給料・待遇編

自衛官の身分は、どのようなものですか?
自衛官の身分は、特別職国家公務員ですが、待遇面では一般的な国家公務員と同じようなイメージだと思います。
昇給はどのくらいのペースでありますか?
自衛官の昇給は年に一回、勤務成績により行われます。また、通常の昇給とは異なりますが、上級の階級に昇任した時は、新しい号俸(基本給)が適用され給与額が上がります。
給与は、どのようになっていますか??
基本的には、階級などによって決まっていて、陸上、海上、航空自衛隊の所属や男女の性別による給与の差はありません。初任給は、入隊したときの採用区分によって違いますが、例えば、2等陸・海・空士の場合は月額15万9500円で、ボーナスに相当する期末・勤勉手当が年2回(6月・12月、計4.5か月分)あります。さらに、自衛官は、制服や食事、住居などが無料ですので、その分を考えるとお得です!
どのような手当がありますか?
勤務の形態によって、次のような手当が支給されます。
【手当の一例】
航空手当、乗組手当、落下傘隊員手当、航海手当、営外手当、爆発物取扱作業手当、南極手当、災害派遣等手当、国際緊急援助等手当等
などがあります。
退職金は出るのですか?
もちろん支給されます。3曹以上の自衛官が定年退職する場合は、退職時の階級や勤続年数などに応じた退職手当が支給されます。また、任期制自衛官が任期満了時に退職する場合には下記の特例退職手当が支給されます。
区分 1任期 2任期
陸上自衛官
(1任期目が1年9ヶ月任用)
(2任期目からも2年任用)
約54万円 約138万円
海上自衛官
航空自衛官

(1任期目が2年9ヶ月任用)
(2任期目から2年任用)
約90万円 約143万円
自衛官候補生とは?
採用後「自衛官候補生」(特別職国家公務員)に任命され、自衛官となるために必要な基礎的教育訓練に専念する新しい採用制度です。自衛官候補生として所要の教育を経て3ヶ月後に2等陸・海・空士(任期制自衛官)に任官します。
任期制自衛官とは、どのようなものですか?
任期制自衛官は、陸上自衛官が1年9ヶ月、海上・航空自衛官は2年9ヶ月を1任期(2期目以降は2年)として勤務する制度です。入隊と同時に自衛官候補生に任命され、3ヶ月後に2等陸・海・空士に任用されて、各部隊に配属されます。
任期制自衛官の魅力は、任期満了時に引き続き自衛官を希望するか、民間企業に就職するか、試験を受けて定年制の陸・海・空曹になるか、自分の希望にあわせてキャリアアップの方法を選択できる点です。
 将来は、家業を継ぐのだけれど、若いうちにいろんな経験をしてみたい人、また、将来どんな職業に就くかまだ決めていないので、とりあえず集団生活の中で自分の可能性を試してみたい人など、いろいろな人がいます。
 また、任期制自衛官ならではの手当として、任期満了で退職する際に、特例退職手当が支給されます。1任期と2任期の合計で約200万円程度になります。
 任期満了の退職予定自衛官には、就職のための教育が実施されます。また、入隊3年目以上の任期制自衛官には技能訓練、警察・消防等の公務員試験を前提とした公的部門受験対策講座や雇用協力企業による合同企業説明会も実施しています。
 国の全面的なバックアップにより、希望者のほぼ100%が再就職を実現しています。
 企業側からも積極的に採用したいという声が寄せられています。
     ●任期制自衛官の詳細はこちらから
海上自衛隊で、船に乗ると給料が上がるのですか?
海上自衛隊 護衛艦(イージス艦) 海上自衛隊で護衛艦などの船に乗組むと、基本給の33%(潜水艦は45.5%)の乗組手当が支給されます。また、船が出港するたびに航海手当が支給されます。
広島に住んでいるのですが、呉や海田、岩国の自衛隊で勤務できますか?
 一般的に、部隊に配属の際には、希望勤務地と希望職種(職域)が考慮されますが、希望者が多い場合には希望通りにいかない場合もあります。勤務地と職種が両方希望どおりの人もいますが、だいたいは少なくとも勤務地と職種のどちらかは希望がかなうようです。
 海上自衛隊の海曹は、呉地方総監部で採用になった場合は、呉の警備区内で勤務することになりますから、艦艇職域であれば呉か江田島、航空職域であれば岩国での勤務がほとんどになります。
 陸上自衛隊の陸曹は、中部方面総監部で採用になった場合、北陸、東海、近畿、中国、四国地方の中で希望職種と希望勤務地を考慮して勤務することになります。
 航空自衛隊の場合は、広島県に基地がありませんので、広島で勤務することは、ほとんどありません。
 陸士、海士の場合は、部隊に配属の際に希望がとおれば、広島で勤務することができます。
自衛官は転勤が多いと聞きますがどのくらいの頻度ですか?
 階級および職種(職域)または、陸・海・空自衛隊により異なりますが、自衛隊一般的に幹部自衛官は2〜3年ごと、曹は部隊に配置されてから2〜10年程度ごとに転勤があります。 士は、最初に配属になった部隊で勤務を続けるので、一般的には転勤はありません。
福利厚生はどうなっていますか?
 福利厚生は、防衛省共済組合が大きな役割を担っています。共済組合直営の宿泊施設や野球場、テニスコートや、提携している保養施設などを割安で利用することが可能です。ほかにも健康保険や年金などの制度が整えられており、各種の助成・斡旋(あっせん)、貯金、貸付、生活必需品の販売なども行い、駐屯地・基地には食堂、売店、理容室、レンタルDVD(ビデオ)コーナーなどの施設も完備しています。また、防衛省・自衛隊には独自の病院があるほか、各駐屯地・基地には医療施設が設けられており、自衛官はその医療施設で受診すれば医療費はかからないなど優れた健康管理体制も自慢です。その他、全国各地の国家公務員などの共済組合連合会の病院も利用することができます。