公募予備自の部屋

公募予備自衛官とは?

自衛官未経験者を予備自衛官補として採用し、所定の教育訓練を経験した後、予備自衛官に任用された者を、自衛官から予備自衛官となった者と区分する際に「公募予備自衛官」と呼称しています。公募予備自衛官は、予備自衛官補採用試験時に、一般と技能の2コースに分かれ、任用後、国の防衛・災害等の場合には、一般は、後方地域での警備要員や後方支援等を実施し、技能は、それぞれの技能を活かし後方地域での医療従事者、語学要員等として活躍することとなります。

 

平成29年度訓練に参加された予備自衛官のコメント

 『公募予備自の部屋』をご覧の皆さま、こんにちは。
 今回は、8月25日から5日間かけて行われた平成29年度予備自衛官中央訓練に初めて参加した、公募予備自衛官からコメントをいただきましたので、ご紹介します。

 予備陸士長 内島 晃子  
 中央訓練に参加させていただき、ありがとうございました。
7年前、町の広報で予備自衛官等制度のことを知り、自分の身は少しでも自分で守りたいとの思いから、予備自衛官補(一般)を志願し、所定の教育訓練を経て、予備自衛官になりました。
 今回、予備自衛官として、初めて中央訓練に参加させていただきましたが、5日間にわたって、訓練部隊の熱い思いがこもった、とても充実した訓練でした。市街地戦闘訓練においては、実践的な訓練を経験して多くのことを学ぶことができました。また、市ヶ谷の教育においては、陸上幕僚長からお話を伺う貴重な機会を賜り、予備自衛官に期待する思いに深く感銘を受けました。
  真に戦える、また国民との架け橋になる予備自衛官として、日々自覚し、今後も訓練等に努めていきたいと強く思いました。

 

 

 

平成29年度第2回広報官等教育に公募予備自衛官リクルーターが参加

  去る平成29年6月23日(金)、福岡駐屯地において実施された「平成29年度第2回広報官等教育」に、昨年度に引き続き、プレゼンの審査員として、公募予備自衛官リクルーターが参加しましたので、その模様を紹介します。
  「広報官等教育」とは、自衛隊福岡地方協力本部の広報官等(約80名)に対し、そのPR力の向上を図ることを目的として行われるものです。
広報官の代表3名が、募集対象者である高校生に向けたプレゼン発表の模擬を行った後、公募予備自衛官リクルーター2名から、常備自衛官とは違う目線で、良かった点や改善点等、貴重な意見を述べてもらいました。
  梅雨空の蒸し暑い体育館で行われましたが、参加した公募予備自衛官からは、「発表者それぞれの熱い想いが込められた内容で、国の防衛を担う重要な使命を果たす自衛隊への就職に興味を持ってもらえる良いプレゼンでした」、「普段、自衛隊の空気から離れる我々公募予備自衛官にとって、このような機会はありがたく、大変貴重な経験でした。また機会がございましたら、微力ながらご支援できればと存じます」との感想が寄せられました。

(写真左から:山本予備陸士長、金子予備2等陸士)

 

 



『公募予備自の部屋』をご覧の皆さま、こんにちは。

 今年度も、福岡地本所属の予備自衛官補から16名の方が予備自衛官へ任用されました。日々のお仕事等お忙しい中、所定の教育訓練を終了され、今後は予備自衛官として活躍されます。今回は、訓練間の体験談、感想などのコメントをいただきましたので紹介します。


 知人からの話しで公募予備自の存在を知りました。近年、多発する災害で、自衛官の方々が活躍する姿を観て興味がありましたので、すぐに応募しました。そして、10月に技能衛生として予備自補の訓練を受けました。私にとって訓練中の生活は、非日常的で刺激あるものでした。特に団体行動、立居振舞や身なりを正すことなどは、身の引き締まる思いがしました。
 今後、自分が予備自衛官として、社会貢献ができる日が来るか分かりませんが、訓練は人生の貴重な体験となりました。

技能(診療放射線技師)
H28.7.1予備自補採用



   平成27年、28年に教育訓練を受けさせてもらいました。両方の訓練を終えて言えることは、「班長はすごい。」ということです。どちらの訓練の班長も、すごく丁寧に指導してくださいました。5日間という限られた時間の中で、今後、予備自衛官になった時、自分たちに必要なことを出来る限り教えようと本当に熱心に、時に厳しく指導してくれました。
 自分の職場においても班長達のような指導で、自衛隊の教育のような人財育成ができたらと感じさせられました。

