家族会員の声

防衛大学校家族会に参加して


防 衛 大 学 校 静 岡 県 家 族 会
     辻 村 裕 和

 

 

 「将来、私は自衛官になる!!」
小学生の時から一貫して学校の先生を目標、マイビジョンとしてきた娘に人生を深く考え方向転換する大きな転機が訪れたのは、中学2年3学期も終盤に差し掛かったころでした。
z01 まだ記憶に新しい東北の大震災が起き、連日報道で自衛隊や自衛隊員の皆さんの活躍を目の当たりにして「日本の国を、日本の国の人たちを守る人になりたい!」思春期という多感な時期に純粋にそしてとても強く思ったようです。
 震災から4年後の一昨年四月、長女は第一志望である防衛大学校第64期学生として入校し、この春、三年生になりました。
一番の応援団である親として、この2年を乗り越え3度目の春を迎えられた事が大変、喜ばしく大きな達成感を感じています。
 『国を国民を守れる人になりたい』という高く崇高な志のもと入校を決めた防衛大学校。入校式では講堂に響きわたる勇ましい64期全員の宣誓にとても感動させられました。
 入学当初は親元を離れ、厳しい集団生活に娘も親も不安いっぱいで大変、心配になりました。自ら志して選んだ道だからと娘自身も自分に言い聞かせていたようですが、いくら頑張っても先輩に駄目だしされ、四月の終わり頃には、かなり自信喪失気味になり、防衛大学校静岡県家族会の先輩方に相談をさせて頂きました。
z02 「すぐに会いに行って話を聞いてあげた方が良い!」と助言を頂き、5月3日横須賀へ家族で会いに行くと、疲れ切った様子の娘が待っていました。
どうしたら、与えられた仕事がこなせ、自分は認められるようになるのかという疑問と不安で悩み傷ついた娘を励まし、家族4人一緒に短い時間ではありましたが食事をしたり、話しをして共に過ごして別れました。
それから一か月余り、厳しい防大生活をどんな気持ちで過ごしているだろうかと、気がかりでした。家族会激励会に参加して、衣替えをした白制服の娘の顔をみることができて少し『ホッと』しました。懇親会で4年生の先輩方が防大生活を「あっという間だった」とたくましく言っていたのが心に残り、改めて我が子も試練を乗り越えて一歩一歩成長していってくれることを信じて見守りたいと思いました。
z03 1年生の秋にも体調を崩し半月ほど帰省療養を余儀なくされ精神的にも弱くなった時期がありましたが、家族会の先輩方から励ましの電話をいただいたり、先輩学生が娘に応援や励ましの連絡をして頂いたりと、何人もの方々が娘の背中を支えて下さって、少しずつ不安から解放されていったようです。経験談で癒して下さった家族会の皆様は防大生を持つ親の心のよりどころになりました。
 防衛大学校は厳しい集団生活や訓練の中、勉学もこなさなければなりません。限られた時間内で、勉強、レポートを書くということは、『時間がない』という点で、効果があるようで、集中力・やる気が感じられ、気持ちの激変に、親元で生活していた頃とはまったく違う気迫が感じられるようになりました。
 二年前の春、防衛大学校の門をくぐってから、様々な壁にぶつかりながらも、先輩・同期・教官とたくさんの方々に支えられ、3度目の春を無事、迎えることが出来ました。
娘が困ったとき、たくさんの方々が必ず手を差し伸べて下さいます。
このような家族を超えた一体感は他の大学では経験できないかもしれません。
 学業に精進するだけでなく、人格の向上など自己鍛錬につとめ、人間作り、きめ細かい指導など 個々の感性を磨き 情緒を深め 豊かな人間性を涵養する大切さにもふれることが出来ていると強く感じています。
 静岡県家族会は、日本一厳しい大学と言われている防衛大学校で学ぶ子供達を心より応援する家族の会です。そして、将来子供達が幹部として働く『自衛隊』の素晴らしさも学ぶ事が出来る会でもあります。二年間、この会に助けられた事も多く、そして親同士で多くの新しい絆を得ることが出来ました。

 これからも、防衛大学校学生の親として家族会会員として「将来、私は自衛官になる!」「日本の国を日本国民を守れる人になりたい!」そんな崇高な志を側面から協力していこうと思います。

 

 

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