本部長のふくしま地本便り

6月14日 「音楽の力(ちから)〜音楽隊のこと〜」


 福島地本HPをご覧いただいている皆様、こんにちは。本部長の川野です。

 福島も梅雨入りしました。あれだけ暑かった日が嘘のように、しとしとと降る雨は空気を冷やすのでしょうか、朝夕は寒いぐらい。私も、一度仕舞った長袖を取り出して着ています。気を付けていないと風邪を引きそうです。皆さん、体調の管理を大事にしてくださいね。

 家の近くの梅の木には、大粒の実がたわわに生っています。とてもおいしそうですが、誰かの持ち物、毎年いつの間にか収穫されているので、食べるチャンスはありません、残念。

 先週の日曜日、会津若松市にある会津風雅堂において、自衛隊音楽祭が行われました。今回演奏を担当したのは陸上自衛隊東北方面音楽隊。東北6県において、主に音楽演奏を担当している部隊で仙台駐屯地に所在しています。今回の音楽祭には、地元の皆さんが1600名も来場していただいて、2時間の音楽やトークを楽しんでいただきました。音楽あり、観客席を巻き込んだ笑いあり、サプライズあり、そして福島にちなんだ選曲もありました。音楽演奏だけではなく、演出、構成を自らできるのも自衛隊ならではなのかも知れませんね。

 今回の演奏曲の中で、南相馬市立小高中学校の平成24年度卒業生が作った「群青〜この地図の上の空はつながっているね〜」という曲が演奏されました。3.11大震災後に帰還困難となった地域にあるこの学校の生徒たちが作ったそうです。「同級生は全国の様々な場所に避難してしまったけれど、みんなは空でつながっている。またあの小高で会おうね」というメッセージで、今回、福島県出身の3名の音楽隊員が歌いました。子供たちの想いがその曲の歌詞に込められていて、心に響きました。泣いておられる方もいらっしゃったようです。歌の力、音楽の力のすごさを改めて感じました。

 東日本大震災の時には、各地の避難所を廻って慰問演奏を実施し、被災された皆さんを元気付けました。自衛隊駐屯地の記念行事には楽器をかかえてパレードもします。彼らの演奏する音楽に合わせて、隊員が行進をします。音楽隊が正しいリズムを刻み、それに部隊がシンクロしたときに、はじめて美しさを見せることが出来るのです。美しさは強さでもあります。音の力、部隊の力。強さを示せるよう、日々努力。応援よろしくお願いしますね。

 東北方面音楽隊について付け加えておきますと、もちろん全員が陸上自衛官。射撃訓練もしますし、演習場(ヤマ。「演習場(ヤマ)で食べる飯(メシ)」参照)での訓練も、しっかりやっているんですよ。


 
群青を歌う福島県出身隊員の3名

群青を歌う福島県出身の隊員3名(拡大は画像をクリック)

司会も福島県出身の隊員でした キャラクターに扮した隊員も登場

司会も福島県出身の隊員でした
キャラクターに扮した隊員も登場


バックナンバー

・6月7日  「陸上自衛隊の炊事は誰が作る?」

・5月31日 「演習場(ヤマ)で食べる飯(メシ)」

・5月24日 「息を合わせる」

・5月17日 「アイロン上手」

・5月10日 「眠らない自衛隊」

・4月26日 「めっちゃ、楽しいです」

・4月19日 「郡山駐屯地の記念行事でお待ちしています!」

・4月12日 「記念写真」

・4月6日  「若き自衛官の卵たち」