水泳

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今回は海自特有の水泳の話です。

海自にとって逃れられない宿命となっている水泳は入隊した時から始まります。

 私を含め、海自に入隊したからといって泳ぎが得意な人ばかりではありません。中にはまったく泳げない人や、
水に顔をつけるのが怖いといった人間もおりますが、教育隊での教育修了までには、ほぼ全員が一定基準まで泳げるようになります。
泳ぎに自信の無い方やまったく泳げない人でも安心の指導クオリティーです。

教育隊期間中の最初と最後に測定があるのですが、新入隊員のほとんどはタイムを縮めることに成功し、泳げなかった人も泳げるようになっております。
測定は平泳ぎと自由形の2種類1セットを50m×2泳ぎます。等級は1〜7級まで設けられており、
18〜29歳のみ7級まで。30歳〜は6級までになります)年齢・性別により基準タイムが決まっています。
ちなみに年齢1829歳の部で、1級は32秒未満・40秒未満、7級は50m自由形56秒未満・平泳ぎ60秒未満、となっております。
教育隊で7級以下になると級外となり、「赤帽」という不名誉の烙印が押されます…(`・ω・ι)タラー

 赤帽になるとその名の通り赤い水泳帽を被り、他とは異なる特別プログラムを組まれて教育期間中に本人が基準タイムを上回るまで、
教官が熱く優しく、時には(?)厳しく親身に教えてくれます。夢でうなされるほどに…||艸・+)クスクス
学生時代は25mも数えるほどしか泳ぎきった事もなかったサト吉ですが、ミラクルを起こして50mを初めて泳ぎきり、
赤帽ギリギリのタイムでクリアできました(。´・ω・`。) 最終的には泳ぐこと自体が好きになり、
タイムも中の上あたりになって自分でも驚きました。

 そんなこんなで教育隊を卒業し、部隊へと送り込まれます。

 部隊でもガンガン泳ぐのかと思っておりましたが、実際は整備・訓練・出港(陸から離れるのが一番の原因)や、
雑務などがあるためほとんど泳いでおりませんw 年に1度の水泳能力測定(陸海空自衛隊の中でこの測定が
あるのは海自だけ)に合わせて、練習のための期間が設けられ泳ぎます。停泊中は出来るだけ仕事を早く終わらせ、
手の空いた者からプールに直行。そして本番の測定日に練習の成果を出し切るといった感じです。
部隊では赤帽はありませんのでご安心をw 
鬼の様にしこたま泳ぐのは教育隊までなので、その点もご安心下さいヾ(・∀・`。)

どんなに頑張っても人はイルカになる事は出来ない。
サト吉が泳ぐとプールサイドに打ち揚げられる冷凍マグロとなる。
普段から泳いでない隊員は、泳いだ後のあり得ない程の体力消費と衰えに驚愕し後悔するが、
船乗りは酒を飲むと次の日には忘れている。