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災害時の食事について
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大地震の際、津波警報を受け周辺住民の方々が防大に避難
防衛大学校学生隊は3月22日、東北地方太平洋沖地震において被害を受けた被災地を支援するため義援金約84万円を横須賀市役所において日本赤十字社に寄付しました。
今回の大地震の発生を期に、今回卒業した学生隊学生長である久保田政樹学生が中心となって呼びかけたものです。全学生から集まった募金は、義援金箱いっぱいになりました(写真中央)。
このことは、読売新聞横須賀地方版にも紹介されました
【防大生の食事−震災の影響に負けず!】
現在、大震災の影響で食品加工場が被災したり、計画停電の影響から十分な製品が揃えられない等の理由で購入ができない食材が一部生じています。一部の小中学校で学校給食を停止したところがある旨、報道されていました。しかし防大では学生に対し朝昼夕の三食を担っており、これを止めるわけにはいかない状況です。
防大では、予定通り入荷できない食品もありますが、主食である米は確保され、栄養士を中心に献立変更で対応し、学生に栄養不足を生じさせることなく食事の提供を行っています。
調理の現場でも、一日3時間の計画停電により、一部の調理器材が運用できなくなるという状況をどうにか克服し、食事を提供しています。停電により作業の手順を大幅に変え、残業を余儀なくされていますが、皆、懸命に対応しています。
食堂が停電で暗くなるときには、発電機を回して仮設の照明を用意し、少しでも快適な環境で食事がとれるよう努力も行っています。
給食係の職員たちは、約1,800名の学生の食事を担当する重責を十分自覚し、高い士気を維持しています。防大の「食」は、我々が守る!そんな気持ちだと思います。
学生も不自由な中、誰も不平も言わず対応してくれています。被災地のことを思い、「こんなときだから!」と耐えてくれているのだと思います。
地震が起きた3月11日から12日にかけて、大津波警報を・ッて避難されてきた周辺住民の方々を防大の武道場で受け入れましたが、この際も給食係の職員たちは、停電の暗闇の中で、泊まり込みで食事提供の作業を行いました。
地震の日以来、不規則な環境で疲れている職員もいますが、なんとか頑張っています!
東北地方太平洋沖地震が起きた3月11日から12日にかけて、津波警報を受け、防大周辺の馬堀・走水地域の周辺住民の方々約200名が広域避難地に指定されている防大に避難されてきました。津波警報は、横須賀市の沿岸全域へ防災無線で、「高台へ避難してください。」という文言とともに発表されたため、避難を希望する住民の方々が高台である防衛大学校へ集まって来られたものと思われます。
地震直後に発生した停電の中、防大では避難された方々に対し、武道場において、ランタンを点け石油ストーブで暖をとるとともに、水や毛布を準備し、レトルト食品と缶詰などの食事を提供しました。
大地震発生時に防大生のとった行動で近隣住民と思われる方々から感謝の声が届きましたので紹介します。
1 大地震直後に発生した停電により信号が機能しなくなった馬堀海岸駅前交差点付近など3カ所におい て、休みで外出中の学生数名が歩行者の安全を守るため、車を避けて横断するよう手助けしました。
2 埼玉県熊谷市で行われた、「全日本学生グライダー競技選手大会」に参加していた学生が会場におい て、大地震直後に、ワゴン車のラジオの音量を上げ地震情報を周囲の人たちにニュースを提供しました。
大地震の際の防大生の行いに対する感謝の声
震災に対し、防大生が義援金を寄付しました
避難された方々に提供されたレトルト食品や乾パンなどの食事です。
防大生にも携行食として提供されることがありますが、これらの食品は、被災地優先ということで
現在、入手しにくくなっています。
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