技能(2級建築士)
H27.3.15予備自補採用

 

   様々な職業の方とのふれあいがあります。一般公募の方も、丁寧・親切に居室のルール等々教えてくださり、あっという間の訓練期間でした。

 日常では経験できないような事ができました。

技能(行政書士)
H28.7.1予備自補採用

 



   予備自衛官補として10日間の訓練は、予備自衛官としてだけではなく、一般社会人として日頃の仕事にも刺激になりました。当たり前なのですが、挨拶や基本的な掃除、すべてに“けじめ”があり、ずっと慣れている生活を見直す機会にもなりました。同室の娘と同じ年齢の子と共同生活をして、息子と同じ年齢の子と訓練するのも、すごく楽しかったです。予備自衛官として、もっと体力をつけて、訓練にも後れをとらないように頑張ります。

技能(看護師)
H28.7.1予備自補採用

 


   2年間かけて予備自補を卒業しました。慣れないことも多かったですが、先輩タイプの人にいろいろ教えてもらいながら、訓練を行いました。時間が経つと、仕事の関係などで人が減ってきました。一緒に過ごした仲間が減るのは寂しいと思いました。

 これから公募予備自衛官になる方、本業との兼ね合いが難しいでしょうが最後まで卒業できることを願います。

学 生
H27.7.1予備自補(一般)採用



   予備自衛官補一般50日の訓練を10月18日に終了しました。僅か50日ですが教育を賜りました。118教育大隊の班長方には感謝と共にその教えを実践していく所存です。訓練を振り返り私が一貫して痛感したのは「快食・快便・快眠」ができているかという事でした。その3つの内どれかが欠けても訓練において、100%全力を出すことができません。環境の変化が及ぼす影響は、予備自衛官としてのこれからも最大の課題です。

サービス業
H27.3.15予備自補(一般)採用


   私が、予備自補招集訓練に出頭したとき、初めは右も左も分からず、上手くやっていけるのか不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、訓練していく日々を通じて、良好な人間関係が築き上げられ、俗世間にはないような世界観を経験でき、今思えば非常に充実した日々でした。社会に出ても、この予備自補教育で培った経験を、次のステップにつなげていく心構えです。教育を通じて支えてくださった方々には、本当に心の底より感謝申しあげます。

学 生
H27.7.1予備自補(一般)採用

 

    50日間の訓練で本物の銃の重さと威力を知り、同時に普段、その銃を持って訓練をしている自衛官の責任の重さと強さもしりました。たくさんの考え方に触れて、実際の話しを聞いて(訓練内容、PKO活動、災害派遣など)予備自補になったからこそ感じることができた思いや感情、考えがたくさんありました。尊敬できる班長方と信頼できる仲間に出会い、何気に過ごしてきたこの”日本”について深く考え直すことができた、この50日間は、私にとって、とても有意義で貴重な時間となりました。

学 生
H27.7.1予備自補(一般)採用

 


 

 

職業、脳神経外科医。時々、予備自衛官。

服部 剛典

 冒頭に断っておきますが、この文章に政治的意図はありません。
 こんなモノを書くと、「ホント好きやね」やら「流石ノ右!」やらと、あらゆるお褒めの言葉?を頂戴するわけですが、私は決してミリオタでも自衛隊マニアでも、所謂「右」な人でもありません。そもそも左右とは相対的なものであり、誰しもが己にとっては「ド真ン中」でしょう。人の思想を一次元的な左右という概念で括ることに私は(以下略)。


