平成15年12月の課外講演 12月の課外講演は、以下のとおりでした。
月 日 | 講 師 | 講演題目 | 講演内容 |
12月 3日 (水)
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神戸大学 大学院 経営学研究科 教授 坂下 昭宣氏 |
『意味の組織論』としての組織シンボリズム |
組織をマネジメントする上で、組織の中に自然発生的に形成される文化、すなわち 組織文化が重要な役割を果たす。組織文化を社会学の機能主義と解釈主義の立場に依 拠し、異なる視座から組織文化の比較検討をおこなうことが必要であると話された。 |
12月 17日 (水) |
弘前大学 理工学部 電子情報システム工学科 物質材料研究機構 超伝導材料 研究センター 教授 山下 努氏
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超伝導エレクトロニクスの展望 |
超伝導の基礎的性質の平易な説明から始まり、超伝導の様々な応用特
にリニア新幹線の実現に向けての展望や新しい省電力高速情報処理の基礎研究を詳し
く解説され、これらを通して科学技術の夢について語られた。
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12月 17日 (水)
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電気通信大学 電子工学科 教授 早川 正士氏 |
電磁気現象を用いた地震予知の可能性 |
地震が始まると地殻内で電磁波が発生する。この電磁波が大気、電離層に影響を与 えるため、電磁波を観測することにより、地震の数日前から地震の生じる日及び地震の大きさで あるマグニチュードが予測できると解説された。 |
12月 24日 (水) |
東京大学 工学部 教授 田中 正人氏
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すべり軸受けの流体潤滑と回転機械の振動 |
ガスタービンやコンプレッサ等回転機械には、「すべり軸受」が用い
られている。機械工学の基本要素技術で、安定した回転機械を実現するための「潤滑」
と呼ばれる学問分野ついて話された。装備機械を構成している各種回転機械を円滑に
運営するための貴重な知見を得られた。
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