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「儀仗」と「と列」
 「儀仗」と「と列」について紹介します。
 栄誉礼を受ける資格を持った者が自衛隊を公式に訪問する場合やその他防衛大臣が定める場合に、栄誉礼を実施する場所などへの発着、またはその途上において、敬意を表することを目的に行います。栄誉礼との違いは、「儀仗」は発着やその途上を警衛し、「と列」は訪問途上における送迎の意を表しています。また、「儀仗」は栄誉礼が行われる場合や葬送式、その他防衛大臣が定める場合に編成され、受礼者又はひつぎ等の移動途上を警衛し及びこれに敬意を表すために実施します。儀仗は、その編成等によって、特別儀仗と通常儀仗に区分しています。特別儀仗とは、皇族、国賓又はこれに準ずる賓客、外国の高官であって防衛大臣の定める者、その他大臣が必要と認める場合に編成されます。特別儀仗以外の儀仗を通常儀仗といいます。
 と列は、一般に到着した空港、港などのその地域の玄関口から目的地までの適度な区間の公道に一定の間隔で並び送迎します。自衛隊においては、主として皇族に対してのみ実施します。その基準は、
1.天皇又は皇族が自衛隊を公式訪問する場合
2.天皇が地方を公式訪問又は公式行事に出席する場合で、自衛隊部隊等が所在する市町村又はその近傍を通過するとき
3.その他防衛大臣が特に必要と認める場合
となります。
 また、と列の特別な例としては、昭和天皇の「大喪の礼」、今上天皇の「即位の礼」においても実施しました。諸外国では、国葬に国軍がと列する例は多数あります。
 と列は、かなり特別な時にしか実施しませんので、実際に経験する隊員も少なく、これを見たことがある一般の方も少ないかと思います。恒例的に実施されるのは、皇族の沖縄訪問時によく実施されます。これは、沖縄に対する特別な思いから公式訪問の機会が多いことと、玄関口である那覇空港に陸・海・空自衛隊の部隊が駐屯している関係からと考えます。なお、海上自衛隊には、「舷門と列」というのが礼式に定められており、前述の「と列」とは別物ですが、その意味するところは、「艦を訪問する人に対する送迎」としてよく実施しています。

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