 …さておき、副業を始めました。タイトルは広報のキャッチコピーから拝借しております。


 私が予備自衛官補・公募予備自衛官の制度を知ったのは数年前でした。その時は「へぇー」と思った程度で、調べた結果、年齢もオーバーしてそうだし仕事も忙しいし体力ないし…と、浅い知識を記憶にアーカイブしてお終いでした。要は一般公募の資料だけ読んでいたわけですね。でも昨年、ちょっとした出会いがあり「医師だったら年齢OKですよ(^^)b」と伺い、技能公募の要項を知ることになった次第です。ですが当時は医局長という仕事で四苦八苦しておりましたので、結局「ほーぉ」と思った程度でした。
 しかし今年に入ると、いろいろと懸案が片付いていくじゃないですか。これは天啓と独り「自分お疲れ様会」を開き、ほろ酔い気分ながら恐る恐る防衛省のウェブサイトから資料請求をクリックしました。すると2日後にポストに資料が。自衛隊さん仕事早っ!しかも手差しで投函!!オレ監視されてね!?とキョロキョロしたのは内緒の出来事です。
 そこからは頂いた連絡先に恐る恐る電話し、地本の事務所に恐る恐る伺い、「脳外科医でお役に立てますか?」「勿論です!」「体力に自信ないですけど?」「体力は徐々についてきますよ!」的なやりとりを経て、志願書類を提出しました。

 さて、ここまでお読みくださったお暇な貴方、「で、結局なぜ志願したの?」とお思いかと愚考します。正直自分でも面接の準備段階まで動機の点に思い至りませんでした。先に述べた様に(最近では怪しくなってまいりましたが)私はミリオタではありません。マニアならサバゲーでもやっているでしょうし、ボランティアに励む様な殊勝な人間ではありません。医局長としての数年間に貯まったストレスで自暴自棄になったわけでも…多分ありません。強いて挙げるなら「国民の本能です!」と言いたいところですが、それじゃ説明不足でしょうし…。というわけで悩んだ挙げ句、@医療従事者として、災害や有事といった混乱した状況でも役に立ちたい、A国民として、平和に暮らし、教育を受けるチャンスを与えてくれた我が国のために働きたい、B男子として、国防という仕事への憧れ、という結論に至りました。特に我々、医師は国家資格でメシ食ってますから、ちょっとは貢献しておいてもいいんじゃないかと。私、世に役立つ研究が出来るような知恵を持っておりませんので。学生時代のバイト先に「頭を絞って知恵を出せ!知恵のない者は汗を出せ!」という社訓がありましたし。私に出せそうなのは汗の方だろうと。また他界した父の代わりに子供の頃の自分を面倒みてくれた元陸軍士官の伯父の影響も、もしかしたらあるかも知れませんし、自分が子供を持つようになって「守る」ということに想いを抱くようになったのかも知れません(陸自のキャッチコピーにも「守りたい、人がいる」というのがありましたね)。

 そんなこんなで、4月某日。熊本地震に対する災害派遣の只中、健軍駐屯地にお邪魔して試験を受け(面接・小論文というのは大学入試以来で、シャーペン使うのも久々だし漢字が書けずに困りました)、5月某日に合格通知を受け(ガッツポーズも久々でした)、7月付けで予備自補に採用され辞令書交付式に出席し(福岡駐屯地で行われたのですが、帰路は縦隊行進!で、「文民ではなくなったんだな」と感じた最初の瞬間でした)、その後招集教育訓練を受けました。

 訓練に先立ち招集命令書を頂き、「紙が赤くない…」などとアホな感想を抱きつつ、いそいそと相浦駐屯地へ行ってまいりました。詳しいことは省きますが、何事も初めての連続。挙手の敬礼は着帽しているときだけ、とか、匍匐前進には5種類ある、とか、自衛官と自衛隊員の違い、とか、あまり知りませんよね。
 中隊長には第一声に「君たちは同志である」というお言葉を頂き、うすら汚れた中年の心も奮えました。班長の皆様にはとても良くして頂きました。同期間の訓練には一般枠の予備自補も多数参加しており、学生さんも多いのですが、彼らが総じてしっかりした若者であることには驚きと安心を感じました。他には自営業、弁護士、司法書士、通訳、看護師などあらゆる職種の仲間が数十人で集団生活を送ります。緊張あり感動あり笑いあり大笑いあり、の10日間でした。誤解を恐れずに申せば、すんげー楽しかったです。技能はおっさん率が高く体力的にもそこそこでイケましたし。
 訓練を通して理解したことは「この国を守っているのは生身の人間達である」ということです。個人の力、団結の力、それぞれを深く感じました。
 皆で合掌して頂く食事は望外に美味く、仲間と入る風呂は蕩けるような心地良さで、真っ暗な駐屯地から見上げる星空は吸い込まれるように美しく、営舎から望む旭日は一幅の絵画の様でした。

