防衛大学校受験の勧め

防衛大学校長國分良成の写真

防衛大学校では、日本の国防と日本人の安全・安心社会の確保に関心のある人、組織の上に立ってリーダーとなることに関心のある人、そして情熱と積極性を持つ受験生の皆さんをお待ちしています。

防衛大学校は、自衛隊のリーダー(幹部自衛官)となる人たちを育成する日本で唯一の大学教育機関です。防衛大学校は、防衛省の機関ですので「大学校」と称していますが、一般大学と同じ4年制の教育を実施し、卒業時には学位を授与しています。この点からは、何ら一般大学と変わるところはありません。

他方、防衛大学校では、4年制の大学教育を受けながら、英語能力を身につけ、学生の約10パーセントが海外短期留学することができます。キャンパスには留学生が多数おり、また、海外の士官学校の学生の訪問も頻繁にあることから、国際的な雰囲気に満ち溢れています。そして毎年、国際的視野を広げる目的で、学生たちの自主的な運営によって国際士官候補生会議が開催されています。今後とも、防大生の国際化については積極的に励むつもりです。

防衛大学校は、こうした国際交流を重視する一方で、全員運動部に所属して体力の向上を目指すことに力点を置いた大学でもあります。

防衛大学校は毎年約480名を基準に学生を採用しますが、その内訳は約105名が人文社会科学系、約375名が理工学系です。人文社会科学系では3学科、理工学系では11学科があり、学生は現代社会に関連の深い、多様な14分野のうち1つを専攻します。学生の専攻分野は2学年に進むときに決まりますが、1学年生は教養教育科目を重点的に学びます。英語教育、情報処理、日本語表現能力のほか、憲法、歴史、政治学などの人社系基礎科目、数学、物理、化学などの理工系の基礎科目を習得します。

一方、防衛大学校の教官数は約330名で、これは学生5.8人に1人の割合になり、全国でももっとも望ましい規模で少人数教育が行われています。

防衛大学校のもう一つの特徴として、制服教官(幹部自衛官)による防衛学の授業があります。戦史や国防論、戦略論など、一般大学では見られない、防衛大学校ならではの教育科目です。この意味で、防衛大学校は、将来の日本の国防の任につくためのリーダーとしての資質を磨く「士官学校」でもあり、人間性の育成にも努めているのです。

結びに、防衛大学校は、横須賀の三浦半島の先端に位置し、東京湾を望み、富士山を仰ぐ風光明媚な自然環境に恵まれた空間にあります。防衛大学校は、若人が4年間の大学生活を過ごすのに最適な大学であることを、確信をもってお伝えします。

全教職員を挙げて、皆さんの積極的な受験をお待ちしています。

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