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艦橋(ブリッジ)
 艦船を操船する「艦橋」(商船などでは「船橋」)すなわち「ブリッジ」について紹介します。
 「ブリッジ」には、船の針路や速力を決めて実際に操船したり、海図や通信機能などを備える船舶を運航するための中枢部分で、通常、船長や航海士などが詰めています。では、なぜ、この場所を「ブリッジ」というようになったかご存知ですか?
 カリブの海賊の映画に出てくる帆船は、よく船尾の高いところに舵を備え付け、その横で船長が海図や遠めがねを片手に操船を指示している場面を見かけると思います。機能としては全く同じで、風を読むため最も風上に位置し、甲板や帆全体が見渡せる船尾を少し高めに作り、そこで船長は操船します。船の推力をコントロールするのに帆の操作を掌帆長(ボースン)に指示していますね。でも、この後部の構造は、「ブリッジ」とは言わず、一般に「船楼」と言います。
  操船する場所が「ブリッジ」と呼ばれるようになったのは、実は、蒸気機関が実用化され、帆船から外輪船に代わったときからで、船の操船を行う場所として前が良く見えるようにと、左右の外輪の上に「橋(Bridge)」を架けて、その上で操船するようになったことによるものです。その後、推進機関は外輪からスクリュー(プロペラ)に代わり、外輪が無くなったので、「ブリッジ」を架けることは無くなりましたが、甲板全体や進行方向がよく見えるようにと、船楼の最も高い位置に、操船をするための部屋が作られ、ここを船の運航を掌る場所として、そのまま「ブリッジ」と呼んでいます。
 ちなみに、外輪とプロペラの推進効率はプロペラの方が高く、水中に軸を通す際の水密構造(水が浸入してくることを防ぐ構造)が向上するとともに、外輪船の役割は終わりました。
 船で使われる言葉は調べれば調べるほど面白いものです。皆さんも興味のある言葉がありましたら、是非教えてください。

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