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 防大の学生の皆さん、地方防衛局をご存じですか?おそらく大多数の学生の皆さんは、ご存じないと思います。地方防衛局の職務に防衛補佐官という職があるのをご存じですか?初めて聞いた学生の皆さんが大多数と思います。地方防衛局は、平成19年9月1日に旧防衛施設局及び旧装備本部地方支部が組織改編されて全国8箇所に防衛行政全般の地方における拠点として新編された組織です。旧組織の基地周辺対策事業や装備品等の検査等の役割を担いつつ新たに地方公共団体等の理解と協力を確保するための事務(地方協力確保事務)を担っています。                                   
 私が所属する近畿中部防衛局は、近畿中部2府10県の防衛行政全般の地方拠点としての役割を担っています。

 防衛補佐官は、地方防衛局組織規則の中で次のように定められています。「地方防衛局には、それぞれ防衛補佐官一人を置く。防衛補佐官は、自衛官をもって充てる。
 防衛補佐官は、地方防衛局長の命を受けて、自衛隊の部隊及び機関、地方公共団体、条約に基づいて日本国内にある外国軍隊その他の関係機関との連絡及び調整に関する重要事項について企画及び立案に参加し、並びに地方防衛局の事務に関して、部隊の運用の見地から助言を行う.。」とあります。

 具体的には、局長が実施する防衛問題セミナー、知事等に対する防衛白書の説明に同席して局長の行う説明の補佐、FMラジオの収録のための事前準備や収録、現在は、東日本大震災を受けて近畿中部防衛局の大規模災害等検討プロジェクトの構成員として見直しのための企画や立案に参加し自衛隊の運用における見地から提言する等の様々な事項に参画しています。
 このため自らスケジュール管理を行い、限られた時間の中で、いかに周到に準備するか、また、臨機応変な柔軟な対応も求められます。・、上自衛隊の組織外での仕事であり、関係地方自治体等が対象となる仕事であるが故になおさら防大の目指している教育訓練方針である「幅広い視野」「科学的な思考力」「豊かな人間性」がいかに重要であるかをより実感しつつ日々の職務を遂行しています。

VOL.18  2011.6.23

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横浜開港祭の広報展示ブースに出展

 5月20日、G8ユースサミット代表団10名(一般大学生)が防大に研修に訪れました。
 研修当日は、記念講堂、総合情報図書館、学生舎などの施設や課業行進の見学のほか、防衛学教授による安全保障に関する講義を受講した後、本科学生と・フ討議を行いました。
 討議終了後、学生会館で懇親会を行い同世代の大学生として懇親を深めました。

 東日本大震災で被災された皆様,関係者の皆様に心からお見舞い申し上げますとともに被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
神奈川地本と同じブースで募集広報を実施

Vol.1(2010.7.22)
遠泳訓練開始、夏季定期訓練防大のおみやげ、受験生のためのQ&Aなど

Vol.2(2010.8.3)
遠泳訓練、新幹事着任、オープンキャンパスのお知らせ、田島教授が感謝状受賞など

Vol.3(2010.8.24)
オープンキャンパス特集(研究室、模擬授業、概況説明、個別相談、キャンパスツアーなど)

Vol.4(2010.9.7)
水泳大会、新防衛学群長着任、日米学生会議参加、女子ホッケー部1部昇格、災害対策訓練など

防大かわら版バックナンバー

6月2日に実施された第30回横浜開港祭2011において、展示ブースに出展しました。今回の出展は、自衛隊神奈川地方協力本部の全面的にご協力をいただき実現したもので、防大からの広報ブースへの出展は初めてのことです。
 展示ブースには、自衛隊神奈川地方協力本部による自衛官募集広報ブースの半分をお借りして防衛大学校の募集広報を実施しました。ブース正面には第31普通科連隊による軽装甲機動車や偵察用オートバイが展示されたほか、隣のブースは海上自衛隊横須賀地方総監部が南極の石を展示する等、たくさんの人でにぎわいました。
 防大では、「防大ツアー」の紹介や各種パンフレットを配布したほか、入学試験室は、6月5日と7月24日に実施するオープンキャンパスの紹介や入学試験の説明を実施しました。

昨年の遠泳訓練の様子
防大かわら版の感想をお寄せください。
 

防大の遠泳訓練について

第1学年の夏季定期・P練の最後に、8kmの遠泳を実施しております。ほぼ全員が8kmを泳ぎ切りますが、最初から決して全員が泳げるわけではありません。
 入校当初は、約3割の学生が100mすら泳ぐことができません。これらの泳力の低い学生に対しては、5月中旬から約1か月半、毎日1時間の補備訓練を実施しています。そして、その訓練が終了する6月末には、ほぼ全員が100mを3分以内に泳げるようになり、夏季定期訓練に突入します。
 夏季定期訓練に入ってからは、4週間をかけて、プール及び海面訓練(1km1回、2km4回、3km1回、4km1回)を実施して、段階的に泳力を高めます。そして、7月下旬に訓練の総仕上げとして、8km遠泳に挑戦します。