 というわけで、この度予備自衛官として任用されました。今後は毎年の訓練の他、「防衛招集」「国民保護等招集」「災害招集」に応じ出頭することになります(「招集」と「召集」の違いもまず知りませんよね)。招集がかかる様な事態にならない様に祈りながら(予備自が活躍する事態は社会にとっては不幸に違いありません)、日々の診療に励むことが現在の私の使命と自覚しております。ちなみに本業の方では内視鏡を用いた腰椎手術などの「低侵襲脊椎手術」に取り組んでおり、人的戦力の維持増進のために役立てるのではないかと模索しております。

 最後になりましたが、今回の志願・訓練参加を快く許して頂いた上司以下、盛大に空けた仕事の穴をカバーしてくれた同僚の皆様に心よりの感謝を。また「何か得するん?」「制服着たかったんでしょ?」と宣った一部の友人には後ほど個別に説教を。

マスク装着し催涙ガスに挑む筆者
ガス中、似顔絵を描く筆者
隊舎前にて
教育訓練修了時

 

 




平成28年度予備自衛官中央訓練

   『公募予備自の部屋』をご覧の皆さま、こんにちは。 今回は、平成28年度予備自衛官中央訓練の5日間訓練(28.8.26〜8.30)に初め ての参加となった2名の方々から、熱いコメントをいただきましたので紹介します。

 予備陸士長 塩谷 孔児
                          
  最高の訓練でありました!!
  可能であれば、また是非参加したいと思います。
総火演は初めてで、練度の高さ、百発百中の精度に感動しました。
各国の軍の方が「日本 とは戦争したくない」と言う意味が分かりました。最強の自衛隊である ことが、最高の抑止力となり、それが平和を生む。常備自衛官の方々の頑張りに感謝すると共に、我々予備自衛官も頑張らなければならないと改めて思いました。
  中でも、最も良かったのは、市街地戦闘訓練は初体験でピシッとしました。これまた、練度 の高い教官に教えた頂けたことが良かったです。陸幕長主催の懇親会においては、幕長や予備 自衛官室長、第1普通科連隊長に『仲間ぞ!!』と仰って頂き、元々高い士気が更に上がりま した。
  『祖国を愛し守りたいと思う気持ちには常備も予備もない。常備あっての予備であるが、  共に結束し強い防衛力に!!』



 予備陸士長 白木 源治朗

 念願の中央訓練に参加させて頂き、予備自衛官補(一般)の教育が如何に 大切であったかを改めて認識いたしました。
 普段、私は土木資材屋を運営しておりますが、合間を縫って常に心身を鍛錬 しております。中央訓練で全国から選抜された同志の熱い想いを胸に刻み、いざという時に備 え、一層精進していくことは、我々予備自衛官の責務であると思いました。
 最後に、お世話になった陸幕、受入部隊、福岡地本の皆さま、本当にありがとうございます。



 




 

平成28年度部員集合訓練

 自衛隊福岡地方協力本部:予備自衛官ページをご覧の皆様、こんにちは。
 今回は、平成28年6月21日(火)福岡駐屯地において実施された「平成28年度部員集合訓練」の中の「広報官等教育」に3名の公募予備自衛官リクルーターが初めてプレゼンテーションの審査員として参加しましたので、その時の模様を紹介したいと思います。
 当日は、梅雨間の蒸し暑い体育館で行われましたが、各広報官の募集対象者に対する広報プレゼンを真剣に聴講、審査し、プレゼン終了後、様々な視点から、良かった点や改善すべき点など感想を述べました。
 参加した公募予備自衛官からは、「思っていたよりも本格的で、大人数の場に、大変緊張しましたが、真剣な現職の方たちの姿を見ることができてよい刺激になりました。」「公募予備自衛官の意見を募るということが、大変面白いと思います。募集という民間の方を対象とした場面において、このリクルーター制度の活用は有意義だと思います。」「年間5日間の訓練だけでは物足りないので、また参加したい。」との感想が寄せられました。
(写真左から:緒方予備2等陸尉、田中予備士長、安丸予備2等陸士)

 

 


 

