家族会員の声

防衛大学校家族会に参加して


防 衛 大 学 校 家 族 会
     一 政  広

 

 

 我が家の長男は、2年前に63期生として防衛大学校(以下防大)に進学し、現在3学年に在籍しています。
 元々、将来は『人様の役に立つ仕事に就きたい』という漠然とした思いがあったようで、高校の先生に防大のことを教えていただき、進路の選択肢の一つとして考え始めました。
 静岡地方協力本部の担当の方からも色々と教えていただきながら、また、オープンキャンパスにも参加し徐々に防大進学への思いが強くなっていったようです。
 私自身は防大に対する知識が無く、周囲に防大のことを聞ける人もおらず、『とにかく厳しい学校、自由が無い学校』というイメージしか持っていませんでした。その為、防大の合格通知を受け取った後も、一般大学の受験を続け、親子共々進路決定についてはかなり悩みました。最終的には『厳しい環境で自分を試してみたい』という本人の強い意志を尊重し防大進学が決まりました。

 防大は4月1日が着校日といって入校手続きを行い、4月5日に入校式を迎えます。その4日間で基礎的なこと(プレス、着こなし、入室要領など)を対番の先輩(個人的に指導をしていただく先輩)や同部屋の先輩に教えていただきます。入校式後に部屋の案内、部屋の先輩への挨拶、午餐会(食堂で学生と父兄の食事会)があり、息子と顔を合わせましたが表情はかなり硬かったように記憶しています。これから始まる防大での生活に言い知れぬ不安を抱いていたのだと思います。
 入校式で顔を見たのを最後に、連絡も無く『大丈夫だろうか?付いていけているだろうか?』といった不安な気持ちの中で日々を送っていました。そんな時に静岡県防衛大学校父兄会(当時)のお誘いの電話をいただきました。父兄会に参加して同期の御父兄からお話を伺うと、我が家と同じような思いを抱いている方が多いことがわかりました。また、先輩の御父兄から校内での生活のことや学校行事のことなどを親切丁寧に教えていただき、大変心が楽になり不安が払拭されたことを憶えています。
 先輩の御父兄から『1年後の子供の姿を見てやってください。心身共に成長した姿に驚くと思います。』という言葉がありました。当時は余裕もなく聞いていましたが、確かに1年後に大きく成長している息子を見て驚きました。

 家族会に参加させていただいたことで、精神的に支えられたことは、私たち家族にとって大きな救いでした。
 毎年新たに防大に入校されるご家族の皆様方に、『静岡県防衛大学校家族会』に入会していただき、共に語り合うことで不安解消の一助になれば幸いです。

 

▲ページTOPへ