防大の在校生の皆さんへ。
  防大の教育訓練方針や学生綱領(廉恥・真勇・礼節)の3つの徳目は、将来幹部自衛官になった時にも 必須の資質です。学業、訓練、校友会活動そして学生生活の日々の生活を大切にされて自らを自らで  磨く心を持って頑張って下さい。将来の自衛隊のみならず日本を担っていく防大学生の一人一人の大成 を期待しています。

Vol.17(2011.5.16)
学生が震災地ボランティア、学生隊学生長を拝命して、カッター競技会、小川副大臣防大視察など

上記番組の企画を担当しました。 
          近畿中部防衛局 防衛補佐官
  1等陸佐  境 孝明  (32期)

田渕局長の橋下大阪府知事への防衛白書説明に同席 写真左奥が、境1佐】

 和歌山県有田郡湯浅町に所在するFMマザーシップ(88.9Mz)で、毎週土曜日1500から「田渕局長の防衛問答 近中でござる」を放送しています。
 6月第1週と第3週(再放送)は、「防衛大学校特集」を放送しました。 9月から防大生の募集の開始及び防大改革の報告書が6月1日に発表されたことからタイムリーな時期に特集を組むことで受験生、その御父兄と一般の方々にも幅広く防衛大学校の魅力を紹介し理解していただく内容にしています。 
 
受験生には、防大の受験・入学を志していただくような番組となるよう心がけました。番組の間には学生歌も流してもらいました。また坂口社長から特に地元和歌山県出身の防大在校生に激励のエールも送られています。放送の内容は、近畿中部防衛局のホームページでも聴けますので是非お聴き下さい!

田渕近畿中部防衛局長 FMマザーシップで「防衛大学校」をラジオ番組で紹介

G8ユースサミット日本側参加学生の防大研修

講義受講後、防衛学教授と研修学生

              収録風景
坂口緑FMマザーシップ社長と田渕眞二近畿中部防衛局長 

 受入れ担当の本科学生からのコメントです。
 「来年度G8ユースサミット防大研修の防大側責任者の市川倫々恵です。
 今回の研修は防大初めてのことでもあり・A討議内容や運営に不安がたくさんありました。
 しかし、事前勉強会を何度も開いたり、各種資料を集めて知識を高めるなどして、相手方に失礼のないように努めてきました。
 その効果もあってか、当日はレベルの高い討論をすることができ、普段は考えないような新しい視点を発見することができました。
 来年度は、防大生にもG8代表団の方々にも刺激のある研修にしていけるよう、頑張りたいと思います。」

Vol.5(2010.9.29)
防大改革に関する大臣指示、
ホームカミングデイ事前調整、防大に入校して など

Vol.6(2010.10.25)
中央観閲式参加、防大の食事、国体を終えて、FM放送による政府広報の紹介 など

Vol.7(2010.11.15)
先輩パイロットからのメッセージ、開校祭の案内、開校祭学生委員長、校友会の紹介など

Vol.8(2010.12.14)
開校祭関連、副大臣防大視察、ホームビジットデイ、本科4期生記念品贈呈、4学年学会発表など

Vol.9(2010.12.21)
海外派遣学生の所感Part1、留学生の学位取得、在学生からのアドバイスPart1 など

Vol.10(2011.1.19)
後期学生隊学生長指名行事、成人式で地元市長と懇談、海外派遣学生所感Part2、在学生アドバイスPart2 など

Vol.11(2011.2.8)
海外派遣学生所感Part3、防大OBからのメッセージ、学生の声(札幌地本広報誌)

Vol.12(2011.3.3)
海外派遣学生所感Part4、防大OBからのメッセージPart2

Vol.13(2011.3.15)
一般入試合格者の皆様へ〜入校のアドバイス

Vol.14(2011.3.17)
防大の4年間を振り返って、卒業ダンスパーティー

Vol.15(2011.3.31)
防大生が震災義援金、震災時住民が防大に避難、災害時に食事など

Vol.16(2011.4.15)
田中元教授が同窓会から感謝状、学校見学会、学生の声(北九州防大友の会広報誌)など

 昨年度は、5月中旬の補備訓練開始前は学生約550人中、E級150名、D級60名であり、約4割の学生が補備訓練を受けましたが、遠泳本番では、参加学生524名のうち、未完泳者は2名のみで、参加学生のほぼ全員が完泳しました。

(参考)
 補備訓練対象者について、E級は、平泳100m完泳不能の者(赤帽)、D級は、泳法に個癖が多く(4個以上)、100m平泳ぎタイムが悪い(3分以上)者で補備訓練を要すると思われる者)(黄帽)となっています。