防大かわら版VOL.49

2014年10月17日

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水泳競技会参加の所感

平成26年度の水泳競技会は平成26年9月5日(金)に実施しました。

競技結果

  優勝 第1大隊  2位 第4大隊  3位 第3大隊  4位 第2大隊

3学年 中村 瞭一 道立札幌東高校(北海道)

私は、今年の水泳競技会に選手として出場するとともに、運営スタッフの一員として競技会に参加しました。
 選手としては、2年連続で水球競技に出場にしました。昨年は、初戦敗退で非常に悔しい思いをしたため、その悔しさを晴らすためにも、5月末から仲間と練習を積んできました。練習は大変でしたが、チーム全員が優勝という目標に一致団結して練習に参加したため、大会当日も適度な緊張感のもと、全員がのびのびとプレーして力を出し切ることが出来ました。その結果、優勝できたことはとても嬉しかったです。第1大隊としても3年ぶりに優勝することができ、自分も大隊に貢献できたことを誇らしく思いました。
 また、スタッフとしては、どのようにすれば更に効率的・効果的な練習ができるか、また、運営責任者をどのようにサポートすればよいか等、スタッフとして初めて競技会に臨むにあたり考えることが様々あり、とても貴重な体験となりました。今回の経験を生かして、今後の教育訓練、学生舎生活及び校友会で頑張りたいと思います。

4学年 加瀬 正尭 私立東邦大学付属東邦高校(千葉県) 

9月5日に水泳競技会が行われた。私はその中で第2大隊の責任者として参加した。結果は大差での4位。完全な敗北だったと思う。グランドスラムがかかっていた我が大隊としては許される結果ではない。今回は責任者として競技会に参加して感じたことを書きたいと思う。
 今回の大敗北は大隊員の掌握ができていなかったことにあると思う。
 これは私の力不足と組織的な運営ができていなかったことが原因であると思う。私がひとりひとりをきちんと把握できず漏れが出てしまった。また、組織的な運営もできていなかったと思う。大隊員500人ほどを掌握するのは難しいと思うが方法はいろいろあると思う。各中隊責任者、各パート長を上手く使うこと、そして組織的に全体を把握すること。この点に関しては定期的にミーティングを行い各スタッフとのコミュニケーションをもっととって運営していくことが必要だと感じた。
 今回水泳競技会の大隊責任者をやらせてもらって多くのことを学びました。特に幹部になる時に大事な部下の把握の仕方です。これを今後の自衛隊人生に生かしてきたいと思います。

4学年 長谷部 紀彦 市立千葉高校(千葉県)

防衛大学校の夏の風物詩、水泳競技会。個人戦、リレー、水球など様々な種目の総合点を大隊対抗方式で競うこの競技会で、私は大隊責任者という役職を務めることができた。責任者につくに当たり、私がまずこだわった事は、大隊で優勝を勝ち取ることである。そのための作戦を練りに練り、編み出した作戦は、各種目においてギリギリのタイムで競り勝ち、1位を数多く獲得していくというものであった。これを実行するため、大隊の全学生のタイム計測を行い、それをもとに全種目で1位が獲得できるよう各学生の出場種目を決定していった。その作業量は膨大であり、何度も投げ出しそうになったが、大隊の皆と勝利を分かち合うために他のスタッフと協力しながら綿密にエントリー表を作成した。本番の競技が始まるまで不安に押しつぶされそうな毎日であったが、優勝を確信していた。
 競技会当日、選手の力泳と各大隊の熱烈な応援によりプールは大いに盛り上がった。緻密な作戦に自信をもって臨んだものの、僅差で敗れるレースが続き、我が大隊は第3位という結果に終わってしまった。しかしながら、勝利への思い、応援の勢いは他のどの大隊にも勝てた自信がある。結果への悔しさをバネに、次の競技会である開校祭の棒倒しでは絶対に優勝しようと思う。
 最後に、いつも私を周りで支えてくれたスタッフを始めとする大隊のみんな、本当にありがとうございました。 

3学年 山下 大介 私立金光八尾高校(大阪府)

今回の水泳競技会では、ライフジャケット着衣泳競技に参加しました。2ヵ月以上もの間、仲間とともに優勝だけを目指し、集中して日々の練習に取り組んできました。短い練習期間ではありましたが、充実した練習になるように、考え、話し合いをかさねました。特に今回は着衣泳自体が初経験である学生が多かったことから、着衣泳に慣れることを主眼において練習量を増やし、競技者全員が十分な練習ができるよう工夫しました。
 結果はほぼ同着という僅差で2着でした。この競技においては昨年度も4大隊が優勝し2連覇のかかったレースであっただけに、重要な場面で良い結果を残すことができず非常に残念な思いです。
 来年度はさらなる団結と泳力を強化し、再びライフジャケット着衣泳競技に参加し、勝利をつかむことができるよう努力したいと思います。
 また、応援においては、4大隊特有の応援団『白焔』として応援席の最前線に立ち、4大隊の勝利のために選手の鼓舞に死力を尽くしました。応援の振付や声を大きくすることで、大隊員の闘争心に火をつけ、雰囲気を盛り上げることに貢献できたと思います。
 来年度の競技会をはじめとする各種イベントにおいては、今までのように責任者を補佐し、ついていく立場ではなく、自らその責任者となり、同期及び下級生をリードし、様々な機会を活用して大隊のため、そして自分を成長させるために尽力していきたいと考えています。

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