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左側通行・右側通行
 交通のルールについて紹介します。
 車や鉄道など陸上における交通規則は、日本や英国では左側通行、米国や欧州では右側通行が主流です。その由来には諸説あります。人は右利きが多く、身を守る際、利き手である右側で対峙するように左に寄る傾向があるとか、心臓が左側にあることから、これを守るために、左側に寄る傾向があるそうです。また、陸上競技のトラックが左回りであるのは、一般に右足の脚力が強いので、左回りの方が早く走れると言われています。
 陸上での交通ルールは、「すべての道はローマに続く」と言われたローマ帝国時代、道の往来での衝突を避 けるため、左側通行とされたそうです。これが欧また、日本では、武士が刀を左腰に差したので、右側通行では鞘が当たり斬り合いになることから、左側通行になったと言われます。なお、明治以降、法律により、正式に左側通行と定められました。
 米国では、大陸横断のため、2頭ずつつないだ6頭ないし8頭といった大型荷馬車が出現し、当初御者席がなかったことから、右手に鞭を持ち、最後尾左の馬にまたがって操っていたそうです。御者が左側にいたことから、対向する馬車などとすれ違う際、御者から相手が見やすい方向、すなわち右側に寄るようになり、右側通行が定着したと言われています。
 このように陸上では、左・右側通行が国によって異なりますが、海上での交通ルールは万国共通で、すべて右側通行が原則となっています。なぜ右側通行なのか、その由来は定かではありません。ただ、国によって交通ルールが異なると、世界につながっている洋上で違う通行ルールを採用している船舶が行き会う時、衝突する危険があるので、早くから右側通行とすることが慣習的に広まり、現在は国際法において、右側通行と定められています。同様に、航空機も右側通行が原則です。
 海や空には、道路のように中央分離帯がないので、船舶や航空機は、右舷に「緑」、左舷に「赤」の舷灯を点け、緑灯を見る船舶や航空機は、自分の針路・速力を保ち、赤灯を見る船舶や航空機が、速力を変更したり右に針路を取ることで、衝突を回避して安全に航行(飛行)するよう行動します。また、航空機は、海上を進む船舶の2次元の動きに高度を加えた3次元の動きがあるので、針路の西向き、東向きによって飛行高度を定め、衝突を回避し安全に飛行するようにルールが定められています。

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