公募予備自リクルーター制度  

 福岡地方協力本部では、28年度より学校説明会や各種イベント開催時において、募集広報活動への協力を希望する公募予備自衛官をあらかじめリクルーターとして登録する『公募予備自衛官リクルーター登録制度』を開始しました。
 今回、初めてのリクルーターとして、3月17日に部外施設で行われた「自衛官採用セミナー」に参加してくれた現役大学生の安丸予備2等陸士の感想を紹介します。
 公募予備自衛官リクルーターとして自衛官採用セミナーに参加し、私が予備自衛官になるために行ってきた予備自衛官補についての説明を行いました。
 今回は、大学生を対象とした説明会でしたが、私が自衛官未経験者であり現役の大学生だからこそ出来る広報活動があると思いました。新たに始まったこの制度ですが、より多くの人に自衛隊の良さを知ってもらえることと、招集訓練以外でも自衛隊で人のためになる仕事が出来ることにやりがいを感じました。今後、公募予備自衛官にこのような活躍の場が増えると嬉しいです。
(写真左:安丸予備2等陸士)

 


 

みなさん こんにちは。ヨビジカです!!

 久々の更新の「公募予備自の部屋」ですが、実は「福岡公募予備自の会」会長の伊藤さんが、予備自衛官からなんと現職の自衛官となってしまいました。
今回、ご本人から投稿いただきましたので紹介します。
(※ヨビジカ君は、4コマ漫画#124『予備自課最強コンビ始動』を見てね。)

陸上自衛隊予備自衛官補(技能)から予備自衛官、また現役医官へ。

  • ● はじめに

 私(伊藤 実)は2002年7月に予備自衛官補(技能)に採用され、前期5日、後期5日の訓練を終え、9月6日に予備自衛官に採用されました。実は医官としては全国で第一号だったようです。その後、年5日間の訓練に参加してきましたが、思うところがあり2015年5月、陸上自衛隊医科歯科幹部公募試験を受験し、7月31日付けで合格。10月1日付けをもって2等陸佐に任官、自衛隊福岡病院診療科勤務を命ぜられ内科医官に指定されました。10月2日からおもに内視鏡室や健診の業務を行っております。今回は、今後の自衛隊医官公募に応募したいかた向けに体験を記します。

  • ● 募集要項の入手

 自衛隊医官の公募は毎年二回、春と秋にあります。ですが春の募集で採用予定数が充足すると秋は募集しないことがあります。私も平成26年度秋受験を狙っておりましたが、この年は春で充足し、募集がなく断念しました。詳しくは医科・歯科幹部自衛官募集ホームページをご参照ください (http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/11.html)。このサイトのメールフォームに、「医科幹部自衛官公募を受験したい」旨を記入したところ、週明けには自衛隊福岡地方協力本部筑後地区隊久留米地域事務所より連絡があり、また直接自宅に募集要項を届けていただきました。

  • ● 願書送付

 募集要項は上記HPからダウンロード可能なため、募集要項PDF書類にPCにて上書きしておりましたが、地本の担当者より「手書きで。」という指導があり、書き直しました。また、職歴につきましては医局人事で数々の医療機関に勤務していた関係上、欄が足りず、もう一通の募集要項の職歴欄を切り取り、記載の後、一枚目の募集要項の上に切り貼りするよう指導がありました。

  • ● 受験

 平成27年5月15日、試験会場は市ヶ谷駐屯地、試験は小論文と面接でした。小論文の問題自体は公表出来ませんが、面接での、「陸海空自衛隊のうち、なぜ陸上自衛隊の医官公募に応募したのか。」との問いには、「陸海空3自衛隊すべての活動に興味はあるが、12年間陸上自衛隊の予備自衛官をするうちに、自然と陸上自衛隊にたいする親近感が湧いてきた。しかし統合運用の時代、海空の任務にも興味があり、学習したい。」と答えました。「自衛隊に入隊後の抱負について。」の問いには、「隊員の心身の健康を護り、フォース・プロバイダーとしての部隊の精強さ維持に寄与したい。またこれは実任務が付与された場合、フォース・ユーザーが戦力を発揮することに繋がるのであり、そのような仕事をしたい。」と答えました。これらについては、福岡地本や西部方面衛生隊でうけた訓練での精神教育が大変役立ちました。
 その後、市ヶ谷駐屯地医務室にて各種身体検査がありましたが、無事合格しました。

