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観艦式
 観艦式について紹介します。
 この観艦式とは、自衛隊の最高指揮官(内閣総理大臣)が艦隊を観閲することにより、部隊・隊員の士気を高め、国内外に自衛隊の精強さをアピールすること、また、国際親善や防衛交流を促進することや、国民の皆様に自衛隊に対する理解を深めていただくことを目的としています。同様の目的で、陸上自衛隊の朝霞駐屯地での中央観閲式、航空自衛隊の百里基地での航空観閲式がそれぞれ行われていましたが、1996年(平成8年)以降は、「中央観閲式」、「航空観閲式」、「観艦式」と順番に行われています。今年は航空観閲式が行われますが、来年は観艦式が行われます。
 観艦式の起源は、1347年、英仏戦争のとき、英国王エドワード3世が自ら艦隊を率いて出撃する際に、その威容を観閲したことが始まりとされています。
 日本では明治元年、天皇陛下をお迎えし、大阪天保山沖で実施されたものが初めてで、当時は「観兵式」と呼ばれていました。「観艦式」と初めて呼ばれたのは、第4回にあたる明治33年神戸沖で行われた大演習観艦式です。
 海上自衛隊では昭和31年「自衛隊記念日」が制定され、翌32年に「自衛隊記念日行事」の一環として観艦式を実施することが定められ、前回(2009年)で26回目となりました。
 観艦式を英語では、「Fleet Review」といい、諸外国の海軍艦艇を招待して行うこともあります。海上自衛隊では、創設50周年の2002年に国際観艦式を晴海沖で、ロシアを含む11カ国17隻の外国艦艇や潜水艦が参加して実施しました。
 また、最近では、2005年トラファルガー海戦200周年記念で英国が、2008年海軍創設60周年を記念して韓国が、2009年は海軍創設60周年記念で中国が、それぞれ女王、大統領等の国家元首を観閲官として国際観艦式が行われました。この中で、英国、韓国には海上自衛隊の艦艇が派遣されています。
 このように、海軍を持つ国家においては、建国の士、防人として、国家元首を観閲官として行われるのが国際慣例であり、海上自衛隊もこの慣例に準じて行っています。
 なお、観艦式の方法としては通常3通りあり、一つは、受閲艦艇が停泊し、その間を観閲艦艇が航行する方法で、世界的にはこの方式が多いです。他には、受閲艦艇と観閲艦艇の双方が航行しながら観閲する方法や陸上から観閲する方法があり、海上自衛隊の場合には、双方が航行しながら観閲する方法を採用し、より高度な航海技術等を含めて海上自衛隊の能力を国民の皆様に紹介しています。

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