24年7月6日(金)
和歌山地方協力本部に掲示するとともに、本人宛に通知します。なお、不合格者には通知しません。
海上・航空自衛隊の飛行要員のみ発表し、一般・音楽・海上技術要員については最終合格で発表します。
■最終合格者
陸上自衛隊:平成24年8月3日(金)
海上自衛隊:平成24年8月3日(金)
航空自衛隊:平成24年9月7日(金)
和歌山地方協力本部に掲示するとともに、合格通知書を本人宛に送付します。
入隊
採用予定者は、平成25年3月下旬〜4月上旬にそれぞれ次の学校に入隊します。
| 区 分 |
名 称 |
住 所 |
| 陸上自衛隊幹部候補生 |
陸上自衛隊幹部候補生学校 |
福岡県久留米市高良内町2728 |
| 海上自衛隊幹部候補生 |
海上自衛隊幹部候補生学校 |
広島県江田島市江田島町国有無番地 |
| 航空自衛隊幹部候補生 |
航空自衛隊幹部候補生学校 |
奈良県奈良市法華寺町1578 |
※入隊時に再度身体検査を行いますが、この際異常のある者は不採用となることがありますので、健康管理には十分注意して下さい。また、あわせて薬物使用検査を実施します。
■身分 特別職国家公務員
■給与 大学卒:214,900円 (平成23年4月現在)
■給与 大学院卒:232,000円
※採用時の給与は採用予定者の学歴・経歴により異なります。
■賞与 年2回 3.95ヶ月分(23年度)
■休日 週休2日制、祝日、年末・年始、夏季休暇、年次休暇
■保険 団体生命保険、団体取扱生命保険、団体損害保険、生命共済、火災共済など
■医療施設 自衛隊病院、隊内医務室など
■福利厚生 ・施設:宿舎、保養所、スポーツ施設など
■福利厚生 ・貯金事業:普通貯金、定額積立貯金、定期貯金
■福利厚生 ・物資販売事業:月賦、隊内売店
■その他の待遇 被服・食事の貸与または支給