  • ● 東部方面予備自衛官(医官)との交流
 試験がおわり、予備自衛官価格で宿泊した市ヶ谷グランドヒルで一晩すごし、翌日は陸上自衛隊三宿駐屯地:衛生学校で行われた「第16回戦国自衛隊JPTEC講習会」を見学しました。衛生学校救命救急士課程学生に対する教育の一環だったのですが、部外の講師として、東京地本所属の予備自衛官でもある、S病院院長:O先生に見学の許可をいただきました。私が予備自衛官から公募医官の試験を受けたことにかなりおどろかれましたが、福岡地本隷下の公募予備医官でもあるN先生がO先生と旧知の仲であることが判明し、私は彼の交友関係の広さに吃驚しました。

  • ● 合格通知

 受験後、当時の勤務先雇用者に、自衛隊医官を受験したことを伝えると、合格時は退職、自衛隊勤務を快諾していただきました。そして、7月31日、防衛省HP上に合格発表があり、郵便でも合格通知書が届きました。同封された意向調査回答表に「採用に応じます」と回答し、発送。同時にこれまでの在校先、勤務先の在籍証明書が必要であり、結局、計17通が必要だったのですが、8月19日が送付期限であり、お盆休み等があいだにあったため、請求は時間がかかりました。

  • ● 採用

 さて、防衛省での受験の際、試験後の説明では、合格者に9月上旬に辞令が出て、10月1日身体検査、10月上旬〜中旬に任官というように伺っておりました。が、9月中旬になっても任官の時期、場所がはっきりせず、「10月下旬より自衛隊福岡病院勤務」などという噂もあり、前職場は9月30日まで勤務、その後は1-2週間ほど非常勤勤務で後任者に申し送りと考えておりました。いざ辞令がくだりますと、「10月1日より自衛隊福岡病院に任官」とのことで、かなり慌てました。よく考えると10月1日の入隊時身体検査で合格すれば即日任官になりますので、今後の受験者に申し添えておくと、10月採用であれば、9月30日に、また2~3月採用であれば、1月31日をもって退職というスケジュールを組む方がよいかと存じます。私がいままで公務員としての勤務歴が無かったため、この辺りの認識が甘かったとともに、自衛隊は特に厳しいので注意が必要です。

  • ● 任官

 9月30日は遅くまで前職場の申し送りを行い、10月1日は午前8時前に自衛隊福岡病院に出頭しました。人事班長からのオリエンテーション、内科医官による身体検査の後、被服交付、また午後は副院長、総務部長、先任診療科部長への挨拶、懇談等あり、その後、病院長に任官の申告、また宣誓をいたしました。申告の文言は、予備自衛官訓練出頭時は、「予備2等陸佐 伊藤 実は・・・」からはじまるのですが、9月30日に予備自衛官の任を免ぜられているので、「伊藤 実は・・・」からであり、若干寂しさも感じました。しかし後ほど病院長より、「申告の進入時、方向転換が直角でよろしい。」とのお言葉をいただき、予備自衛官補からの経験が少しは役にたったか?、と感慨深くおもいました。

  • ● 勤務

 翌10月2日より実際に診療科内科医官としての実働を開始しました。連日、隊員向け健診業務の一環として上部下部消化管内視鏡が20例以上施行されており、消化器内科医として充実した日々を送っております。勤務については部外の病院と大差はないのですが、「上部の内視鏡検査はこれで終了です。午前中に大腸内視鏡検査は可能で、11時から1例施行を決心しています。午後は12時半から大腸内視鏡検査をしますので、1例終了後、昼食に離脱してください!」、など、担当看護師から、決心、離脱といった自衛隊用語が随所に飛び出し、自衛隊病院らしさを随所に感じております。

  • ● 自衛隊福岡病院開院60周年記念式典

 10月11日に上記行事があり、早速参加を命ぜられました。予備自衛官の経験があったためか、行事での基本動作は自然と身についていたようで助かりました。懇親会では、西方衛生隊の初代隊長:H先生、現隊長のO先生、また訓練をともにした元看護官WACのSさんやF予備2曹も来賓として参加しており、旧交を温めることができました。予備自衛官補採用試験当時、面接官として対応してくださり、かつ久留米大学医学部の先輩でもあるY先生と懇談でき、たいへん光栄でした。

