自衛隊知ってる?(特別航空輸送隊編)

自衛隊に対する様々な疑問・質問が寄せられています。
今回は、日本国政府専用機の運用を行っている航空自衛隊特別航空輸送隊をご紹介いたします。

特別航空輸送隊とは?

特別航空輸送隊は、政府専用機による国賓等の輸送及び空中輸送員(民間航空会社でいう客室乗務員)育成のための課程教育をおこなっています。 また、必要に応じ、国際平和協力業務(PKO)及び緊急時における在外邦人等の輸送や国際緊急援助活動も実施しています。 このような国内外の急激な状況の変化による突発的な任務にも対応できるよう、パイロットをはじめとする政府専用機の乗組員は、全て航空自衛官であり、平素から厳しい訓練を積み重ねて任務に臨んでいます。

編成組織

特別航空輸送隊は、航空自衛隊の航空支援集団に属しており、隊本部、第701飛行隊及び整備隊の3つで構成されています。

任務


国賓等の輸送


空中輸送(特別輸送)課程教育


国際平和協力業務(PKO)


国際緊急援助活動


イラク人道復興支援


在外邦人等の輸送

政府専用機紹介

政府専用機は、ボーイング社製B747型からの発展型機種であり、主翼端にウイングレットを取り付けることにより大幅に空力性能を向上させ、また電子機器の性能アップを図ったハイテクジャンボのニックネームを持つ航空機です。

政府専用機の内部は?

秘書官室

皇室運行時は侍従などお付きの方に、総理運行時は秘書官に提供されます。

会議室

4人掛けのテーブルが備えられ、会議をするために使用されます。

随行員室

準VIPの方に提供されます。


記者会見席

一般客室中央に記者会見テーブル(プレステーブル)が備え付けられており、会見時には会見システム(マイクセット)を準備します。

一般客室

機内後方に位置しており、主に前部は補佐官、後部は記者団に提供されます。

職種紹介

特別航空輸送隊は、国内外の急激な状況の変化による突発的な任務にも対応できるよう、政府専用機の乗組員は全て航空自衛官であり、パイロットはもちろん、民航機でいう客室乗務員も、特別航空輸送隊所属の航空自衛官が行っております。

操縦幹部

航空機の操縦業務を行います。

偵察航法幹部

飛行ルートの選定、燃料計画、定時性確保のためのパイロットに対する速度及び高度選定の助言等を行います。

機上無線員

衛星通信を始めとする各種無線通信業務を行います。


運行管理者

飛行計画の作成、操縦者等に対する運行

航空機整備幹部
及び航空機整備員

航空機の整備業務を行います。

空中輸送幹部
及び空中輸送員

乗客の接遇、荷物搭載卸下業務、重量重心位置の管理、緊急事態発生時における搭乗者の安全確保の業務を行います。

乗組員になるには



輸送機操縦者

外部委託教育、公資格取得   







事業用操縦士限定変更
(B‐747‐400型機限定)(約1年)
輸送機操縦者以外の
操縦者
 
 


輸送機及び
偵察機部隊等
特別航空輸送隊   公資格取得  
偵察航法幹部 事前集合訓練
(部外委託教育を含む)
(約10か月)
運行管理者
 




所属部隊等 所属部隊における事前訓練 公資格取得  
機上無線員 航空無線通信士
 












所属部隊等


第3輸送航空隊(美保)   空中輸送(特別輸送)
幹部及び空中輸送
(特別輸送)員課程
(部外委託教育を含む)
(約4か月)
 
全特技(操縦及び偵察航法幹部を除く) 空中輸送幹部及び
空中輸送員基礎課程
(約1か月)
 




航空管制及び
気象部隊


特別航空輸送隊 公資格取得  
航空管制幹部及び
気象幹部
事前集合教育
(部外委託を含む)(10か月)
運行管理者
 






所属部隊等 部外委託教育 公資格取得  
航空機整備幹部
(実務経験3年以上)
1等航空整備士養成コース(約2年半) 1等航空機整備士
 





所属部隊等  
機上電子、油圧整備、計器整備、エンジン整備
部外委託教育
(特輸隊配置後)
 

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