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左右を表す用語
 海事用語について紹介します。
 右・左についていろいろ紹介いたしました。右・左を海事用語で表すと、「STBD(Star-board)」(右)、「PORT」(左)といいます。もちろん、「Right」、「Left」も使いますが、STBD、PORT が一般的です。STBD の由来は、やはりバイキング全盛の英国で、もともとは舵となる板を右舷側につけていたことから、「Steer Board」が訛り、STBD(スターボード)になったと言われます。操船の最高責任者である船長の居室が、伝統的に右舷側に設けられているのもこのためと言われます。
 また、当時の舵は右舷の外側についていたことから、港の岸壁に横付けしたり、また、はしけなどをつける際、舵を壊さないように左舷側を主用したことから、「港側=PORT」と呼称するようになりました。もっとも、PORT と呼称するようになったのは19世紀半ば以降だそうで、それ以前は、「Lar-board(ラーボード)」と呼ばれていて、「Load-board(積荷する板)」が訛ったものと言われています。これをPORTと変えたのは、スターボードとラーボードが発音上紛らわしく、しばしば取り違えて事故の原因となったことから、英国と米国の海軍がPORT を使用することとなり、それが世界的に普及していったようです。
 航空機の世界も、原則的に船舶と同様の考え方の交通ルールが適用されていることから、STBD、PORT を使用しますが、ICAO 規定ではRight、Left が一般的に使用されています。
 なお、左舷=港側という伝統的な考え方は、現在でも多用されており、特に、航空機の世界においては、小型機などの旅客機の出入り口は、現代も機体の左側に付けられています。

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