  • ● 結語

 公募医官、歯科医官の採用は例年若干名あるようですが、技能公募予備自衛官からの採用からは初であり、各結節の担当者も手探りで業務をすすめていらっしゃるようで、勤務開始まで紆余曲折がございました。その上、公募医官合格者の体験談については情報が乏しく不安に感じた場面も多々あり、今後の公募医官受験希望者向けに体験談を記した次第です。自衛隊での医療活動に興味をもつ医師も意外といるようでもあり、事実、小官の後輩でもある初期研修医にも、将来的には航空自衛隊で医官として活動したいという者がおります。今後、公募医官志望者に積極的に情報を広報したいと存じます。
                                   2015年11月9日 2等陸佐 伊藤 実

 なお、「福岡公募予備自の会」の会長は、10月1日から、永田高志氏(医師:予備3佐)にお願いしております。

 


 

平成27年度 築城基地航空祭にて。

 久々の更新となってしまいましたが、今回は我々公募予備自衛官が福岡地本と協力し、もっと予備自衛官のことを知ってもらおうキャンペーンの一環として、平成27年10月25日(日)築城基地航空祭で実施した広報活動を紹介します。
当日は、秋晴れの中、約5万人の来場者が訪れ、公募予備自衛官5名が、記念バッチ付チラシを配布し、質問者には個々に実体験を踏まえた制度説明を実施しました。
我々としても初めての試みでしたが、参加した公募予備自衛官からは、「小さな活動だが有意義だと思う。」「なかなか興味を持っている方を探すのが大変だった。」「簡単なようで意外に難しかった。」との感想が寄せられました。
 またチラシを受け取られた方から、「ありがとう。」「ご苦労様です。」などの声をかけていただき、広報効果を実感することができたとのことでした。限られた時間ではありましたが大変充実した広報活動となりました。

 


 

自衛隊福岡地方協力本部:予備自衛官ページをご覧の皆様、こんにちは。

 自衛隊福岡地方協力本部:予備自衛官ページをご覧の皆様、こんにちは。
予備自衛官補・公募予備自衛官(一般・技能)の親睦団体:福岡公募予備自の会会長の
伊藤 実ともうします。
 ちょっと久々の更新となってしまいましたが、今回は7月5日(日)に実施された予備
自衛官補辞令交付式・説明会に参加してきましたので、その時の模様を紹介します。
 なぜ、私がその行事に参加したかと申しますと・・・、それはもちろん新たに予備自補に採用された皆さんの激励と福岡公募予備自の会を紹介するためです。
 私自身も平成14年に第一期の予備自衛官補として採用され、訓練をへて予備自衛官に任官したわけですが、現職自衛官から予備自衛官になった方達とは違い、知らないことが多く、困ったときに同じ立場の予備自衛官補出身の仲間や、元自、現職の方々と情報交換することでずいぶん助けられた記憶があります。
 そんな場を提供する事が我々公募予備自の役目と思っておりまして、福岡公募予備自の会を紹介してきました。  当日は参加者の熱い視線に圧倒され、なかなか旨く伝わらなかったかもしれませんが、この会は、メーリングリスト、Twitter, Facebookなども駆使し、公募予備自、予備自補、現職隊員の交流をはかり、仲間の輪や様々な情報交換をしております。忘年会等、定期的に親睦を深め、楽しく交流しております。
 今回、予備自補に採用された皆さん、参加ご希望の方は、下記メーリングリストへの登録、 Facebook等での情報交換をよろしくお願いいたします。
 Facebook福岡公募予備自の会(公開用)
 https://www.facebook.com/kouboyobijifukuoka
 Facebook公募予備自の会(会員限定)
 https://www.facebook.com/groups/fukuokakouboyobiji/
 Twitter
 https://twitter.com/FukuokakouboSDF
(福岡公募予備自の会のお問い合わせは福岡地本予備自課まで)
 夏真っ盛りに訓練が始まりますが、熱中症等健康面には十分ご配慮ください。また自衛官の心構え、予備自衛官補の宣誓等、防衛省HPでご確認ください。 また福岡公募予備自の会会員の岡田真理予備陸士長の体当たりルポ、「いざ志願!おひとりさま自衛隊」(ISBN978-4-16-783843-0)も参考図書としてご活用ください。

 


平成27年度訓練に参加された予備自衛官のコメント

 少し遅くなりましたが、西部方面衛生隊での5日間訓練(27.5.14〜5.18)の際、予備自の任官後、初めての参加となった2名の方々からコメントをいただきましたので紹介します。  

予備2等陸曹 原田 隆一郎
 予備自衛官となり初めての訓練参加でした。
 予備自衛官補の教育訓練の時にはなかった、より実戦的な訓練もありよい経験となりました。
 また、同じ志を持った予備自衛官の方々の交流も多く楽しく過ごさせて頂くことが出来ました。  

予備2等陸曹 清田 望

 今年の5月予備自衛官になってはじめての訓練に参加しました。予備自衛官補の訓練を無事に終えることができ嬉しく思っています。
 予備自衛官補の技能タイプの教育訓練は、一般タイプと比べ教育訓練の時間が短く申し訳なく感じたり、物足りなさを感じたりしましたが、仕事と両立するにはギリギリ休みが取れる範囲であり、無事予備自衛官補の訓練を終了したことには感謝しております。
 予備自衛官になるきっかけは東日本大震災でしたが、当時は時間的、経済的問題等で自分にできたことは募金活動でした。たまたま市報で予備自衛官のことを知り、応募したことが、運命の出会いであったと感じております。
現 在の職場は理解もあり、これからも短い時間ではありますが、訓練に励みたいと思います。
 また同じ予備自衛官の方々の志が高く、私自身のモチベーションUPにつながっております。

 

基本教練中の原田予備2曹
武器訓練中の清田予備2曹

 


平成27年度第1予備自衛官招集訓練

 今回は、平成27年5月14日(木)から18日(月)の間、西部方面衛生隊(健軍駐屯地:熊本)において、技能公募予備自衛官に対する5日間訓練が実施されましたので、紹介します。  本訓練には九州・沖縄の技能公募予備自衛官が招集されており、当福岡地本からは15名が参加しました。 参加者は、それぞれ医師、看護師、薬剤師などの医療関係の資格等を持つ予備自衛官で、期間中、体力検定、射撃、救急法、基本教練、患者搬送などの訓練に取り組みました。

 

 


みなさん、はじめまして

 皆さん、こんにちは!
 技能公募予備自衛官の伊藤と申します。
 今般、福岡地本と連携し、予備自衛官制度のPR、予備自衛官等への情報発信を目的とした当コーナーを担当することになりました。 どうぞよろしくお願いします。
 さて、まずは自己紹介から、私、伊藤は現在、久留米で勤務医をしております。20年前の研修医時代、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が起こりました。このとき災害救助において自衛隊のみが自己完結的な災害支援能力がある事を知りました。その後、平成14年に予備自衛官補という制度が立ち上がったとき、将来の大規模災害や有事の際には自分の技能を自衛隊の活動の中で生かせないかと思い、第1回予備自衛官補採用試験を受験し採用され、技能公募予備自衛官の医師第1号として任官されました。現在、予備2等陸佐という階級をいただき、年5日間の予備自衛官訓練に励んでおります。また、「福岡公募予備自 の会」という親睦団体の会長としても活動しております。
 折角なので「福岡公募予備自の会」について、少し紹介しますと「福岡公募予備自の会」は、平成20年2月に故・川野芳春予備2等陸佐が福岡地本と協力のもと、公募予備自衛官の親睦、地本や訓練実施部隊との交流を目的に立ち上げた団体で、現在会員数66名、年に2回程度の親睦会を行い、相互の交流を深めています。26年度も7月に小倉、12月に博多で実施しました。ちなみに入会金や会費等は一切かからず、多種多様な経歴の公募予備自衛官が和気藹々と活動しています。私はその団体の2代目会長を拝命しており、自衛隊を応援したいとの思いで活動しております。
 そんな中、昨年末の忘年会で、福岡地本の方と懇談していた際、「じゃあ地本のHPを使って情報発信をしてみませんか?」とのお話をいただき、今回のコーナー新設に至ったわけです。
自衛官としての勤務はありませんが、それはそれで現職隊員とは違った目線からの様々な情報発信が出来るものと思っています。今後、我々から見た『自衛隊あるある』や予備自衛官補を受験される方へのアドバイス、訓練体験記などをどんどん掲載していきたいと思いますので、どうぞご期待ください。
 また公募予備自衛官以外の予備自衛官の皆さんとも積極的に交流していきたいと思います。併せてよろしくお願いいたします。

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